biyaさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

想像力の必要性と自分にはどうやってもコントロール出来ない事象があることを考えた映画。
オッペンハイマーは科学者のチームと街を作り自分たちの全ての知識をフル動員して新しい科学の結晶、原爆を作る仕事への言
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

前作を結構忘れてたけど物語とアクションが随所に展開されて最後まで息つかせぬ勢い。
クレイジー従兄弟(従兄弟初登場のナイフを渡す小太りな部下、殺されないんかいって感じで良かった)、誰が観ても今にも失脚し
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

期待しながら観に行って、その期待を遥かに超える傑作。人に優しくする、想う、気遣うのは何故かとかそもそもの源泉はどこにあるのかを考えてた。それは経験だったり、興味だったり人によって違うんだろうけど、この>>続きを読む

ヴェルクマイスター・ハーモニー(2000年製作の映画)

-

楽しみにしてたのにほぼ寝てしまった。最初の酒場のカットでは、太陽、地球、月に見立てた酒場のごろつきたちとのごっこ遊びは何か起こりそうで見入る。どこかに全員でカチ込みし終えた後のランカンに映る影と下にパ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

貧困層で何者でもない青年が、大衆を動かすジョーカーになるまでのストーリー。どこかの映画のレビューで、誰にでもジョーカーになる可能性はあると言っていたけど、確かにそう思わせる、絶望的に住みたくはない家の>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

飛行機内で寝落ちするかしないかの狭間で見てたため、はっきり全てを観た感が無い。さよならは言わないまたどこかで会えるというとこと未開の地、興味のままなのか惰性なのかでさすらう主人公に、旅をする心情がリン>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.4

開幕のシュルツとジャンゴが出会うシーンの皮肉コミニュケーションのキャッチボールが最高。タランティーノは前の会話のフリを活かして、必ずオチがつく会話で、現実では絶対こんな会話毎回は繰り広げていないんだろ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

間の抜けた不協和音が終わっても頭から抜けない。プアーティングス、哀れなるものたち、どこか不完全な愛すべき人たちにぴったりじゃん。
開幕モノクロで馬場が行きかい(なぜかゴットの場所は馬の頭だけついてる自
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーテリングは面白い、こういう本読みをしているだけで俺たち、見る観客はストーリーをフィクションとして追えるんだと思った。合間合間に挟まれる舞台を想起させるカットも効果を生んでいるようで。朗読や演>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ良かった。分からないことが多いんだけどその背景を考えたくなる余白が多い映画。
まず役所広司が超自然で良い。言葉が少ないキャラなのに多分このまま永遠見てられるあり様。この人は何に影響を受けて
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

不器用な中年の男と女のうぶい恋の話。携帯のやり取りをしない現代設定ってなんだよ!登場人物が皆、2人以上で出てきても1人でいる時のテンション、雰囲気、会話を無理にしない感じが少し癖になる。ロボットみたい>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

役所広司に不器用な役をやらせたらそりゃハマるよ。周りの人が良い人すぎたりやな奴すぎるけど、普通に生きていて遭遇する社会的圧力というか、障がい者の真似をするとか、さすがにカツアゲはもう無いと思うけど、生>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

現実に暗殺者がいたら?を体現する映画。死体入ってますよ、すりおろし機で戦おうと一瞬逡巡などの所々のギャグが笑える。殺し屋は会話に飢えている、音楽も暇だから聴く、人の話を聞いてしまう性。スミス祭り。ジュ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

デカプリオの歯と振る舞いと身振りが無茶苦茶上品ぶってる下衆で最高。歯で身なりや出自をそれとなく語らせるってヤバい、こんなにプリオの歯に注目する映画はなかった。インスリン1発目の夫婦喧嘩のほほほほインデ>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

ケンワタナベ、こういう映画に合うわー。テンポ良くて最後までハラハラする。ラストの微笑みがしっくり来なく、人間側もこんなにも単純にAIを滅すように一方的に攻撃してて、反して機械側も最後に敵のでかい機械ぶ>>続きを読む

ソゴビ(2002年製作の映画)

3.9

35カットの摩訶不思議睡眠誘発不可思議映画。霧のシガーロス の木、海、砂漠などどこなんだろうここは的な不思議な気分に。だけどいかんせんワンカットがながくて眠くなる。イメフォは満杯でファンが多いんだな>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった。途中寝ちゃったけど。人の全体の身体の動きや感情が見える引き中心の、ここしか置くところない、というか最高の位置にカメラがあってショットが極上。チチをなじるミンのエレベーターカットか>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

