どの世界線も格好良く生きる母親であってほしい。
赦す必要のない行いを赦すことよりも守るべき人を守ることが大事。
従順を求めるのではなく、寛大な対応をすることが、多様性を尊重することだと思いました。
過ぎ去った高校生活を取り戻すことは出来ないけど、それでも取り戻そうとする気持ちと行動力が大事なんだと思う。
強い信念を持ち続けられるのは、周りの支えがあるからこそ。
映画はいつの時代も、観る人に夢や希望を与えるものであってほしい。
若い人が格好いいものに憧れて、そうなりたいと思うことは自然なことで、身の丈に合っていないことも含めて、若さなんだと思う。
こういう感じの内容で、笑える映画って結構貴重な気がする。
守るべきものがあって、必死で生きている人たちが、搾取されてしまうこの世の不条理。
今よりもずっと男尊女卑の時代に、指揮者になって活躍することを諦めない女性の情熱。
身分や世間体に縛られながら生きる女性の物語。ラストシーンはそんな呪縛から解放された感じがして素晴らしかった。
小説では描かれていない部分にリアリティがあって良かったし、小説にはない温かみが感じられた。
黒人差別について、ブラックジョークを交えてテンポ良く描かれているけど、笑いだけでなく差別の根深さなど感じることができる良い映画でした。
もし出来ることなら、上京したての若かった頃の自分にアドバイスしたいという気持ちになった。
見方によってはバカバカしい内容だけど、不思議と命の尊さみたいなものを感じさせてくれる映画でした。