やわらかさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

やわらか

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スラム砦の伝説(1984年製作の映画)

3.3

早稲田松竹のセルゲイ・パラジャーノフ特集。
 
はじめてこの人の作品観ました。1950年代から活動しているけど、この作品は同時上映の「アシク・ケリブ」とともに最晩年の作品なのね。
 
ソビエトの映画自
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.8

前日新宿武蔵野館ではチケット売り切れで観れなかったので、場所をヒューマントラストシネマに移してさっそくリベンジ。
 
現代バレエ界で傑出したダンサー、セルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー。もうこれは
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

4.1

武蔵野館に『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン』を観に行ったらサービスデーで満席。がっかりして帰りかけたら、ちょうどこの作品の最終回のCMが始まったところだった。こちらは空席がいっぱいだったのでさっそくチ>>続きを読む

銀魂(2017年製作の映画)

4.0

これはめっちゃメタな方向に振り切った快作!\(^o^)/
  
 
えっと、当初は苦手なマンガ原作ってことで完全に観賞対象外のつもりだったけど、「帝一の國」を評価した人が同じような評価だったので少し気
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黒部の太陽(1968年製作の映画)

3.7

196分、予告と休憩入れて4時間近くの長丁場。DVDとかはあるだろうけど、劇場じゃないとなかなか観れない(観る気になれない)ですよねー。観終わって劇場出たらお尻が痛かった。
 
えっと、内容は1958
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君はひとりじゃない(2015年製作の映画)

3.8

何じゃこれは・・・点数で評価しにくいなー。
 
良いか悪いかで言えば良くないけど、アリかナシかで言えばアリのような。ある意味禁じ手のような。

(以下ネタバレ注意)
 
 
 
 
 
 
この映画、
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十年(2015年製作の映画)

3.5

昨晩の寝不足も祟ってか、オムニバス5話のうちはじめ2話はほとんど寝てた。(朦朧としながら観た限り、この2本はパスでも良かった)

で、実際に観たのは
③『方言』
④『焼身自殺者』
⑤『地元産の卵』
 
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

止せば良いのに考えなしにまた観てしまった怖い映画シリーズ。
 
直接的なスプラッターシーンなら、こないだ観た「ハクソー・リッジ」とは比べるべくもないし、普通のサスペンス系映画の方がよっぽど凄いかも。そ
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ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(2017年製作の映画)

2.5

久しぶりに観に行くべきじゃなかった映画。対象外なのに観に来てしまいホントごめんなさいって感じ。原作はラノベで、アニメシリーズがあって、映画はその外伝って位置付けなのかな?ストーリーはほぼ独立しているの>>続きを読む

ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)

4.2

フィリピンのゲイ・ミスコン参加者の半生を描くお話。また、「彼女」を取り巻く親友や娘、家族や恋人たちの群像劇でもある。
 
以前マニラ近くに数カ月滞在した経験があるので、フィリピンに対しては少なからず思
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おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)

3.2

たぶん誰が観てもそれなりに楽しめるけど、薄味で一週間ぐらいで忘れそうな感じ。レビューも書きにくいなー。
 
脇役は結構いいキャラいるよね。息子とか事務所のアシスタントとか、彼女の両親(とくに父)とかね
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特別捜査 ある死刑囚の慟哭(2015年製作の映画)

4.0

これは当たりだった。かなりオススメの一本。はじめから終りまで2時間ずっと面白い(元)刑事モノ。
 
やり手の刑事だったがスキャンダルで免職になり、現在は法曹ブローカーとして暮らす主人公。ある死刑囚から
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.4

「凄い映画か?」と聞かれたら迷いなくそうだと答えるけど、「いい映画か?」と聞かれたら自分にとっては違うと答える。そんな感想。
 
予告編その他の情報からこういう映画だろうと予想して観に行って、実際その
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.3

自分は日本の戦隊モノは子供の頃3,4シリーズ分ぐらいしか覚えてない。そのおぼろ気な記憶を頼りに考えると、テレビシリーズのはじめの2,3話と最終2,3話分をまとめたらこうなりました、って感じの映画だった>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.6

ポスターの絵面とか俳優のレベルとかは「メッセージ」なんかより、よっぽどSF超大作になりそうな感じなんだけど・・・どうしてこうなった?「ゼロ・グラビティ」で味付けしているとはいえ、内容的には「エイリアン>>続きを読む

グリーンルーム(2015年製作の映画)

3.3

新文芸坐で同時上映の「ドント・ブリーズ」と比べるとこちらはだいぶ「ちゃんとした」映画な感じ。音楽が好きなこともあってポイント毎には楽しめたかな。
 
この映画、個人的にはパトリック・スチュワートがバリ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.0

子供の頃から好んで観たりはしないので、そもそも自分が怖い映画ムリということを意識することが少ない。結果、年に一回ぐらい油断してしまい、タイトルではっきりと分からないタイプのホラーを観に行く、という失敗>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

※以下、レビューが妥当かどうかはともかく、ネタバレ度が高いのでご注意を。
 
 
 
