ヤマトさんの映画レビュー・感想・評価

ヤマト

ヤマト

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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 あんな人、こんな人 】
 怪我しない・病気しないという風変わりなヒーローを演じられるのはブルース・ウィリス(デヴィッド役)しかいないのではなかろうか。普段はフットボール警備会社に勤める一見冴えない
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 ネズミに“注(チュー)”意 】
 豪華絢爛なキャスト陣に、緊迫展開の連続に痺れます。とにかく設定がおもしろすぎました。ウラのウラをかくストーリーはまるで、“すばしっこい”ネズミが「捕まるもんか」と
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

5.0

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【 “パパ”不思議アドベンチャー 】
 色気極まるリヴァー・フェニックスから始まる伝説。とにかく、たまらなくカッコいい。そこからハリソン・フォードにバトンタッチは、いくら何でも贅沢すぎる。蛇嫌いになっ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 事故満足 】
 シャーデン・フロイデとは確か、他人の不幸は蜜の味という意味だったと思うが、まさに本作はその極地であった。
 スクープ映像はお金になると知るや否や、ブルーム(ジェイク・ギレンホール)
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 運命の淡い糸 】

 この映画、たまらな“イニョン”。
 過去と記憶で愛し合い、過去と記憶で結ばれる。しかし、今と未来は結ばれない。まるでニューヨークにある、追っても追いつかないあのメリーゴーラン
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

5.0

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【 盲信-闇を見極めし者 】
 針察か、診殺か、信察か。
『梟』というタイトルと、衝撃的なジャケットの意味を理解したときの興奮と衝撃たるや、筆舌に尽くし難い。まるで観ているこちらにまで、身体中に毒が回
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

5.0

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【 鋼鉄の絆 】
 演技、展開、映像、音楽、人物。どれをとっても高次元であり、それが組み合わさった奇跡のような作品がこの『アイアンクロー』である。凄まじい衝撃を受けた。念のため本作は、実話である。
 
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 “セキ”ニンある旅 】
 運命に導かれるように、とある石を求めてインドへとアドベンチャーに向かったインディ御一行。
 本アドベンチャーは前作を超えました。あっと驚くアドベンチャーに圧倒されっぱなし
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

5.0

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【 スキとキスが結ばれる 】
 洗練されたエドワード(リチャード・ギア)の佇まいに息を呑む。実にエレガントでカッコいい。憧れてしまう。
 そして何といっても本作の見どころは、ビビアン(ジュリア・ロバー
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オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 炎の遺伝 】
 広大なアメリカの土地をトラックでひた走るロードムービー。拳ひとつで夢を掴めるブレイブストーリー。随所に流れるクラシックも実にアメリカンで、陽気な気分になれる要素だ。まさに“アメリカ
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ウォール街(1987年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 大きなかぶ(株) 】
 確か小学一年生の頃であったと思うが、『大きなかぶ』という国語の勉強をした。要約すると、たとえ抜けそうにない大きなかぶでも、みんなで力を合わせれば抜けるという話だ。実に希望が
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 働くオンナの強さと美しさ 】
 ニューヨークやパリの大都市が最高にオシャレです。時折流れるオシャレなミュージックがさらにそれを後押しします。観ていて爽快でした。

 メリル・ストリープが美しいです
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虚栄のかがり火(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 人生、山あり谷あり 】
 こういうの、本当に好きです。
 トム・ハンクスとブルース・ウィリスの二代スターの一部人生の浮き沈みを堪能できます。人生とは思いがけないことの連続で思い描くようにいかないこ
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 ホーリーな(聖なる)掘り出し物 】
「インディ・ジョーンズ」と耳にして、目にしたら急にワクワクして劇場へ。何というか、考えるより先に動いていた。
 大胆不敵で野心に満ち溢れているインディ・ジョーン
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ラストエンペラー 劇場公開版 4Kレストア(1987年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 扉がある自由 】
 中国のラストエンペラー、愛新覚羅溥儀の運命を味わえる名作であり愛すべき作品である。とにかくジョン・ローンがカッコいいのだ。
 選ばれし皇帝は、思うがままに人を動かし、思うがまま
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【“イエス”と言って“ハイ“になろう 】
 一番好きなシーンは、ジム・キャリーが本格的に“イエスマン”に覚醒したと言える、酒場でのシーン。酔っ払いながらジム・キャリーがダンスをかます、あのシーンだ。観
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新しき世界(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 生きたモン勝ち 】
 ウラの世界の、裏を取り合う壮絶な展開が凄まじい。裏切りは茶飯事で、昨日の友は今日の敵な展開のド緊迫アクション。一歩踏み違えれば、あの世行きで、それもエゲツない方法で殺(や)ら
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悪人伝(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 善悪融合 】
 本作は、しばしば対極なもの同士が融合するのが特徴だ。中でもやはり、善と悪の融合がその代名詞ではないだろうか。
 刑事と悪人が手を組み、連続殺人犯を追う展開は見どころ満点だし、あの緊
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オアシス(2002年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 僕らだけのオアシス 】
 良くも悪くも自由な坊主頭のジョンドゥ(ソル・ギョング)が、憎めないです。一つひとつの動作や服装をみていると、愛嬌すら湧いてきます。鼻をすする癖が、移りそうになります。
 
