やすやすさんの映画レビュー・感想・評価

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6月0日 アイヒマンが処刑された日(2022年製作の映画)

3.9

中学生の時に一冊の本を夢中になってむさぼり読んだことがある。
それは落合信彦著「モサド、その真実」
モサドとはイスラエルの諜報機関。
文中にはアイヒマンに関する記述があって南米に亡命中のアイヒマン拉致
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夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく(2023年製作の映画)

4.8

原作は未読。とんでもなく良かった。
ここ数年では個人的にベスト級。
観賞後の「いい映画を観た」感が凄い。
全編に渡って退屈することなく眠気に誘われる
こともなく終始スクリーンに引き込まれた。
主役2人
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

75歳になったら安楽死を選択出来るPLAN75。
国民の命を守ることが最優先の政府がその様
な愚行をするのはファンタジーでしかない。
百歩譲って架空の話だから受け入れるとして
この制度の最大の欠点は関
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モエカレはオレンジ色(2022年製作の映画)

4.3

なにこれ、なにこれ、ラブストーリーという
より、上質なヒューマンドラマ。
期待値を大きく超えてきた。泣けた、泣けた。
テレビを見ないのでヒロイン役のめるるって
初めて知ったけど健気で思いやりのある高校
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

4.5

中年男性が泳げる様になることがそんなに
重要なのか?
果たして映画にする程の題材か?
予告編を見て勝手に抱いた私の気がかりは
実際に鑑賞して物の見事に粉々に打ち砕か
れた。
なぜ泳げる様になりたいのか
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漂流ポスト(2018年製作の映画)

4.5

捉えどころの無いタイトル、何の変哲も無い
ジャケ、そして30分という短い時間。
だけど今作には映画としての魅力がギュッと
凝縮されている。極めて私好みの作品だった。
タイムカプセル、手紙、校舎の屋上、
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とんび(2022年製作の映画)

4.5

原作もドラマも未見。
でも涙腺キラー・重松清さん原作の映画は
とりあえず劇場で観たいと思い足を運びま
した。
もう、めっちゃ泣きました(T-T)
多分140分で描く内容では無いのでしょう。
ダイジェス
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at Home アットホーム(2015年製作の映画)

3.9

本来、家族とは自身にとって誰よりも頼りに
なる存在であり一番の味方であるはずだ。
家庭とは心がホッとする安らぎの場であるは
ずだ。
だけどこの世界にはその家族から虐げられる
る人たちがいる。地獄の毎日
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きみの友だち(2008年製作の映画)

4.2

重松清さん原作の映画やドラマが好きで今までに
たくさん見ているが私にとってはその原点が今作
だった。
足が不自由で松葉杖が欠かせない少女と病弱で入
退院を繰り返すもう一人の少女との友情を描く。
二人と
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.8

映画には泣くことが観る前から予想された
作品と予想外に涙を流してしまう作品があ
るが今作は後者。タイトルやジャケからは
想像出来ない恐ろしいほどの破壊力を秘め
た作品で終盤は涙の洪水でした。

主人公
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1941 モスクワ攻防戦80年目の真実(2020年製作の映画)

4.6

俳優の宝田明さんは子供の頃、終戦時に満州で
ソ連兵の非人道的な暴虐ぶりを目にして終生ロ
シアという国を許さないし好きになることは無
いと語っている。
私も同様、宝田さん程の憎しみは無いが到底好
きには
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.4

同性愛×グルメの作品だけどドラマ版はもっぱら
美味しそうな料理だけが目的で何となくノホホン
と見てました。
男同士の恋愛モノはまず見ないので。
交友関係が狭い為か身近にも同性愛の人は誰もい
ません(少
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

4.2

女子高生VSテロリストだもん。これはもう
見るしかありません。
地元で上映していれば絶対観に行きたかった。
ジャケからは勇猛果敢なJKが銃を片手にテロ
リストをなぎ倒す印象を受けます。
でも実際はそん
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.7

あーもうこんなの絶対泣きますわ(TT)
予告でいかにも泣ける作品って煽って
いたのでこっちも身構えていてもしか
したら空振りもあるかと思っていたけ
ど私好みのどストライクの出来栄えで
した。多段ロケッ
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リスタート(2020年製作の映画)

4.4

人生どん底に感じたことって誰もが経験して
いることだと思う。学校でのいじめ、失恋、
友達関係、受験、就職、仕事、貧困…悩みの
タネは尽きることが無い。人生って常に何か
と戦うことなんだと思わざるを得な
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いとみち(2020年製作の映画)

4.5

これはもう、ご当地映画の極みですね。
圧倒的津軽感、青森ワールドに劇場で包まれ
ました。
作中、度々映される津軽の名峰、岩木山。映
画「八甲田山」でも高倉健率いる弘前隊の出
発を見守るような美しい山容
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ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

4.8

94年のリレハンメルも98年の長野もTVを通じて
リアルタイムで夢中になって見届けていました。
長野のテストジャンパーのエピソードも以前TV
で特集された番組を見て知ってました。
正直、食傷気味という
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.9

98年に劇場で鑑賞したディープ・インパクトの
感動は深く胸に刻まれて忘れることが出来ませ
ん。鑑賞後に泣きながらロビーに帰ってきた女
性も多数いました。
地球に接近する彗星を発見した高校生とその恋
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はちどり(2018年製作の映画)

