YasuhitoAraiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

YasuhitoArai

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情婦マノン(1948年製作の映画)

3.8

アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督作品。
ユダヤ人の一団を乗せてイスラエルに向かう船でロベールとマノンというカップルが密航者として捕まり、船長に二人の出会いを話すが・・・という話。
ヴェネチア国際映画
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ヴィザージュ(2009年製作の映画)

3.6

ツァイ・ミンリャン監督作品。
リー・カンション演じる監督は『サロメ』をモチーフにした映画を撮ろうとし・・・という話。

ツァイ・ミンリャンがルーブル美術館に依頼されて作成された作品。
冒頭の水道漏れの
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フォー・ミー・アンド・マイ・ギャル(1942年製作の映画)

3.7

バスビー・バークレイ監督作品。
第一次世界大戦前。ジュディ・ガーランド演じるボードヴィリアンのジョーとジーン・ケリー演じるハリーは、二人でブロードウェイにあるパレスシアターでの公演を目指すが・・・とい
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舞台リハーサル(1980年製作の映画)

3.6

ヴェルナー・シュレーター監督作品。
1980年ナンシー国際演劇祭についてのドキュメンタリー。

舞踏家達の前衛舞踏のパフォーマンスと、舞踏家達へのインタビュー等で構成された作品。
前衛舞踏で内容が難し
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二日間の出会い(1945年製作の映画)

3.6

ヴィンセント・ミネリ、フレッド・ジンネマン(ノンクレジット)監督作品。
陸軍兵士のジョーは、休暇の2日間にニューヨークを訪れ、ジュディ・ガーランド演じるアリスと出会い・・・という話。

ノンミュージカ
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華やかな魔女たち(1967年製作の映画)

3.9

ルキノ・ヴィスコンティ、マウロ・ボロニーニ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、フランコ・ロッシ、ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品。
製作:ディノ・デ・ラウレンティス。
音楽:エンニオ・モリコーネ。
シルヴァ
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その夜(2021年製作の映画)

3.4

ツァイ・ミンリャン監督作品。
2019年11月の香港のコーズウェイベイを映した作品。

夜の香港のところどころの風景を説明無しで映した作品。映した中に民主化デモの痕跡が見出だせる。

タクシーが捕まら
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月と樹(2021年製作の映画)

3.5

ツァイ・ミンリャン監督作品。
往年の名歌手リー・ペイツィンと年老いた名優チャン・フォンを映したドキュメンタリー。

リー・ペイツィンの脚のリハビリの様子が多く映し出される。ほとんど脚が動かず大変そう。
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(2018年製作の映画)

3.7

ツァイ・ミンリャン監督作品。
同監督作品『あなたの顔』の舞台地中山堂を映したドキュメンタリー。

建物をひたすら見せる。建物が美しいので飽きずに観れた。外観の日の当たり具合が良かった。

秋日(2015年製作の映画)

3.3

ツァイ・ミンリャン監督作品。
黒沢明のスクリプターだった野上照代とリー・カンションを映したドキュメンタリー。

真っ暗な画面に野上照代の会話が聞こえるのと、野上照代の顔のアップと、野上照代とリー・カン
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西遊(2014年製作の映画)

3.6

ツァイ・ミンリャン監督作品。

リー・カンションが赤い袈裟を着た托鉢僧となってフランスの町中を超スローペースで歩く。ウォーカーシリーズの一編。

リー・カンションが歩くだけでなく、ドニ・ラヴァンも出演
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水の上を歩く(2013年製作の映画)

3.5

ツァイ・ミンリャン監督作品。

監督自身が幼少期に過ごした団地を、リー・カンション演じる僧がゆっくりと歩いていく。ウォーカーシリーズの一編。

相変わらずの長回し。更にリー・カンションがかなりゆっくり
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鉄道員(1956年製作の映画)

3.7

ピエトロ・ジェルミ監督作品。
製作:カルロ・ポンティ。
ピエトロ・ジェルミ演じる鉄道機関士のアンドレアの一家のうち、長女ジュリアは食料品店の息子レナートの子を妊娠し・・・という話。

一家がそれぞれ上
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死に至る愛(1984年製作の映画)

3.4

アラン・レネ監督作品。
エリザベスはシモンと愛し合う仲になって数ヶ月ほどだが、ある時シモンが臨死体験をして・・・という話。

死と愛についての映画。たんたんとしているけど、撮影は良い。アップの画面が多
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カブキマン(1990年製作の映画)

3.0

ロイド・カウフマン監督作品。
ナムコ提供。
ニューヨーク警察に勤めるハリーは、ニューヨークでの歌舞伎公演に来たところ、ひょんなきっかけでカブキマンになる能力を授かり・・・という話。

ナムコを映画産業
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バビロン(1980年製作の映画)

3.6

撮影:クリス・メンゲス。
サウスロンドン。レゲエユニットのDJであるブルーは、大会で決勝に行けることが決まったが・・・という話。

ロンドンの曇った景色と、レゲエの気だるい音楽の相性が良かった。差別さ
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ドクター・ブル(1933年製作の映画)

3.6

ジョン・フォード監督作品。
ウィル・ロジャース演じる町医者のブルは、寝る間もなく住民に呼ばれ治療していたが、未亡人との仲を噂され、反感を持つ住民も現れ・・・という話。

ウィル・ロジャースの安定の演技
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サブマリン爆撃隊(1938年製作の映画)

3.5

ジョン・フォード監督作品。
貴族の息子のペリーは軽い気持ちで海軍に入隊するが、小さなオンボロ駆潜艇の配属となり・・・という話。

海軍もの。男達だらけのホモソーシャルなやり取りで笑わせる感じ。
夜のシ
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恐怖の逢びき(1955年製作の映画)