先週の日曜に観た。冒頭寝てしまう。キャラやギミックが可愛かったりヘンテコで見た事ないから面白い。特にアオサギ親父のキャラは良い。
だがどうしても主人公が不可思議な事象含め世界全てをほぼ動じる事なく理解
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フェイシズ(1968年製作の映画)

4.0

大学生の時に観ていて、冒頭の映画の試写シーンとラストの逃走シーンだけ覚えていた。そんで今回も主人公と奥さんのタバコを巡る諍いの前で寝てしまう。
冒頭の人の酔っている姿のつまらんジョークはあるある。
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

2回観て時間が経った。
インディジョーンズを小学校の時に初めて金曜ロードショーか何かのテレビで観てからビデオに録画して、ビデオのタイトル貼るシールが擦り切れるほどに魔球の伝説やら失われたアークやら最後
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眠る虫(2019年製作の映画)

3.2

エンディングロールのバスの運転と同じ方向でクレジットが流れるのは格好良かった。エンドロールは格好良く作るべきだと思った。あとは幽霊の声を録音して歌を作るところ、大学生は今日の目的地を最短で行かなくて良>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

安藤さくら、瑛太、田中裕子、子供2人の芝居がナチュラルで素晴らしかった。物語は自分の主観から見ていることなんて、部分的なものに過ぎない的なストーリー。
子供たちの土砂崩れ前の、警報で出発の合図と言って
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

そこそこの運動してから観たため、展開が早いのに何故か眠くて少し寝てしまった。
自分のアナザーの可能性から経験を引っ張って自分の能力にするアイデアはめちゃ面白い。力技の家族愛で、ラストお爺ちゃんが何故か
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

最初の映画撮影で、カメラ借りるマニーとスターサイレント女優ネリー、死人が出る戦争シーンと飲み過ぎブラピのシャキッと芝居がドタバタでスピード感あり、自主映画っぽくもあって良かった。
その後のトーキー映画
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.9

ホームアローンの大人ハンマーバイオレンス版。やたら尖ったものの描写が痛そうでこちらまで顔が歪む。星とか釘とか。
スカッと気持ちいい映画ではある。

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

戦メリ、中学の時の友達がピアノ弾いてくれた印象だけでいつか観ようと思っててやっと劇場で観れた。

たけしの芝居が半端なくたけしでめちゃくちゃ良い。戦場のメリークリスマスと謳っているから、メリークリスマ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

コートの中。ぬるぬるアニメーションとスピードで自分がこーとにいるような感覚。漫画よりも実体験としてバスケを感じられる。このスピードの中で花道の神出鬼没さが異次元。ラストの花道と流川も分かってて鳥肌がぶ>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

終始フィルムのざらつきが良い。カットも全て気合いに満ちている気がした。常に電車は絵の中で走ってるし、職質後の夜の高架下のカット、電車の光でめちゃくちゃ格好良くて痺れた。
岸井ゆきのの、何考えているか分
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ボクらのホームパーティー(2022年製作の映画)

4.0

嗜好類似する男性好きなメンバーが一同に介する場がむちゃ貴重じゃないかと思えた。縁って大事やなあと思えた、マスタベ洗濯機は笑える。ラスト多分強引に笑顔になって写真撮っても、結構関係性は崩れたり新しくなる>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

お客さんは中高生や学生が多くて自分的に珍しい客層に混じって見る。深津絵里と伊藤沙莉の声はやっぱ良い。聴き心地良くて。絵が綺麗すぎて悲しいシーンや絶望的なシーンがそう見えずにノレない。一目惚れのシーンも>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.6

祭り映画。ストーリーとウォーターとファイアーって何だよ。インターバル含め良い感じで気が抜けてて良い。
余計な恋愛なく、涙!復讐!友情!勝利!で潔いしみんな感情極端に入っていてパワーありすぎる。見た後疲
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

ホラー映画が途中でギャグになる。ストーリー良く思いついたなこれ。ラストの家のバトルのシャンデリアダブルキックは勢いに笑える。ただループするじゃなくて、弱りつつループって有限設定が物語をヒリつかせて良い>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思い出のマーニーの母娘版。あらすじは全く見ずに観た。やたら二つの家の家の作りが同じで不思議な感じがしたが、二人が親子だとは娘が言うまで気づかず。というか前半眠気と戦っていてあまり覚えておらず。(終わっ>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

なんてヘンテコな映画。宇宙円盤が生きていて布見たいなフワフワなクリオネ形状で気管支が弱点で喉詰まらせて小規模に爆発するなんて前代未聞。発想が最高。
歴史に名を刻めなかったものの名を刻むストーリー。一致
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