4.8

エンドロールで奏でられた静かなピアノの
音に涙腺を強く刺激されて涙があふれた。
深い余韻が胸を包む至高の作品。

悲惨で信じれられない様な光景とともに人
々に記憶される年が各国にある。
日本は阪神大震
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5つ数えれば君の夢(2014年製作の映画)

4.2

女子校、美少女、コスプレ感あふれるかわいい制
服、百合、ブラコンなど野郎どもが喜びそうない
わゆる萌えキュン要素がたっぷり詰め込まれた群
像劇。
絶えず鳴り響くピアノが幻想的で非日常的な雰囲
気を醸し
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.8

ああ、いい映画だった。これは間違いなく心に
残る作品だ。
ボクシングという魔物に取り憑かれた3人の男。
その熱い思いが深く胸に染み渡り静かな感動を
覚えた。
主人公一人だけにフォーカスしない3人とも主
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悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46(2015年製作の映画)

-

私が乃木坂に興味を抱いたきっかけは2015年
に劇場で「心が叫びたがってるんだ。」とい
うアニメ映画を観たことだった。エンディン
グで流れた「今、話したい誰かがいる」とい
う彼女たちが歌った主題歌。軽
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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

4.5

4月を迎える度に思い出す作品。
高校生の青春物、恋愛物はアニメやSFチック
な作品を除いてほとんど興味が無かった今作
の公開当時。原作もアニメも未見でこの実写
版もスルーは確定だったけどたまたま知り合
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すくってごらん(2021年製作の映画)

4.8

これは個人的に大当たりの作品でした。
映像も音楽もキャストの容姿も全て美しさが
あふれていました。
尾上松也さん以外他のキャストは知らない人
ばかり。ももクロのリーダーが今作のヒロイ
ン、百田夏菜子さ
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

4.4

「おいおい、真面目かよ」
思わず呟きたくなる程、とことん真っ直ぐ
で真摯な作風に驚かされた。
高校生が戦国時代にタイムスリップすると
いう有り勝ちとはいえ奇抜な設定を考慮す
るとここまで誠実な仕上がり
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.5

成田さんの格好良さ×清原さんの愛らしさ
で一級品のコメディーに仕上がってますね。
2人の会話が絶妙の漫才の様でいや〜笑っ
た、笑った。声を出すのは恥ずかしいので
マスクの下でふふふってサイレントスマイ
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野球少女(2019年製作の映画)

4.7

エンドロールで静かな感動が胸を包む実に
素晴らしい作品でした。
ラスト、本来なら一番の見せ場になりそう
な場面をあえて描かないことに上手いなー
って心底感心しました。
全体を通して、笑いを誘う様なコメ
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管制塔(2011年製作の映画)

4.5

孤独を抱えた中学生の男女が出会い2人でバンド
を結成する物語。
胸が締め付けられるような極めてセンチな気持ち
に包まれる私の大好物の作品だった。

作中、丘の上に立つ展望台に目が留まりヒロイン
役の橋
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栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

4.4

私がジェシー・オーエンスという米国の陸上
選手の名を知ったのは1984年のロス五輪の時、
カール・ルイスがオーエンス以来の偉業に挑む
と盛んに話題に上っていた。
両者に共通するのは黒人であること。わざ
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ディエゴ・マラドーナ 二つの顔(2019年製作の映画)

4.5

私がまだ幼い頃に今ではフォークランド紛争と
言われる戦争が起こった。英国とアルゼンチン
が大西洋の群島を巡り激しい戦いを繰り広げた。
当時戦争とは過去の話、映画の中の出来事だと
思っていた私は連日テレ
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

4.5

「サッカーそしてスポーツに国境無し」
「昨日の敵は今日の友」
そんな言葉が脳裏に浮かぶ。
第2次大戦で激しい戦火を交えた英国とドイ
ツ。おびただしい犠牲者を出し合った両国の
懸け橋となった一人のドイツ
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愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)

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公開時に劇場で観ましたが最近レンタルにて再観賞。
横浜流星さん演じる主人公が健康診断で突如ガンで
余命数カ月と告げられます。良くも悪くもいわゆる
「余命もの」でストーリーも予想の範囲に留まり悲
しくて
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.3

いやいや人間って実に醜くておぞましい生き物
ですね。鑑賞してつくづく身につまされました。
前作はゾンビ対人間の構図が中心でした。そし
てゾンビに噛まれれば例え身近な人であっても
すぐさま敵に早変わりし
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

4.5

ああ何これ、何これ、めちゃめちゃいい映画では
ないですかー。
原作未読で作品の知識皆無。正直浜辺美波さんが
主演でなければスルーしていたかもしれません。
予想外の素晴らしい作品に触れて感動で胸がいっ
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天外者(2020年製作の映画)

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幕末の話が好きで大河ドラマは90年に放送された
「翔ぶが如く」から最近の「西郷どん」まで幕末
期を舞台にした作品は全て見てます。だけど今作
の主人公、五代友厚については何も分かりません。
おそらく私が
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劇場版HAYABUSA2〜REBORN(2020年製作の映画)

4.8

想像した何倍も見応えのあるドキュメンタリ
ーでした。幻想的な音楽に包まれて自身が宇
宙を旅した錯覚に陥る様な最上級の感動が得
られました。やはり大きなスクリーンやプラ
ネタリウムで見てこそ価値があるの
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