3.1

フアン・アントニオ・バルデム監督作品。
不倫の仲であるフアンとマリアが自動車を走らせたところ、自転車に乗った男性を轢いてしまうが、そのまま立ち去ってしまい・・・という話。

不倫の仲と轢き逃げというサ
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Flipped(2010年製作の映画)

3.8

ロブ・ライナー監督作品。
1957年、7歳のブライスは、ジュリアナという同い年の少女の真向かいに引っ越してくるが・・・という話。

少年少女の恋愛話が主軸になるけど、主人公二人だけでなく、家族と家族、
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ゲット・クレイジー(1983年製作の映画)

3.5

アラン・アーカッシュ監督作品。
1982年から83年の年越しに、サターンシアターではマックスウルフ演出による年越しライブが開催されようとしていたが・・・という話。

ミュージカルコメディ。いろんなロッ
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香も高きケンタッキー(1925年製作の映画)

3.9

ジョン・フォード監督作品。
ヴァージニアの未来という名の牝馬が生まれ、競走馬として育てられるが・・・という話。

牝馬が主人公の話。字幕も馬視点になっていて面白い。野生で多くの馬が滑走するシーンは惚れ
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こねこ(1996年製作の映画)

3.7

一家の長女の誕生日に、動物市場で虎猫がプレゼントされるが、ある日虎猫がトラックの荷台に誤って乗って運ばれ・・・という話。

ロシア製児童ネコ映画。
猫が基本中心だけど、猫以外の動物が出てくるシーンが好
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ワイルド・スタイル(1982年製作の映画)

4.0

1982年、ニューヨーク、サウスブロンクス。地下鉄にスプレーアートをするレイモンドは、そのアートが評判を呼び、表立った仕事も依頼されるが・・・という話。

ストーリーというよりも画面に映し出されたヒッ
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最敬礼(1929年製作の映画)

3.5

ジョン・フォード監督作品。
陸軍士官学校で人気者の兄を持つジョンは、海軍兵学校に入学し、アメフトで兄のチームと対戦するが・・・という話。

隊列を組んで更新するシーン、アメフトの会場に多くの人がごった
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怪人現る(1928年製作の映画)

3.5

屋敷に怪人が現れるためどうにかしてほしいとの要望を受け、チャーリー・バワーズ演じる探偵が屋敷を訪れるが・・・という話。

怪人がストップモーションでスイスイ動く様がちょっと怖い。からくり屋敷で壁が開い
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ほらふき倶楽部(1926年製作の映画)

3.5

チャーリー・バワーズ監督作品。
紳士が集まり、ほら吹き大会をしている中、人生に絶望した発明家も自身の人生について話し・・・という話。

包帯猫と、拳銃を持ったネズミが面白い。
猫のなだれが一番印象に残
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全自動レストラン(1926年製作の映画)

3.6

チャーリー・バワーズ監督作品。
チャーリーは女性との結婚を許してもらおうと、女性の父親の飲食店に行くが、そこで働くことになってしまい・・・という話。

店が爆発した後のワンオペが見所。ストップモーショ
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たまご割れすぎ問題(1926年製作の映画)

3.7

チャーリー・バワーズ監督作品。
「卵がこんなに割れやすいのはおかしい」と思ったチャーリーは、卵が割れない装置を作るが・・・という話。

「卵が割れやすいのはおかしい!」という発想が、独特で面白い。作っ
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オトボケ脱⾛兵(1918年製作の映画)

3.4

チャーリー・バワーズ監督作品。

美女が車を暴走させるというのが独特で面白い。
最後の牢が曲がって文字が出来るのがアニメらしい。

とても短い昼⾷(1917年製作の映画)

3.5

チャーリー・バワーズ監督作品。

昔のディズニーを思わせるようなアニメ。踊っているシーンをメインに持ってきたりするのが昔の映画らしい。
美人の描き方が面白い。

フォーエヴァー・モーツアルト(1996年製作の映画)

3.5

ジャン=リュック・ゴダール監督作品。
映画監督ヴィタリスの娘カミーユは、従兄弟のジェロームと共に、サラエボへ演劇をしに向かうが・・・という話。

一番印象に残るのは戦争シーンでの爆発。キャストの近くで
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JLG/自画像(1995年製作の映画)

3.5

ジャン=リュック・ゴダール監督作品。
ゴーモン映画100年の回顧展のために、監督の自画像として作成された作成。

自身についての映画なので、ゴダール自身の出演率が高い。難しい内容ながら、テニスをするゴ
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誉れの一番乗(1926年製作の映画)

3.6

ジョン・フォード監督作品。
アイルランドの領主の元で馬の飼育係をしていたニールは、アメリカから馬主に誘われ、アメリカで騎手として雇われるが・・・という話。

アイルランドの田舎、男の殴り合い、馬の滑走
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7月の物語(2017年製作の映画)

3.8

ギヨーム・ブラック監督作品。
監督がフランス国立高等演劇学校の生徒と作り上げた2つの短編集。

1つ目も面白かったけど、2つ目の方が変なキャラも多くて豊かで面白かった。
1つ目は話の設定とかがエリック
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勇者たちの休息(2016年製作の映画)

3.5

ギヨーム・ブラック監督作品。
仕事を引退した自転車愛好家達に焦点を絞ったドキュメンタリー。

雄大なアルプス山脈の背景がきれい。
なぜか分からないけど、とても睡魔に襲われる作品だった。