山本さんの映画レビュー・感想・評価

山本

山本

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

荒川と城定の夜の長い会話。今泉作品には役者が「リアルさ」を飛び越えてしまう瞬間があるが、きまってマグカップが置かれているような気がする。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

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「炊飯器を使いました」に対する「へえ〜」がよかった。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

映画を撮りたくなる場所で映画を撮っていることが素晴らしい。
日本橋の喫茶店など、緩やかで張りのない会話は、「女性」だからこそシーンとして成り立つのではないかとふと思う。「女」の言葉、「女」の対話を映画
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

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コテコテしたユーモアが自分には合わなかった。
とはいえライフルのくだりはずるいし、向かいのブティックの清掃→自室に鳥が侵入するシークエンスは圧倒する。

空に住む(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「筋通せよ」「ひどい〜」

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

暗室で映画を観るという背徳的な行為

『七人のサムライミ』と『気狂いピエロ』の引用

緊張感を引っ張っておいて「嬉しい!」で終わる質屋のシークエンスにちびる

無無眠(2015年製作の映画)

4.0

最初のカットが渋谷スクランブル交差点笑笑

甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

4.0

一人でいるときに唐突に感情が揺らぎがち。映画らしい語り方ではないけど、独白する主人公に置いていかれるのも悪くないと思った。

前作の岡野陽一に続いて鈴木もぐらが出てきたのは、どこへの目配せなんだろう笑

人数の町(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

侵入者が二人、時間差で現れるのが『ロブスター』との違いか。
共同体への順応、脱出、逃避行というベタな展開を推し進める必要に応じて、規則を受け入れては破り、ヒロインに愛してると言い、チューターを殴る青山
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

頻繁する真上ショット(PC画面がダーッと流れる)は、新聞が刷られていくイメージに重なるのか!
悪玉/善玉に徹する内調の上司/東京新聞の上司も潔い。映画の人物造形はこんなもので十分。

ミスト(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

息子を捧げたことで霧が晴れたってこと??

劇場(2020年製作の映画)

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美容室に殴り込みに行く道中で仲間に出くわして飲みに行くシークエンスと、「舞台」の照明で松岡真由の顔が別人に映る瞬間はほんとうによかった。あと、原作に忠実に、渋谷と下北沢、下北沢と羽根木公園を結ぶ線上で>>続きを読む

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

4.5

キスが感染のメタファーとして機能していないように見えるのは、意図してのことなのか。

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