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 もっとダメージを… 】
 悪魔が悪魔を生む。残忍・狂人なギョンチョル(チェ・ミンシク)らは、もうひとりの新たな怪物を生み出した。スヒョン(イ・ビョンホン)だ。壮絶な復讐の応酬は、とにかくバイオレン
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 未来を覗き、過去を辿る 】
 走馬灯の如く、うしろ向きに走る作品。
 ヨンホ(ソル・ギョング)は、未来が見えたのだろう。最後の河原で、「懐かしい」と漏らしていたのが印象的だ。
 あの河原から始まり
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春の日は過ぎゆく(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 去る春追うな。また春来たり 】
 その瞬間は心地よく最高の気分。心にもずっと残る。ただ、それを味わえるのはその時だけ。儚いといえば儚いが、その刹那の瞬間を味わえると思えば、それは美しい。そう考える
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 悪い奴らはいねぇか?】
 相変わらず豪放磊落なマ・ソクト刑事。事あるごとに口にする「ァウシッ」がすごく好きなんですよね。渋い顔して言うのがまた良いです。
 本作も圧倒的な戦闘力で敵を蹴散らします。
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犯罪都市(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 おっ“カネ〜”漢たち 】
 凄い作品である。
 とにかく怖い。
 とにかく激しい。
 とにかく面白い。
 息もつかせぬ展開に、こちらの予想を上回る怖くて激しい駆け引き。視聴時間があっという間だ。
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甘い人生(2005年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 堕ちた明確な理由。落ちた不明確な理由 】
 とにかくイ・ビョンホンに尽きると思う。これでもかというほど、魅力が凝縮されている。カッコいいのは当たり前の話だからここでは言及しない。
 昨日の友は今日
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 復讐の時間です 】
 これまた狂気に満ちた恐ろしい作品である。赤いアイシャドーを施した、イ・ヨンエの存在感が美しくも、悍ましい。先述の赤に加えて、黒にも白にも染まる彼女の映り方が本当に多彩で美しく
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マルチュク青春通り(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 青春道(セーシュンドー)】
 本レビューの見出しは、本作の代名詞となる、あのブルース・リーの截拳道(ジークンドー)に因んでつけたものである。
 失恋や孤独の時に観るべき映画としておすすめしたい作品
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 酔い狂う彼女に酔いしれる 】
 彼女(チョン・ジヒョン)が超破天荒で、観ていて気持ちがいいです。「ぶっ殺す」「死にたいの?」が口癖であり、上品とは対極な振る舞いですけれど、なにしろ美人な彼女がそれ
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JSA(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 知られざる遊情,許されざる友情 】
 視聴中、「スゴい」と何度声を漏らしたことか。朝鮮半島を分つ軍事境界エリアでの物語の緊迫感たるや、筆舌に尽くしがたい。念のためこれはフィクションであり、パク・チ
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 〈霊・零〉から、〈築・気付〉いてゆく 】
 まず何よりもストーリーが素晴らしい。“死んでもキミを守る”という究極のロマンを完璧に具現化しているからだ。ゴースト(パトリック・ススウェイジ)がそばに“
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ラブストーリー(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 軌跡が重なる奇跡 】
 感動した。泣けると言う意味も含まれるのだが、物語がすごくおもしろくて感動した。興奮すら覚えた。切なさを引き出すようなあの音楽も最高にマッチしていて素晴らしい。
 母とワタシ
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 過去を復習,現在は復讐 】
 バイオレンスが突き抜けていました。あらゆるものが切られ、抜かれます。
 オ・デスを演じるチェ・ミンシクが圧巻でした。ここまで狂うことができるのかと、脱帽です。欲望にも
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いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 晴れ、ドキドキ雨 】
 強面だけれど弱気な中村獅童さんと、美しくも強かさが垣間見える竹内結子さんの組み合わせが最高です。それにしても本当に透き通るような美しさで、本作に因んで、“雨も滴るいい女”と
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 解けるか? 溶けるか? 】
 “演劇”がテーマなだけあって、映画だけれども演劇を見ている感覚に陥りました。これの何が良かったかといえば、最後に「あれっ?今までの雪山の事件も、作中の演劇として観せら
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 生きて知る悦び 】
 “知る”という行為は、“自由”と並んで、人間らしく生きるために必要不可欠な要素である。この作品を観ればそう思わざるを得ない。
 某大人気アニメのコピーのパロディとなるが、「見
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 天国から地獄から天国 】
 ファミリーマートから始まる恋。合図はコーラのゲップ。最高に面白いし、幸せがこちらまで伝わってくる。映像や時代観もたまらなく、天国と言って良いだろう。
 アルツハイマーが
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