八木さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

八木

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スプリット(2017年製作の映画)

4.0

 「デビル」を見たときに、すっげえ小さいスケールの話なのに、最後は宗教的な空気をたっぷり纏って大きなスケールに変わってしまって、それが成功してんのかどうなのかも結局わからない、というような、全く変な作>>続きを読む

モンスタートラック(2016年製作の映画)

2.4

 車のエンジンがモンスターだったら、という要素から話を肉付けしていっただけなんだけども、なんでもアリにならない程度にトリッキーなカーレースシーンを作っていて、制作サイドの「B級として必要なことやります>>続きを読む

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

4.1

 子どもが馬鹿やって、それを押し通していく話が受け付けない気質なので、終盤からラストにかけての展開は気分を落ち着けるのにちょうど良かった。もっときつくてもよかった。関係ないが、僕がコナンを受け付けない>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.5

 1作目予習した流れでこちらを鑑賞。体にマーベルというものが全く合わないので、この映画の、おそらくストロングポイントとしてのメタヒーロー、メタマーベル的であること自体も、やっぱ僕にとっては単なるマーベ>>続きを読む

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.5

 夏に新しいのくるらしいので予習をば。夏まで生きてるのかしらね。
 キックアスが「持たざる者が正義の味方をやることによって生じる無理」を描いて現代性を持たせた映画だったイメージがありますけども、こちら
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.0

 最新作用に予習してみた。
 荒唐無稽をそのまんまビッグバジェットで真剣に映像化してて楽しかった。日本人なもんで、この手の映画にそれほど興味なくても「無視できない加点対象」があると思う。マコ背景の大盛
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

2.0

 わりとひどいんじゃなかろうか。
 「ピーケイ」も「きっと、うまくいく」も見ていないまんまの鑑賞です。アーミル・カーンという映画人がどんくらいジャイアントなのか体感したかったのですが、別に脚本も監督も
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.5

 スパイ映画におけるスパイがなんでスパイになっていったのか、というスパイ初めて物語(ヒューマンドラマ)という感じでございました。ほのぼのはしていません。
 スパイ映画的スパイというものは、任務を楽しん
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.3

 とても良く出来ている映画でした。が、テーマ的には自分と合うものではなかったです。好きな人が大勢いて当然の映画だろうなあと思うところです。こんだけ合わなさを感じていたとしても、合う人にはぜひ見に行って>>続きを読む

トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

 個人的に「お話に興味を持たせるタネを最後まで明かさない」という構成があんまり好きじゃないのですが、この映画そういうタイプの映画であったし、その上で明かされたタネが納得いくものでもなかったので、頑張っ>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.4

 4周遅れくらいで鑑賞。ララランドと同じ監督さんなんですね。予習しときゃよかったよ。
 ジャズ愛・音楽愛についての話なのかなあと思って見ていたら、全然そういう話でもなかった。フレッチャーは、自分の生徒
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.6

 「美女と野獣へのアンサーみたいな映画だな」と思ったら、撮った人も近いことインタビューで言ってるらしくて納得した。
 冒頭に美しい音楽と水中の映像を流したと思ったら、その音楽のまま「掛け値無く美しい」
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マンハント(2018年製作の映画)

4.0

 全部見終わって「脚本家は?泡盛5杯くらい飲みながら一人で書いたの?」と思って注目していると、複数人によるクレジットが。これは責任者を一人にするのを避けた結果なのか、全員でちゃんと力を合わせて書いた結>>続きを読む

ダークタワー(2017年製作の映画)

2.0

 時間が合ったので鑑賞。
 スティーブン・キングのことを「ホラーっぽいの書く人」程度の認識しかしておらず(3本くらい読んだのに)、こんなおもっくそファンタジーな感じの原作で大丈夫かしら、と思っていたら
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劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2017年製作の映画)

3.8

 まったく不可避な事態を受けて鑑賞した。原作もアニメも見たことありません。
 ロボット物のアニメ自体、まともに触れるのが何年ぶりだかわかりませんが、見ると心が躍っている自分がいました。指令センター的な
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.5

 すごくいいものを見た、気がするけどエンタメとして見たら薄味。この感触こそテアトルシネマ系列。大体この感じになる。
 移民の問題について、今のところ否定も肯定も意見を持ち合わせておらず、外国の移民につ
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ジオストーム(2017年製作の映画)

2.0

 「アルマゲドンみたいなやつじゃね」と思ったらそうだった。最近見たから余計にそう思った。予告編を数度浴びた結果「そういう映画なんじゃね」と思って見始めたら、ディザスタームービーに特に知識のない僕が既視>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.3

 何か話題になっていたので見たら超楽しかった。
 大体どんな話か理解したうえで見始めたけど、侵入先のおじさんがガッチリ狂人で、平凡な悪人がとにかく恐怖して、それが見ている側に伝わるのがとてもよい。侵入
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デス・レース(2008年製作の映画)

