ペーターの意地悪さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)

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二人とも感情の触れ幅が大きすぎてまともに見る気になれない
表情も漫画的すぎてげんなりしてしまう

原作のことはまったく知らないが、最近はやりのLGBTうんぬんの流れで包摂系かと思って見ていたが、そうで
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

一週間前に夜の神戸で見た。客は三人だけ。
見終わったあと、歩くときは下を向いた。下を向いてとぼとぼ歩いた。てきぱきと動くのは不可能に思えた。終電がなければ、あの人通りの少ない閑な夜の神戸をぐったりとさ
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

今更ながら初鑑賞したが、よかった。ミュージカルも演劇もあまり見ない人間なので(宝塚はわりと見るが…)、歌でセリフを述べるときはいつも戸惑う気持ちがある。が、夢やぶれて、や革命歌はそれはそれとしてという>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.5

良かった
脳の爆弾がいつ破裂するのかが通奏低温のようになって、些細な動きやシーンにも不穏さ、不吉さが生まれ、それが映画の緊張感を持続させていてよかった。

そして明日のジョーやミリオダラーベイビーのよ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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予算の問題もあるかもしれないが、静止画や間の長さ、場面転換の仕方などはすこし古いというか時代を感じる

多重人格とか、幻想の実体化などは妄想代理人やパプリカにもあるし、女優としての撮影時に幻が現れるの
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千年女優(2001年製作の映画)

4.8

平沢進の音楽が流れて、馬で疾走するシーンは本当に素晴らしかった。音楽を先に聞いていて好きだった分だけ、余計に感動しているだけかもしれないが、ああここで、こういう風に流れるのか、と期待を越えた形で現象し>>続きを読む

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

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((本当はすぐ近くで世界や歴史は動いていたんだけれど、あの頃は汽車に漂う夜の匂いや、友達への信頼や、空気を震わすあいつの気配だけが世界のすべてだと感じていた))


さおりもまた15歳くらいで理由が不
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君の名は。(2016年製作の映画)

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本作も時間(過去への遡求)が一つのテーマになっていて、そのモチーフとしての組紐。時間も同じようにねじれるというのは、3年前にタイムスリップすることへの説明、導きのキーとなっている。
ここにもやはり新海
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

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「世界」と自己の乖離、距離感などをつかみ損ねている不安がちな中学生の女子と、平凡な男子のゆるい恋愛で彩られた日常が描かれているところに、突然、「あの国連宇宙軍の船に乗るんだ~」とか女子が言い始める。こ>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

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喪失にとらわれた生き方を表現しているのは新海自身が今も過去にとらわれ続けているからだろうか
しかし過去の出来事でしかない、一瞬(はじめてのキスなど)のおんちょうのようなものをこれほど固定的に大事にする
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.5

冒頭から、この変な女子高生はなんなんだというかどこに着地させるつもりなんだこれという展開だったが、セフレとか不倫とかのシーンを長い間見せられ多少げんなりさせられたあと、単純にこの女子高生のピュアさを浮>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

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天真爛漫の何でも楽しむ演技が良かった。スナックでカラオケするとことか、納豆混ぜてる姿とか、牛の顔思ったよりでかいとか言うところとか。個人的には、汚い、うるさいだけと軽蔑していたああいう(田舎の)スナッ>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

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音楽はやっぱり平沢進がいいな…

オカマの化粧顔と能面や歌舞伎(見栄を切る)をちょっとでも重ねていたりするのかな 諭吉の顔がくしゃくしゃになって表情が都度変わるのは能面ぽい


万引き家族ではな
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

とりあえずの私的めも

構造も伏線も子供向けなのか分かりやすいが、感動的
アニメーションは微妙で、アニメ、だが、絵や色づかいがポップで「かわいい」
灯りがつく場面はアニメのほうがよかった

goとは違
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