やまつさんの映画レビュー・感想・評価

やまつ

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

てえてえ🙏最初はこんな奴現実におるかい!やっぱりコミックの中だけに居て欲しかった…と思った狂児も段々綾野剛の色気で現実化していく不思議な良さがあった。身のこなしと「ね?」が色っぽいなー。聡美くんもちろ>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

誰にでも不可侵な領域はある。それが文化や言語、過去の出会いやましてや前世なんて。「縁」同士が交わす目線の熱さがもどかしい。でも間違いなくアーサーに出会えた人生は彼らにとってギフトでしたね。自分の嫉妬や>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

観る前とても気が重かった。「恐怖による敗北」を真正面からくらう。世界を破滅に導いたし、今もなお。後半の諮問委員会とか罪悪感があるとか無いとかどうでも良くなる。英雄か悪魔か?は戦争物ではよくあるテーマだ>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

-

青くて熱い音がした。玉田の成長に泣ける。雪祈にボロクソ言ってくれてありがとう支配人。俺たちカッコいいよな。本気の奴が1番カッコいいんや!!!
演奏の視覚的表現がカッコよかった分、CGパートの肩幅のデカ
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

先行上映にて。近年で1番不快なエンドロール(の音)。無知で無関心、と思いきや理解した上で平気で生活している残酷さ。銃声も悲鳴も煙も灰も、小鳥のさえずり川のせせらぎと同じレベルの環境音。心底ぞっとするが>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

フランス語の響き好き。映像と音声と音楽の使い方がめちゃくちゃ意図的で巧い。もし自分が陪審員だったらどう判断する?「物的証拠がないなら状況から判断するしかない」という息子の言葉。事実側に立ってた息子も「>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

-

達観してたり諦めてたり必死だったり変わろうとしたりたった2ヶ月で絶望したり…14歳にとっては一年は途方もなく長い。かと思えば既に宇宙へ想いを馳せる人もいる。
彼らに満遍なく教えられる事なんかないよな。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

勘弁してくれ😭🙏理不尽に次ぐ理不尽に可哀想に…と思いつつも他人に委ねて自立せず狼狽えるだけのボウ(子供部屋おじさん)に苛ついたり、それでもやっぱり勘弁してやってくれと思ったり、感情が忙しなく変な汗をか>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

曲と歌がめちゃくちゃ良い😭🎊
「まっぴら御免だ」「闘え」「暴力男は私に勿体無い」「女だって抵抗して良い」「私は美しい」「私は生きてる!」ストレートな歌詞がソウルフルな歌声で魂に効く。最強のシスターフッ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

面白い…!!!希望的でアンチテーゼはありつつ心地よく終わらせない感じが良い…!!
フランケンシュタイン博士がマイフェアレディ化させようとする話ではない。そんな受動的で閉塞的人生を早々に切り上げ、ピュア
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アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

5.0

映画館で観れた歓び!!見て良かった〜

駆け足のマーチングバンドが鳴り響く映画館。とにかく音が良かった。配信で見た時と比にならない臨場感、面白さが上乗せされてた。どうしたら次から次へとこんな演出が思い
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

面白かったー!!
ブシェミが最高でもう堪んない…殺人鬼ぽさありつつ、デフォが無害イモダサヲタで、でもグッてなった時とんでもない色気イケメンになる感じ最高…(でもその年の差はアカン)
イーニドとレベッカ
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.0

胸糞です!!セブンと同列くらい胸糞で良いと思います。
監禁部屋の雰囲気やミドの表情、アリのCGなどフランス映画(てかアメリ)みたいだった。横移動ぜえはあハンマーアクション、手と銃のシークエンス、ラスト
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.5

喜劇込みと聞いていたけどほぼ悲劇。いやでもこれが日常なのか。絶望してもしきらない日常。絶望込みの平坦さ。表情が動かない登場人物たちだが、ふとした時の笑顔に心が解される。そして小津安二郎ちゃんと観ないと>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.8

プールのシーンでの優雅なアニメーションは「つみきのいえ」の加藤久仁生監督!豊かな自然描写や背景は男鹿和雄!と納得のクレジット。
もうしんどい戦争しんどい無理すぎ。平和。圧倒的平和支持。ピース!!!君は
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.0

息子の投げキッスをキャッチして胸に閉じ込めるママに私もなりたい
街の人の衣装、随所に派手すぎないチェック生地が使われておりとても素敵でした。この映画のエキストラになりたいな!と思える衣装は素晴らしい

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

もっとリアリティ重視で淡々としてるかと思ったが意外にもファンタジー。観た後平山さんの日常に想いを馳せるというよりあくまでフィクションの住人という感じだった。東京に棲む妖精って感じ。
両手で持てるだけの
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

戦争って男の茶番だなー。小物が愛されたくて支持されたくて戦地に向かう度に戦死者は膨らむ一方だし、流刑されてる隙にロシア皇帝は元嫁に会うし。なんそれ??最前線の歩兵は砲弾を浴びる時何を思う?英雄でもなく>>続きを読む

ブラックベリー(2023年製作の映画)

