yasukottaさんの映画レビュー・感想・評価

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花椒の味(2019年製作の映画)

3.8

画面から火鍋の香辛料の香りが湧き立ってくるよう。アジアの街やお祭りの雑踏の熱度とか、旅行をしているような気持ちになった。
家族がお互いに想い合うこと、人と人のつながり、もらった言葉を大切に心に留めてお
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.5

9.11の後にこういうことがあったのか。美談ばかりではないんだろう、きっと。正論で前に進めようとするケンに対して憤りを感じ、声を上げるウルフの方にももっとフォーカスしてくれたら良かったのに、と思ってし>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

今泉脚本、おもしろい…。台詞のひとつひとつが刺さる…。
お互いが同じタイミングで同じくらい好きになるなんてほんとはすごい奇跡で、付き合ったり結婚したりした後だって、同じ気持ちでお互いがいれることもほん
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.0

コロナの緊急事態宣言の最中、世界中で起こっているこの事態の影の部分を捉えた映画が出てくるのだろうなと思って過ごしていた。孤独、絶望感、社会からの断絶。このような人たちが当時たくさんいたんだろう。いや、>>続きを読む

マッチング(2024年製作の映画)

3.0

土屋太鳳さんの絶叫ぶりがすばらしい。二転三転するストーリーは普通にエンタメとして楽しめた。

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.0

実話を元に、淡々と事実を追っているので感情移入するのが難しい映画。楽しむ、というのとは違う感じ。

正欲(2023年製作の映画)

3.5

原作を読んだ時に、作者の朝井さんに対して、こういう視点を持って世の中を見るってどんな感じなんだろう、と思ったのを思い出した。「いなくならないで」。人と触れ合う、ピタッと重なった時の安心感を初めて感じた>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.0

菅田将暉さんが観たい&あまり重くない話がいい、という要求をちょうどよく満たしてくれた。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

勧善懲悪、水戸黄門。マッコールが強すぎてしびれる。イタリア南部の町並みや景色がとても綺麗で、凄惨な人生を送ってきたマッコールの終着地がこの町でよかったと思えた。日曜日の夜の鑑賞には良いよねー、スカッと>>続きを読む

フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

5.0

自然光と影の繊細で美しい映像、洗練や切なさを感じさせる画角、シーンひとつひとつに寄り添うぴったりな音楽、8ミリフィルムの差し込み方、どれもとても好きだわ…。農場の夕陽の光と風、海から上がる花火の残像、>>続きを読む

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.5

今泉監督初期作品、だけど今泉節は滔々と。前半台詞少ないなーと思っていたら、木南晴夏さんと芹澤興人さんのシーンで爆発してた。どこまで演技?と思うほど、の台詞の数々。唸りました。

主演のレンさん、透き通
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.5

テンポよくストーリーが進んで飽きさせない。登場人物のキャラクターが立っていて分かりやすいのも良い。

「幸せになればいいじゃないか」。柄本明の台詞。幸せになれるのなら何をやっても良いのか。どんなやり方
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

過去の歴史の中の一つの出来事、ではない。ヘイトクライム、差別やいじめ、無責任な集団心理によって罪のない人たちが傷つけられ、殺されることは、今この時代にも変わらずに存在する。
無知や妄信の罪。それを暴く
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.8

スピード感があって退屈させない華やかな映像、音楽。感情移入しやすいストーリー展開。主人公の魅力的な描き方。バズ・ラーマン監督らしくてとても好き。ロミオ&ジュリエットの衝撃を思い出す。華麗なるギャッツビ>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.0

周りにぬいぐるみとしゃべる人が結構いるのに、ぬいぐるみに全く興味がない子だった。ペットに話しかけることはあっても。
言葉では返って来なくても反応があるかないかの違いか。その反応が怖い、辛い、面倒くさい
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

3.2

三部作、3回とも思った。皆さん、顔が良い。血まみれでも片目潰れてても美しい。。俳優陣の熱い演技で引っ張って魅せる映画だなあ。

意外だったのが高杉真宙さん、あれだけ男っぽい役柄は初めて観たかも。線が細
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マージン・コール(2011年製作の映画)

3.8

キャスト陣の演技の素晴らしさ…。ほぼ会話だけであれだけの緊迫感。ここまでの、これからの、彼らの人生を思い起こさせる力量。すごいなあ。特にすごかったのが、ケヴィン・スぺイシーとジェレミー・アイアンズ。迫>>続きを読む

