午後の山さんの映画レビュー・感想・評価

午後の山

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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

女の子になれないロール、林のなかを走り抜けた先にある小さな広場で、男の子とサッカーをする姿がいちばん輝いていた。静かに語りかけてくる美しいフランス映画。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

5.0

人の温かさともろさ、情の深さとやり場のない怒り、心の奥深くに沈めて日常を過ごすが、その炎は燃え盛ったままだった。人としてどこまでも美しい。3人の思いあふれる熱演が突き刺さる名作。

赤ひげ(1965年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

療養所で生活の世話をするおばさん達がいちばん輝いてみえた。善し悪しの区別を第一とする人の輪がそこにあった。療養しつつ共に働くおとよ(二木てるみ)を、娼家の女主人(杉村春子)が迎えに乗り込んできたとき、>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、休学して実家の淡路島に引きこもるイノギのもとに、ホリガイが船で向かっているとき、2人はスクリーンから飛び出してしまった。佐久間由衣さんはホリガイそのもの、奈緒さんはイノギそのものだった。ホリガ>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

5.0

美味しくいただく小豆の心の声にも耳を傾けたり、働けたことに感激したり、そんな幸せなひとはいない。オーナーに縛られる千太郎(永瀬さん)、中学生活に馴染めないワカナ(内田伽羅さん、希林さんの実孫)、そして>>続きを読む

くじらびと(2021年製作の映画)

4.0

ひとは街に流れてゆく。大人たちが皆でクジラをさばく風景、クジラの肉と山村の農産物を物々交換する風景、そして子供たちが遊びながらそれを手伝うキラキラした風景こそ、ひとが住むべき世界。

いとみち(2020年製作の映画)

5.0

スクリーンが美しい。自分の居場所で働く人が美しくたくましい。津軽弁、三味線、メイドカフェ、母の居ない家、岩木山をのぞむ町、大好きな1本。

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.0

映画が好きで好きでたまらない。そんな2人の想いがじんわり伝わってくる。高畑充希は、もぎり子にしか見えない。とびきり輝いている。失ってはじめて気づく町の小さな映画館のおもみ。クソじじい!って叫んでるのに>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.0

人々が暮らす町の佇まい、家で過ごす時間、特別なことは起こらないけれど、そんな日常が美しい。そこに目を向けさせてくれる優しく力強い作品。

エデンの東(1954年製作の映画)

4.0

はじめに曲が流れただけでダメだった。ジェームス・ディーンのナイーブな世界にひきこまれてゆく。今は逢えぬ面影むねに。けれど、スクリーンでずっと生きつづけている。

大河への道(2022年製作の映画)

4.0

デフォルメのない真面目な人のこっけいさ、これがいちばん笑える。そんな人が大事にする人達の夢を成就させるため、さりげなく自らの命をかける様、これが心をうつ。中井貴一のほんとに名演技、松山ケンイチの絶妙な>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

5.0

観た次の日もずっと続く幸せな気持ち、初めてのような気がする。登場する役者さんが素晴らしく、日常をうつす映像が心地よく、そして全編を流れる音楽、こんな映画音楽ずっと待っていた。音楽とともに昇華する映画は>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

5.0

自分を信じて前に進む、4人それぞれ違うけれどアニメへの思いはみな熱い。スタッフと仕上げていく作品は、アニメという分野の芸術として、傷ついた人の心にも届けられていく。エクレアが食べたくなった、もちろんチ>>続きを読む

わんぱく戦争 デジタルリマスター版(1961年製作の映画)

4.0

わんぱく戦争でできあがる隣り村とのつながり、転んでも転んでもケロリと立ち上がるわんぱく少年のたくましさ、名子役が大人たちに届ける名作。

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.0

夏休み、優しい今の父のもとを離れ、ちょっとだけ前の実父とバカンス、ほんの少しせつないけれど笑顔いっぱい。萌歌さんはカメラ越しだと思わせないから、こっちまで楽しくなる。