3.0

 デスレース2000は見ていない状態なので、どう改変されているかはよくわかりません。近いうち見よう。
 幾つか積み残しのステイサムという理由で借りましたが、監督脚本はポールWSアンダーソンということで
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

5.0

 とても好きな映画なのでさんざん考えたけど全然感想書けなかった。新年なので見てました。91分で短いし、最後のシーンのメッセージとオーシャンゼリゼは感動するし、ぼんやり見ててもインド観光気分で面白い。>>続きを読む

藁の楯(2013年製作の映画)

3.5

 不可避な事態を受けて鑑賞した。
 冒頭の銃の反動の演技が甘いことと、松嶋菜々子の演技(か、キャラ自体か)が若干安いことが妙にマッチしていて、「これはあんまり難しいこと考える必要のない映画じゃなかろう
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

2.3

 ポスター見るとホラーを頂ける感じなのに、違った。見終わると「プロモーションの方向に苦しんでたんかなあ」とその迷い自体は理解できる。ホラーと思わないで見れば楽しめるところも多かった。原作と、初代の映画>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

2.4

 良質ソフト台無し案件じゃなかろうか。
 この映画って、長く続けられるシリーズになりうると思ってて、プログラムピクチャー的にいくつかの要素を入れる必要があると勝手に思ってたんですけど、監督も変わったせ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.4

 少年たちの成長譚でございました。
 ホラーの根幹は、この映画においてはほぼ説明を必要としないペニーワイズという理不尽なキャラクターによるものです。怖そうな音楽・効果音に加えて「あると思ったらない」「
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.1

 前作で「一般的感覚を持つ人間からみたシリーズ」という切り口や、レジスタンスのチーム感を積み上げながらこの空中戦だったよくわからない戦争を見せたことで、魅力の確立されたキャラとの相乗効果で面白さ爆発だ>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

2.8

 全く不可避な事態を受けて鑑賞しました。こんくらいビッグタイトルだったら消費する時間以上に見ること自体の価値がありますね(愛のない発言)。なんというか、様々な場面でアルマゲドンという映画についての例え>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.9

 この原作なら予習しなくてよいと思った(読んだ)。原作をこのタイミングで初めて読んだ人間の感想としては、どの媒体かで出会う一発目のオリエント急行殺人事件は、多分最高に面白いものなんだろうな、ということ>>続きを読む

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

 見終わってスタッフクレジットに「スティーヴン・ソダーバーグ」が出た時に『だからか』といろいろと腑に落ちた。
 古くはオーシャンズ12、13を見た時に、展開や種明かしに全くついていけていない自分に対し
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.4

 最新作のために予習(蛇足)。
 『突然始まったシリーズ1作目』の前日譚であるこの映画を見て、やっぱ突然始まった感を禁じ得ないことについて、改めて「銀河で遥か昔に戦争があったんだから仕方がないね」とあ
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泥棒役者(2017年製作の映画)

1.8

 コメディ映画なんだけど、コメディ部分がストーリー上でうまく埋め込まれているように見えなかった。あと、コメディ部分が面白くなかった。コメディやるのって、脚本にも役者さんの腕にもかなり依存すると思うけど>>続きを読む

グッド・タイム(2017年製作の映画)

4.0

 すごく感想に困ります。はっきりしてんのは、音楽は合わなかった。僕にとってはうるさかった。あと、チキン屋駐車場で、ものすごく不自然に仮出所の話を長々(再現映像付きで)話すところはそれまでのお話の転がし>>続きを読む

はじまりの街(2016年製作の映画)

2.3

 子どもの造形がよくできていると思う。主人公のヴァレリオが、きっちり「理由なき反抗」が出せていることが、健全で特に問題のない姿に見えた。そして、一般的な中学生程度の子どもって超気持ち悪いな、という素直>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.6

 最新作に向けて予習(やるだけやった)。
 メチャクチャ面白い。そして、もうSWシリーズを冷静に判断できなくなってきてる自分がいる。前三部作の共和国主要三キャラが、そのまま年齢を重ねて出てきたとき、テ
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.4

 SNS舐めんな、と企業からクレーム来そうなお手軽感。予告編見た段階で「すべてをシェアすることが正義」という主張に同意する集団の中心にエマ・ワトソンがいて「この前後にどんな展開があっても納得して観るの>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.2

 最新作に向けて予習(休日霧散)。
 どうしようもない人間好きからするとたまらん。このシリーズは、帝国が”世界のため”に作った要塞を「デス・スター」とか迂闊な名前を付けている時点で、善悪を明確に色分け
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.5

 最新作に向けて予習(140分超えは有罪)。
 意外といけた、って書くとルーカス監督作のハードルがどんだけ下がってるのかという感じですな。まあ、EP1のわりと根っこの方の映画的な魅力の薄さに対して「お
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