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.5

2024年2本目。期待しすぎがいけなかったな、坂本裕二さん脚本、吉沢亮さん主演に。
宮崎あおいさんファンの方には良いのではと思う。
3本目観よう…

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.0

2024年1本目。新年に世界の終末系映画が観たくなるのはなんでだろ。2022年新年にはDon't Look Up観てた。
そして映画を観終わってつけたTVで羽田空港JAL便炎上、能登地震のニュース。心
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

2.8

エンタメとして、分かりやすく楽しめる。けど、脚本がもう少し。。

長瀬智也さんは華があるなあ。主役を張る人、ということか。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.0

なるほどこういう話なんだ。優しい映画だなー。繊細でいると見えてくるもの、景色がある。

オットーという男(2022年製作の映画)

3.5

泣けた…。大切で大切でどうしようもない人が先立ってしまったら。こういう気持ちになるんだろうなと。オットーに感情移入してしまいボロボロ泣けた。

あと、マリソルの優しさ温かさも。他人とか家族とか関係なく
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アメリカン・アンダードッグ(2021年製作の映画)

3.8

元気出るわ…。
ここまでに諦めなければいけない時もこともあるとたくさん知ったけど、それでも諦めたくないことには信念を持っていたい。
家族や周りの人の愛はそれを支えてくれる。そういうふうに人を支えたり支
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.0

前作ほどの勢いは感じなかったけど、それでも楽しめた。皆さん、顔が良い。

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.8

ハリスがとにかくチャーミング。笑顔がとてもすてき。心がポッと温かくなるこういう映画は良いね。秋から冬のパリの景色もとてもキレイだった。ハリスが最初に心を奪われたドレスがいちばん好みだー。

キラキラし
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ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2009年製作の映画)

3.5

選べる人生と選べない人生。心が痛い。

絶望の中から希望を夢見る。それさえも許されない。壊しても壊しても抜け出せない。

悲しいと思うのは、たぶん自分が選べる側にいるからだ。偽善だなと思う。

エンド
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Winny(2023年製作の映画)

3.2

純粋に、我が道を走り抜けること。大きな夢を抱いたり好きなことを追い求めたり、を、他の色んなことが疎かになっても一心に走れる、というのも、天才の要件なのかもな。技術や研究で社会や世の中を変えてきた人たち>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.5

ジワジワっと心に届く。登場人物たちの会話がクスッと笑えて、ふむふむと頷けて、分かるーって共感したくなる。どこにもいないでしょこんな人、とか、こんなことないでしょ、とか時々突っ込みたくなるんだけど、私た>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

5.0

夜のドライブ、爆音でトンネルとか、最高だろう…。いいなー、青春。。キラキラしていて繊細で。聴く音楽も読む本も、書き留める言葉も、痛々しくピュアだった。

リアリティ・バイツを観た時の気持ちを思い出す。
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.8

郡上八幡の景色、町並みが素晴らしい…日本の良き田舎の夏。お祭り。行ってみたいなー。

俳優さんたちの演技すごい。仕草や話し方、普段の皆さんとは全然違うだろうに、それを全く感じさせない。

出ているのが
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

信念を持ち主張するということが否定されたら。権力やマジョリティに常に疑問の目を向けることがいかに重要か、それを改めて考えるきっかけになった。

日本の政治やメディアは大丈夫か。

法廷を中心に進められ
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.0

主演の二人はすごいのに、なぜあまり話題にならなかったのかな。

2パックの名前や暗殺されたこと、ロスの汚職警官の話は知っていたけれど、こんな背景があったとは。繋がりを知って色々調べた。ヒップホップの成
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ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

2.8

アスリートの人たちの精神力は日々の鍛錬の先にあるもの。確かに積み重ねてきたという想いが支えになってここぞという時に力が発揮できるんだろうな。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

丁寧に丁寧に二人の心情を追っていくから、二人の結婚がもうどうにも続けられないことが観ている者にも突きつけられる。

中盤のケンカのシーン、共感しかない。分かってほしい、伝えたい、分かってくれるはず、そ
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.8

あまり前情報入れずに鑑賞。今泉監督のこれまでの作品とは確かに違う、でも間の取り方とか、人間って?っていう問いとか、男女の機微とか、今泉監督らしさも存分に感じられた。すごい。

このテーマ、脚本を表現す
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