3.5

めっちゃ面白かった!!
私は全く知らなかったが、ただ1人大学の先輩が「あえて」Blackberry使ってたのを見た記憶。
栄枯盛衰。これがテクノロジーの波…!iPhoneの登場は正に現代の神話。当時騒
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

5.0

大好きなアメリを映画館で。
フランス人もプチプチで遊ぶんだ。水切りして遊ぶんだ。証明写真集める人もいるんだ。あと病気が好きって…病気が好きって人もいるんだ…人間って…色んな人生で、いっぱいいるんだ!!
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.0

初見。アイリッシュマンと非常に似てたな。長くて細い襟型=イタリア系の証として印象的。ファッション、家、車など生活のディティールが細かく美しい。
これは普通に長いな!ヒスる奥さん、からかうとキレるトミー
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ゼンタイ(2013年製作の映画)

4.0

アイデンティティを消す薄い膜。確かに良いかもしれない、ゼンタイ。
理不尽に晒され、社会での立ち位置に一抹の不満を抱える市井の人々のオムニバス。めちゃ面白かった!声出して笑った。発泡酒のくだりで寂しくて
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

海上の戦艦や飛行機の縦横無尽なVFXは観ていて面白かった。ゴジラが電車とかぶん投げる暴力的なスタイルで怖かった。動きも速いし怪獣!強!て恐怖。
豪華な俳優陣を持ってしても脚本と演出によってはこうなっち
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.5

面白!なんかすごくサービス精神を感じる。面白く見せるぞ〜という心意気というか。チープな場面もあるけど、創作の工夫が見られてとても良かった。
始まり方かっこよい。屋敷の静止画かと思いきやかすかな呻き声。
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

小説読後。めちゃくちゃ心打たれた原作がどう映像化されるか半信半疑だったが、キャスティングがベストマッチしてた。幸薄い暗い役の方が合うガッキー。モラハラめ正義漢がハマる稲垣吾郎。
映像化されてて良かった
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はりぼて(2020年製作の映画)

3.8

このBGMをつけたセンス。とんでもなくブラックコメディな仕上がり。えー!!?は??と声に出しながら面白く観れた。
政治家の老害連中はもちろんそうだけど、経理部まともに仕事しろ!?数字書き足してるのとか
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愛のコリーダ(1976年製作の映画)

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古名作観とくか〜くらいの気持ちでご飯食べながら見てしまってすぐ食べるのやめた笑
そんなにどうしても性器映さなあかんかったか??無くても愛憎劇として面白く観れたと思うが…。でも男(ヒト)への愛とか執着っ
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空のハシゴ: ツァイ・グオチャンの夜空のアート(2016年製作の映画)

3.5

国立新美術館の展示でドキュメンタリーの存在を知った!
爆破のアート?攻撃性を持たないのか?と最初は疑問だったが、根底にある「宇宙との対話」を万里の長城延長プロジェクトで実現しており合点が行った。すごく
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.5

ビジュアル勝ち!東南アジアの田園風景×ユーズドフューチャーなSFディティールが新鮮。後頭部が円形にヌケてるデザイン良い。どの角度でも面白いなと思った。アルフィー可愛いし賢そうな子!
ロボット(AI)で
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.5

本当このキャラクター生み出せたんだからもう〜勝ちだよな〜!ずっと見てられるもん。振り切りギャグやりつつ、シリアスな時キュッと締まる演技力の高さ…アカネちゃんの恐妻感も、坂間っちのダメさと育児のいっぱい>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

「映画」を観た。これだよこれ!!
体験としての満足度がめちゃくちゃ高い。この映画を見なきゃ知りうる事が無かった歴史、引き込まれる展開、顔だけで保つ役者力。芸術的なシーン、カットの数々。"ブラック・ゴー
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来る(2018年製作の映画)

3.5

いよいよJホラー挑戦したいという気持ちの足掛かりに見たつもりが、全然ホラーじゃなかった笑 霊能力バトルだし、子育て悪夢物語だった。ずっとチェンソーマンぽかった。
総じてキャスティングが良い!化け物=敵
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フローラとマックス(2023年製作の映画)

4.0

根底にある貧しさ、寂しさ、閉塞感。
それをふわっと掬い上げてくれる音楽と
音楽がある人生の豊かさ。

一貫したジョンカーニー監督のスタイル!
でも今の要素もふんだんに。母フローラの素直な態度、息子マッ
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MAMAMOO: MY CON THE MOVIE(2023年製作の映画)

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めちゃ良い音響で聴くmamamooえぐかった震えた歌うめ〜!!😭✌️
ソラちゃんのような太陽リーダーにお金を集める仕組みもっともっと必要!何か魂ごと背中を押された感じがして「私が…私が投資家か資産家に
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

少年たち〜これ好きっしょ〜!が集められてる。ゲームだね確かにね。もう何回見るんやこのありえん日本世界観おい、まあ…はい…と思ってたけど、ラストの階段落ちまくりとか、定番化してる殺し屋同士のイチャイチャ>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.5

伊澤さんがジョンウィックでスタントしたっていう記事きっかけで見た!納得のアクション!疾い!かっこいい!!気だるげなキャラクターも合ってて良かった。マガジン入れたまま洗濯機回しちゃうとこ好きだった。
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