ヤスヤスさんの映画レビュー・感想・評価

ヤスヤス

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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.5

前々から観たかった作品。やっと観ることができたが、期待外れだった。
カポーティの原作とは違うし、肝心のオードリーも「ローマの休日」のアン王女のような魅力はない。
公開当時、かなり斬新な女性像であったこ
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アラジン(2019年製作の映画)

4.2

「パルクール」やジャッキー・チェンの作品を彷彿させる序盤の逃走シーンで作品に引き込まれる。
全体的に再現度が高い上、ジャスミンのキャラ設定など、より現代的になっているところも良い。特筆すべきは、ウィル
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海外特派員(1940年製作の映画)

3.9

イギリス人であるヒッチコックがアメリカに渡って、2作目がこの作品というところが興味深い。
すでに第二次世界大戦が始まっている時期であり、本作がアメリカを欧州の戦争に引きずり込むためのプロパガンダ映画だ
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アラジン(1992年製作の映画)

4.0

実写版を観る前に再鑑賞。
しばらく低迷期にあったディズニーアニメが「リトルマーメイド」で復活の兆しを見せ、続く「美女と野獣」と本作で新たな黄金期を迎えた印象。
砂漠の王国を舞台にしたことで、それまでの
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サイコ(1960年製作の映画)

4.1

子どもの頃、観た記憶があるが、ものすごく怖いホラー作品として捉えていた。改めて観て、60年近く前の作品とは思えないサイコスリラーとしての完成度に驚く。
前半、逃亡シーンの丁寧な描写や不協和音を奏でる音
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

4.1

期待以上に面白かった。80年前の作品であり、サスペンスとしては、いたってシンプル、アクションシーンも牧歌的ではあるが、動く密室モノとしてすでに完成しているように感じる。人は様々な理由で嘘をつくが、馬鹿>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.7

当たり前だが、80年代の韓国より90年代の日本の方が圧倒的に理解しやすく、懐かしいと同時に笑いどころも多かった。
ただ、オリジナル版と比べると、全体的に軽い印象で、薄味に感じる。時代背景として、軍政下
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.8

80年代の軍事独裁政権下、民主化運動が燃え上がっていた当時の韓国社会や韓国内の地域対立・差別の状況が日本人には分かりづらいが、世代的にはグッときた。思っていた以上に面白かった。
高校時代のナミが「のだ
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.4

勝手に想像を膨らませていたが、期待していたような作品ではなかった。
導入部のパイの名前の由来や3つの宗教を信仰している話は、それなりに面白く観ていたが、肝心の漂流パートに全くリアリティが感じられなかっ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

バトルシーンだけで観る価値がある。同じ日に「ゴジラの逆襲」を観たこともあり、技術の進歩に涙。このバトルは、着ぐるみでは表現不可能。出し惜しみせず、存分に楽しませてくれる。ゴジラの咆哮も熱線の放射もカッ>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.0

昭和ゴジラシリーズ2作目。前作のヒットにより急遽仕上げたやっつけ感が漂っている。前作にあった緊張感や恐怖は全く感じられない。
志村喬と千秋実の共演は、黒澤作品を思わせ期待していたが、志村喬は早々に退場
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.9

離婚に対する感覚、離婚後の親子関係やそれを取り巻く環境が日本人には馴染みにくい面もあるが、欠陥だらけの家族4人の話が短い時間に上手くまとまっている。
特に兄の心情や行動に関しては、すごく理解できた。あ
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パターソン(2016年製作の映画)

4.3

ジム・ジャームッシュの作品は好きだが、これまで登場人物に感情移入することは少なかったように思う。
この作品のパターソンにはすごく共感できた。最初はアーティスト気取りのローラにイラッとしたが、だんだんと
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.7

キングコング作品の鑑賞は、随分前に観たジェシカ・ラング出演の1976年版に続き2作目。本作のコングを出し惜しみしないサービス精神に好感が持てた。ストーリーもテンポが良くて、小気味良い。バトルシーンもな>>続きを読む

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.6

非常にオーソドックスで王道の怪獣映画だなと思いつつ、「9.11」や「3.11」を思わせるシーンもあり、今の時代のゴジラだと感じた。
このゴジラの造形は魅力的だが、ムートーがタガメにしか見えず残念。ただ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.2

2度目の鑑賞。前半の訓練所編でのハートマン軍曹の罵倒シーンとレナードの変貌ぶりは強烈に印象に残っていたが、後半のベトナム編の内容はほとんど忘れていた。
久々に観て、泥沼化していたベトナムの救いようのな
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.9

荒くれ男の集団であるカウボーイの世界を舞台にしたLGBT映画とはどのようなものか。興味を持って観たが、切なすぎるラブストーリーであった。
現代でもあるのだろうが、昔は社会的なプレッシャーから自分の本当
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.8

登場人物が外見的に奇形か、精神的に病んでいる人々であり、パステル調の色彩でかわいい雰囲気を出しながら、内容はかなりブラックで、個人的には直視に耐えない部分もあった。
かなりの異色作であることは間違いな
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.4