えーっと、事前に読んだレビュー評価は軒並みあまり高くなく、ジブリ作品オマージュに溢れているという声も多かったので、
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忍びの国(2017年製作の映画)

3.4

先週末単館系のこじゃれ系(?)洋画を1日に3本も観てしまったので、「メアリと魔女の花」「ライフ」辺りと迷ったけど、ちょっと軽いのがいいかなとこれを選択。結論から言えば、期待よりも割とちゃんとしたドラマ>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.5

うーん、消化不足。ストーリーを十分に読み込めなかった。この日3本目の観賞だったこともあり、集中力を欠いてしまったかもしれない。
 
大枠としては、主人公が妻の死のショックから回復する、という流れなんだ
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.4

ある登場人物の死期が近いことが判明し、それをきっかけに今までの人間関係に変化が起こる、という枕で言うと、同じ日の朝に観た「しあわせな人生の選択」とおんなじ。

ただ、こちらの映画はさすがのおフランスで
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

3.7

なかなか趣深い作品だった。
 
人が、自分や周りの人の死に向かい合うときに見せる、人間の十人十色な反応がとても繊細なタッチで描かれている。
 
この映画では、生活の中でのパートナーとしての犬がとても重
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.7

イラン映画。引っ越しした直後に酷い事件に巻き込まれたある夫婦。犯人を自ら見つけようとする夫と、事件を受け止めきれない妻との関係を描く。(っとあらすじを書いてみて思ったけど、「淵に立つ」に似ている?)>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.8

新文芸坐のクリント・イーストウッド特集、5本目に観賞するのは2014年に公開された「アメリカン・スナイパー」。
 
まず感じるのは、シーンの繋がりやストーリー展開のテンポに隙がないということ。戦場のシ
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.0

この映画には個人的に強い思い入れがあって。90年代の後半から10年近く、全く映画を観ない時期が続いた後に、たまたま帰省したタイミングで、知り合いに誘われてこの作品を観た。
 
それまでダーティー・ハリ
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.4

いやあー、やられた。完全に感情を持って行かれた感じ。文句なしに素敵な映画だった。
 
クリント・イーストウッドの老いてなお失われないワイルドさも凄いけど、メリル・ストリープ!なぜあの歳で(失礼!)可愛
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

恋もない、派手なアクションもない(あるけど)、ある意味華のない年齢のキャラを主人公に置きながら、質の高い映像・台詞・音楽で構成されていて、ちゃんと一本の映画として楽しめる。
 
ただこの作品の場合、単
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.9

新文芸坐のクリントイーストウッド特集、観たい作品目白押しで、平日のプログラムを眺めながらどこで有給使おうか悩み中。
 
で、この作品。クリント・イーストウッド監督作ってこういう謎を含んだストーリーがそ
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ヴァンパイア ナイト(2017年製作の映画)

2.1

金曜日の夜、公開から一週間、それでも、200席ほどあるシネマート新宿に詰めかけた客は10人に届かず。。。

うーん、ヒロイン二人のセリフは棒だし、ゾンビモノにしてははっちゃけてないし、お色気っぽい展開
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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

3.6

映画としては評価難しいなー。でもとりあえず、リンちゃん(ジエン・マンシュー)がカワイイのだけは間違いない。
 
これが実話を元にしていて、しかもリンちゃんもモギさんもホンモノが、女優さんや俳優さんに負
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.0

軽いストーリーを上手くまとめた感じ。後で調べたらリメイク作品なのね。制作側も、名作にするぞ、みたいな気合いは入ってないんだろうな。
 
えーと、結論から言えば、名優3人は主役としてより脇役の方が輝いて
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.8

なかなか痛く重たいドイツ映画。
 
これ、ちょっと売り方でミスリードされているような気がするなぁ。タイトルや宣伝では父が「ちょっとイタズラ好きの」みたいな形容されてるけど、そんなレベルじゃないしね。で
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劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(2016年製作の映画)

2.4

出掛けた時にちょうどいいタイミングで始まりそうだったので飛び込みで。

原作(ラノベ?)・アニメ、全く予備知識なし。多分外伝的な独立した話なのでストーリー的には特に問題なく観れた。凄くいいとは思わない
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

2.5

正直あまり納得が行かなかったなー。Fimarksを含むレビューサイトの評価も軒並み高かったのでかなり意外。
 
まず単体の映画としては結構ハードな内容で、ヒュー・ジャックマンやパトリック・スチュワート
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

4.0

90分ない小品だけどその分思いっきり笑えた。
 
イタリアの公務員天国な描写って他の映画にもぼちぼち出てくるけど、この映画観るとその酷さは予想以上だねー。最後だけキレイにまとめてるけど、現実は笑えない
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.4

前半の爆破事件のリアリティはドキュメンタリー以上の迫力。この手の実際の事件モノでは定番になった現実の映像や記者会見シーンを混ぜているんだけど、そこに実際の事件を再現させるシーンが(たぶん)CGを駆使し>>続きを読む