・アリ・アスター監督はユダヤの出身であり、この物語は旧約聖書ヨブ記に大きく影響されている。
・ヨブ記では、ユダヤの神を信じてヨブは豊かに暮らしていたが、神とサタンの「この男は豊かだから神を信じて>>続きを読む
・ジュスティーヌ・トリエ監督も夫も監督・脚本家であり、劇中で繰り広げられる同業者同士の夫婦のケンカはリアリティーを持つように感じられる。
・主演のザントラ・ヒュラーは作品としての真相は知らされずに演>>続きを読む
・主人公ベラを造った博士の名ゴッドウィンは、「フランケンシュタイン」の作者メアリーシェリーの旧姓、つまり父親の名になっており、フランケンシュタインが意識されていることがわかる。
・また、それにか>>続きを読む
・宮崎駿は書籍「ジブリの森とポニョの海」のインタビューの中で「銀河鉄道の夜」を意識していることがわかる。「銀河鉄道」との共通点はいくつか挙げられる。
「銀河鉄道」ではカンパネルラは川に溺れた少年を助>>続きを読む
・主人公のデヴィットが視力を失った女に「ブルーベリーは好き?」などと聞くのは、近視という共通点を失ってしまったため、別の共通点を探したかったから。結局は他の共通点は見つからず、自分も盲目になろうとする>>続きを読む
・鬼太郎や猫娘たちのビジュアルは2018年のアニメ第6期がベースになっているが、エンディングのミイラ姿の父や幽霊の母親の姿は水木しげるの貸本時代の原作「墓場鬼太郎」第一話の鬼太郎誕生を踏襲している。>>続きを読む
・マーティンがスティーブン(主人公の医師)にワキ毛を見せるように言うシーンは、マーティンがスティーブンに父生を求めているという意味がある。ボブと会話したときに、ボブはワキ毛があるが、マーティンは毛が薄>>続きを読む
・本作はTTT(The Tokyo Toiret)という渋谷区の各所のトイレを先進的にデザインした企画から派生したものになっており、これらのトイレには専門の清掃員がいる。主人公の平山はその一人という設>>続きを読む
・バービーと一緒に現実世界に行ったケンは、現実世界が男世界になっていることを知り、バービーランドを男社会にしようとする。バービーランドでは、バービーは大統領になったり、ノーベル賞を取ったりしているが、>>続きを読む
・原作は「川辺市子のために」という舞台作品。本作監督の戸田彬弘が作・演出。
・市子は300日問題によって無戸籍児となる。母親が夫のDVなどを理由に離婚し、別の夫と再婚し子を産んだとき、子は300>>続きを読む
・「キル・ビルのテーマ」と呼ばれて有名な布袋寅泰の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」は、その名のとおり実は元々は「新・仁義なき戦い」(阪本順治監督)のテーマソング。>>続きを読む
・マルホランド・ドライブはハリウッドに実際にあるドライブウェイで、サンセット大通りにも近い。
・元々はドラマのパイロット版(ドラマを実際にやるかどうか判断するための試作フィルム)として作られたものが>>続きを読む
・ナポレオンは、リドリー・スコットが師と仰ぐスタンリー・キューブリックがかつて企画するも映画化を断念したテーマであり、本人も長期に渡って製作を熱望していた。
・キューブリックの企画時は、採算が取れな>>続きを読む
・これまでのディズニープリンセスはフランス人、アラブ系、中華系、ネイティブアメリカンを経ており、初めてのアフリカ系だった。
・ニューオリンズはかつて奴隷市場が盛んだったため、黒人が多い地域。>>続きを読む
・実話を元にしており、ソロモン・ノーサップは読み書きが出来たため、著書「12years a Slave」(原題と同じ)に詳細な記録を残した。
・映画の製作にあたり、当初は収益が見込めないため配給>>続きを読む
・ストレンジラブ博士、大統領、マンドレイク大佐はピーター・セラーズ一人で演じている。
・R作戦を命じてしまう将軍の名前ジャック・リッパーの名前はいわば「切り裂きジャック」をもじったもの。>>続きを読む
・原作では、八重子が男性不信になった経緯も描かれている。それは、兄が引きこもる前に出来心で部屋に侵入したところ、「JK妹」モノのAVを観ていることがわかってしまい、男性の視線が気持ち悪くなってしまうと>>続きを読む
・夏目漱石の作としては「三四郎」「それから」「門」の三部作の中間にあたり、恋に無自覚だった主人公が友人に女性との結婚を斡旋するが、能動的に女性との関係を迫り、覚悟を持って経済的な支援を失う男を描いてい>>続きを読む
・アメリカのコミックが原作になっており、原作者のダニエル・クロウズが脚本も務める。
・主人公の名前「Enid Coleslaw(イーニド・コールスロー)」は原作者「Daniel Clowes」>>続きを読む
・キューブリックはナポレオンを主題にした映画を製作するために当時の資料集めをしていたが資金の問題で映画化がとん挫したために、代替の原作としてサッカレーの小説「The Luck of Barry Lyn>>続きを読む
・1920年代にオクラホマで石油を採掘したことから多大な富を得たオセージ族が白人に次々と殺された事件を元にしている。これはFBI(連邦警察)が発足するきっかけになった事件であり、それまでのアメリカの警>>続きを読む
・冒頭の墓地のシーンで星条旗が写るのは「これからアメリカの話がはじまる」ことを象徴している。
・同じく冒頭で兄妹の兄は「僕は最近、教会に行く意味を感じない」というようなことを言う。これは当時のカウン>>続きを読む
・1999年に実際に起きた「上申書殺人事件」を元にしており、原作者はノンフィクション小説。
・作品上、藤井という記者一人で事件を追うようなストーリーになっているが、実際には新潮の編集部複数人で取材を>>続きを読む
・ジョージ・A・ロメロ監督は舞台をショッピングモールにした理由として、当時はまだアメリカにショッピングモールが作られ始めた頃の時代で、「大型ショッピングモールの登場によって、ダウンタウンの小売店がなく>>続きを読む
・ラストカットで典子の首筋に黒いアザのようなものがあるように写し出される。これが何なのか明らかにされていないが、実はゴジラのG細胞が図らずも取り込まれたために、瀕死の状態から細胞の再生によって生き残る>>続きを読む
・スタンリー・キューブリックが「最も恐ろしい映画」と評したというサイコ・サスペンス
・前田(神木隆之介)が職員室で教師にジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」を「マニアック」だと言われて反発するシーンがあるが、「映画秘宝」を読んでいる 前田からすると「ゾンビ」は非常にメジャーなものである。>>続きを読む
・マチルダはレオンに復讐を依頼する際に父親と継母、姉はいいが、弟を殺された復讐をしたいと言う。しかし、実はマチルダの家の家族写真を確認するシーンで、姉はスタン(ゲイリー・オールドマン)が殺したが、弟は>>続きを読む
・原題のIl conformistaは「体制順応者」つまり、長いものに巻かれる者、といった意味。
・ストーリーは現在と過去を行ったり来たりして語られるので複雑だが、順を追うと下のような経緯になる。>>続きを読む
・エリア・カザン監督やマーロン・ブランドが演技にスタニフラフスキーシステム、いわゆるメソッド演技をハリウッドに持ち込んだ映画とされており、美男美女の俳優が型にはまった演技をしていたそれまでのものとは一>>続きを読む
・ジェイク・ラモッタは実在したボクサーで、引退後は映画の通りスタンダップコメディアンをやっていた。
・ラモッタがライターに書かせた自伝の映画化は元々デ・ニーロが切望していた。ただ、暴力が嫌いなスコセ>>続きを読む