かば(2021年製作の映画)

5.0

大感動作。パッチギを見たときの衝撃が少しよみがえった。人として生徒たちと向き合う先生がたしかに居た。

復讐者たち(2020年製作の映画)

3.0

戦後、元ナチス将校を探しだし復しゅうするユダヤ人の地か組織、死には死をもって復しゅう、それでは永遠に終わらないのだけれども。

ジュゼップ 戦場の画家(2020年製作の映画)

3.0

味わいのある芸術的なアニメが動く世界、しかもフランス語。捕虜の絵描きにこっそりと筆を渡す心優しい看守も戦争の被害者、勝った者なんていない。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

見ている側も青春させられてしまう。伊藤万理華さんのまっ直ぐな熱演にそうさせられたのだろう。いい空気すったー。

明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

4.0

スカッとする南米の復しゅう劇。うまくやる事、仲間を大切にする事、たしかに。

キネマの神様(2021年製作の映画)

5.0

古き良きキネマの時代、映画愛いっぱいの作品だった。ここでも菅田&永野の名演ぶりは際立っていた。

少年の君(2019年製作の映画)

5.0

衝撃的なストーリーに圧倒されない周冬雨(チョウ・ドンユイ)の淡々とした怪演、最後まで彼女を追いつづけていた。中国のすばらしい女優さん発見。

二十四の瞳(1954年製作の映画)

5.0

見終わった後、ひざが震えて、映画館を出たところで転んだ。あまりにも美しく、悲しく、温かな映画だった。戦争は庶民の暮らしをひょう変させる。でも人は強くて、優しくて、温かい。きっと見つかる。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

おじさんと姪っ子、それぞれ生きづらい世界でけんめいに自分だけの羽を広げる。その姿はただ美しい。

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.0

平成、令和の大スターの共演。強さ、はかなさなど見る者に様々な共感を抱かせる。映画館のハコが見終わった後も、2人に支配されていた。

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

5.0

メインキャストからほとばしるセリフの緊張感、躍動する銀幕、日本映画が紡いできた興奮と感動が、またひと華咲かせた。しみる。カッコイイ。

やすらぎの森(2019年製作の映画)

4.0

いくつになっても追いもとめる自由、いくつになっても訪れる希望、ケベックの森がすべて包みこむ。目の前には、ただ今があるだけ。

のさりの島(2020年製作の映画)

3.0

杉原さんの巧みな演技と、小倉さんの情熱伝わる演技でスクリーンが充たされた。静かに流れていく独特のシーンが心地いい。

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

成田凌、彼のような演技力の役者さんは見たことがない。清原さんとの会話だけで十分楽しめる映画だった。彼は日本のスター。

5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

2.0

今もフランスの東北地方で使われるアルザス言、その地域の偏見や男性優位社会、1960年代後半にフランスでは日本と同じような意識があった。映画はちょっとバタバタだったのかな。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

5.0

今さら知る、ジュリア・ロバーツのキュートさ、中学生の頃の映画ファンにひき戻された。映画はスターを見るためのものでもあった。

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.0

人の垣根を超える情熱と感動、力強く切り開いてゆく。彼女も父の前では一人の少女だった。町の人たちは彼女がビッグになり、この小さな教会から去るのを惜しんだ。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.0

役者さんの迫真の演技に尽きる。尾野さんはもちろん、片山さん、永瀬さんと、そして和田さんのナチュラルで力強い存在感に注目、4人とも役づくりがスゴい。

ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

5.0

またまたフランス映画、そして大好きなカトリーヌ・フロ、美しいスクリーンとともに、彼女が観る者をひっぱり込む。映画はすばらしい。

海辺の家族たち(2017年製作の映画)

5.0

フランスのリゾート地の港町、さびれてしまったが哀愁あふれる風景、家族がもつ過去の傷のかさぶたをはがして兄弟わかり合うまで、ゆっくり美しく時が流れる。これぞフランス映画、カメラ、光、音、人、どれもすばら>>続きを読む

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