リオン66さんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

カジノ(1995年製作の映画)

3.8

全てを手に入れることはできない。それは誰しもに寿命があるようにわかりきったことだ。
だが、それでも人間は求め続ける。海の水を飲み続けるように、満たされることはない。人間の歴史とはその繰り返しなのかも
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.1

霧と雨。黒澤明へのリスペクト感じる本作。奉行所の場面もどことなく羅生門を感じさせる。
そして、内容や役者はさすがマーティンスコセッシ。抜かりはない。全てが万全だ。ただ、やはりロケ地が日本でないため
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

さすがスピルバーグ。あまり背景知識がない内容であっても、絶妙な展開と役者の演技からドラマが伝わる。緊迫感が伝わる。
そして、最後には見るものに知識を授け、次のステップへの切符を授けてくれる。もっ
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.7

幼少期で何度もテレビで放映されていて、ところどこを観ていたが今回、ようやく全てを鑑賞。
なるほど。良くも悪くもアメリカ映画というところだろう。だが、感染が広がっていくシーンは見事だった。
しかし
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スピーシーズ/種の起源(1995年製作の映画)

3.1

何も考えずに楽しむ映画。ところどころ、雑なCGで萎えてしまうが古い映画なので仕方がない。また、展開もイマイチだ。
それでもこの作品を支えようとする美術の頑張りを強く感じる。そんじゃそこらのB級映画と
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.7

誰が観ても一定の感動を与えられる映画。これは内容どうのこうのではなく、俳優の力によるものではないだろうか。
ジャックニコルソンとモーガンフリーマンという名優が揃えば鬼に金棒であろう。観ていて終始、
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.9

我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり。
とても上質なヒューマンドラマだ。さすが、クリントイーストウッド監督だというべきだろう。多少のくどさはあるものの、観ているものに湧き上がる感動
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天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

3.7

虚しい。セクシャルを感じれば、感じるほどに辛くなる。
どうしてここまで人は落ちなければいけいないのだろう。動物の中でももっとも賢いのに動物以下だ。
苦しい映画だ。

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.6

ミステリーものだが、どんでん返しの展開やあっと驚く推理を期待してはいけない。これはクリンイーストウッドの映画なのだから。
よって、この映画はドラマである。川の流れを時の流れとして描いた静かな映画だ
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.6

不覚にも感動してしまったのが正直な感想。ラストは予想外できるのに。。
クリント・イーストウッドが監督したロードムービー。
 イーストウッドはこういったドラマを見せるのが得意だ。映画を体験している人
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.0

エログロの展覧会。こういう映画のホラーは苦手なようだ。

 再び観た感想。
 自分の中に耐性ができたのか、前回よりも終始楽しくみることができた。
 改めて、終始気持ち悪く演出できたことに関してある意
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.4

しっかりと物語がある微笑ましい映画。
だが、少し物足りないのは何故だろうか。それは年配の人を宇宙に行かせるという脚本を通すがために、その他の部分に時間を割けなかったことに問題があると考える。

柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

3.6

三船敏郎を見るために鑑賞。
だが、まさかの萬屋錦之介の怪演満載の映画であっあ。
最初から最後まで萬屋錦之介の顔、顔、顔。そして歌舞伎調のセリフが響き渡りそれが耳に残る不思議な一作であった。

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

2.3

お疲れ様でした。今の日本で真面目な群像劇は難しいのかもしれません。

変態家族 兄貴の嫁さん(1984年製作の映画)

3.5

ビニール紐と大杉漣。これに尽きる。ふしだらな余韻がたまらない。

アンチクライスト(2009年製作の映画)

1.0

世の中には様々な表現方法があっていいと思う。そして、表現は大きく二つに分かれる。それは直接表現するか、比喩表現にするかだ。どちらがいいか。それは人それぞれだろう。
この映画の好みも様々だ。
一言
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

恐ろしいジャングルクールズに乗せられているような錯覚にさせられる一本。
嘘でもなんでもいいから日本に生まれてよかったなぁと感じたのが正直なところだろうか。
それにしても、こういった主人公は珍しい
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機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

4.1

歳を経て、ララァのよさに気づく。自分の精神年齢の遅さに嫌気がさした。そんな一本。

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

3.9

やっぱり、最後のやしきたかじんのエンディングが沁みる。

ブレイド2(2002年製作の映画)

2.8

前作に引き続き、強面にも関わらずキュートな主人公。
監督はデル・トロ。そんなこともあってか、彼自身が好む映画の要素を感じさせるような演出が見られる。ラスト近くのやり取りはブレードランナーそのものだ
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ブレイド(1998年製作の映画)

2.7

見た目に反して優しい主人公。その意外性がなんとも微笑ましい。うん。

砂の器(1974年製作の映画)

3.9

巷にあるような推理ものであると思うと拍子抜けするに違いない。
これはドラマだ。悲劇のドラマなのだ。
ぜひ、美しく悲しい旋律の中に潜む日本人の恐ろしさを垣間見てもらいたい。こんなものを映画へと昇華
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