昭和ゴジラシリーズ第3作。子どもの頃に観たことはあったが、改めて観るとこんなコメディタッチの作品だったとは・・・
シリアスさは全くなく、第1作との落差がとんでもないが、これはこれでありかと思う。
高島
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.0

観たつもりになっていたが、よく考えたら初鑑賞。特撮部分は、さすがに時代を感じるが、モノクロの映像に効果音や音楽が相まって、なかなかの迫力。
後の娯楽志向の作品群とは、一線を画す、伝説の誕生にふさわしい
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U・ボート(1981年製作の映画)

4.2

オリジナル版を随分前に観たが、ほとんど忘れていた。ディレクターズカット版は初鑑賞。
本作は潜水艦に同乗する従軍記者の目を通して、当時の潜水艦内部や戦闘状況を追体験できる。その映像は臭いまで伝わってくる
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.1

何度観たか分からないほど観ている。ジブリ作品で一番好きかも。
世代を超えて愛される名作だと思う。
最初は違和感を感じた糸井重里の声も、今ではこの声しかないと思える。
これがディズニーであれば、母親とな
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.4

全体を通してバラエティに富んだ音楽、セットを活かしたダンスが良かった。特にラストのテントで歌い踊るシーンは圧巻。話も分かりやすいので、ただ観ている分には、あれこれ考える必要もなく、ミュージカルらしい作>>続きを読む

ロリータ(1961年製作の映画)

3.6

キューブリック監督、原作者のウラジミール・ナブコフが脚本ということで、期待していたが、検閲対策と上映時間の制約が問題なのか期待外れだった。
原作のロリータが12歳であるのに対し、本作では17歳。これだ
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.9

潜水艦は映画との親和性が高いのか、昔からいわゆる「潜水艦モノ」には名作が多い。本作もその列に加わる一本となるのだろう。
ストーリー的には、強引な展開が多く、突っ込みどころ満載であるが、熱い男達の力技に
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.1

公開時のもてはやされ方を知る人には、この作品に漠然と反発を感じる人もいるのではないだろうか。自分の周りにも、本作を過剰に褒め讃えている人がいて、言外に「この作品をどう感じるかでセンスが分かる」といった>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.8

ジャームッシュ監督の長編初作品であり、卒業作品とのことだが、既にジャームッシュ作品に見られる多くの魅力が詰まっている。ジョン・ルーリーとの関わりも、デビュー作から続いていたことに驚いた。
ニューヨーク
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.9

菌類で覆われた「腐海」、「王蟲」が象徴する巨大昆虫はびこる生態系、本作で描かれた終末世界を初めて目にした時は、かなり衝撃を受けた。この世界観は、いつまでも色褪せることがないだろう。
原作の連載序盤での
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アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

4.0

「レディ・プレイヤー1」に出てくるロボットがこれだと初めて知った。
この手のパターンの作品は、「ET」や「リロ・アンド・スティッチ」、果ては「ドラえもん のび太の恐竜」まで、枚挙に暇がないが、これも中
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.7

ストーリーはさておき、魔法と共存する世界観や独自に発達した機械文明のビジュアルが魅力。特に「動く城」の生命を感じさせながらも、重厚さを併せ持つ造形は素晴らしい。
ハウルのカッコ良さは、認めざる得ないが
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.6

くだらなくて、下品な大人版「トイストーリー」といった作品だが、思っていた以上に面白かった。
「トイストーリー」の他にも「美女と野獣」や「ターミネーター」など、様々な映画を想像させるシーンが満載。
様々
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.3

現代劇ということで、気になりながらも、後回しにしていた作品をやっと観た。
最初こそ「侍姿じゃない三船敏郎は魅力半減」などと思って観ていたが、練られた脚本と演出に一気に引き込まれた。
こういう形の三船と
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.1

ショーン・ペンの演技に驚き。この演技とダコタ・ファニングの可愛さだけで観る価値がある。会話に散りばめられたビートルズネタも良い。
さすがにお気楽過ぎて、ファンタジーのように感じる面もあり、大泣きはでき
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

この作品で初めてライカというスタジオを知った。とんでもないクオリティのストップモーション・アニメ。予想を軽く超えてきた。
ストーリーもファンタジー・アクション映画として、良く出来ており、ハリーポッター
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.9

トラヴォルタの女装に興味をそそられ、差別が大きなテーマとは知らずに鑑賞。
重いテーマを扱いながらも、素晴らしい音楽とテンポよく進むストーリーが楽しい。
お気楽過ぎとは思いつつも、ラストは感動的。欲を言
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処刑遊戯(1979年製作の映画)

3.6

今回、オフの鳴海昌平のシーンは、ほぼなく、シリアス路線。それだけに、りりィの演技が気になるところ。特に海辺のデートシーンは優作ファンにもキツい。りりィの歌声はカッコいいのだが・・・
低予算の印象から「
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