yuriさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

現実社会でも行政や福祉の援助に掬い上げられず零れ落ちている人もいる
不安と絶望感を抱えながら、本人の意思とは関係なしに孤独にその日暮らしをしている人が、この世界にもどのくらいいるだろうか
たったそれだ
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.6

抱えきれないほどの壮絶な人生を歩んでいるにも関わらずなんだか長く退屈に感じてしまったのはとても残念
女性が人権を得るまでの作品を観ると今に至るまでにそうやって戦い続けてきた先人たちの努力を無碍にしない
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.9

自分はたくさんの人の支えの元に存在していること
家族だけでなく祖先が築き上げたものが現在に繋がっているという奇跡
そして尊敬と感謝を忘れてはいけないこと

家族や祖先を大切にすることは自分自身を大切に
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

「もしも」の世界
いろんな「もしも」があるけど、こんな設定も面白い
いつかバレるんじゃないかと悪夢まで見る主人公の人の良さは好感持てる
大切な人っていつだって空気のようにいるのが当たり前で
失って初め
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マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

3.9

面白かった
笑ったー

不甲斐ない旦那さんだけど
とっても愛に溢れてて
2人で乗り越えていく感じが
こんな夫婦いいなって思わせてくれる

最高だね笑える
誕プレはAmazonのギフトカード?
って一緒
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キスから始まるものがたり(2018年製作の映画)

3.8

「あと1cmの恋」みたいに最後に本当に大切な人は誰か気づいちゃうストーリーかと思いきや…

学校で女子人気No.1と言っても過言ではないくらいのイケメンが幼馴染みのお兄ちゃんで
しかも実はこっそり想い
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シングル・フレンズ 〜そんな恋愛やめちゃえば?〜(2020年製作の映画)

3.5

南アフリカの映画だったんだ
だから季節が日本と逆転してたのか
なぜ6月にコート…?とかストーリーと全然違うところで引っかかってたから納得

女子の友情もの好きだな
特に感情をぶつけ合うところとか
それ
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サムワン・グレート ~輝く人に~(2019年製作の映画)

3.8

失恋した時こそ友達というものの存在の偉大さを改めて痛感するんだけど
どうして新たな恋がスタートすると友達との時間より彼氏との時間を優先しちゃうんだろうなー
でもそんなことお互い様か笑
わかった上で甘え
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パーフェクト・デート(2019年製作の映画)

3.8

片想いしてると好意を持ってもらえるように無理して背伸びして一生懸命合わせていつの間にか息切れしちゃうけど
やっぱり素の自分を安心して出せて相手の素も受け入れられてお互いに自分らしくいられる関係がいちば
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友罪(2017年製作の映画)

3.7


「世の中の不正を正したくて記者になった」
なら真実を伝えれば良かったのに
少年Aではなく青柳くんの現在を
なぜ「鈴木」と名乗らなければならなかったのか
その気持ちも「想像して」ほしい
集団心理でいじ
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同級生(2015年製作の映画)

4.0

甘酸っぱいとはこのことか!笑
いいなー
可愛いなーー
初恋ってこんなのが理想的
でも実際も同じように不器用で焦ったくて下手なコミュニケーションだったよな
いくつになっても恋愛は上達しないもんだ

新聞記者(2019年製作の映画)

4.1

プライベートでは出産という大きな喜びがある反面、核心に迫るにつれて杉原さんがどんどんやつれていく様があまりにもリアルで見ていて苦しくなる

出産が霞むくらいの圧力と責任
家族を人質にとられている感覚
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.9

ほっこりするし
今の当たり前な生活って
とても貴重で大事な時間
ってことに改めて気づかされる

今いる場所で
おうちの中だけで
どれだけ日常を豊かにできるか

「おいしいごはんを食べると
 元気になれ
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岳 -ガク-(2010年製作の映画)

-

端的に言うと海猿の山ver.
自然の美しさに雄大さ
それと対比した無慈悲さ
でも登頂後の景色は何にも代え難いよね
低い山しか登ったことないけど

海でも山でも地上でも
命をかけて救助をしてくれる人たち
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.2

駅で告白するシーンも神前式も
不器用だけど真っ直ぐで素直で
会社の人たちも家族みたいで
涙が出るくらい温かいストーリー

夫婦になるとお座なりになってしまう相手への思いやりも
してもらうこと、いてくれ
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.8

誰にでも抱えているものがあって
誰にでも言えないことがあって

でも誰にも言えないことが
いちばんわかってほしいこと
受け止めてほしいこと
だと思った

けどそれを伝えるのが
いちばん難しいし
怖くて
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

3.5

日々を重ねる毎に増す体重と精神のバランス崩壊
見ていて辛いのは実験結果がある程度自分も経験していて納得いくものだから
ストレス過多な時期は無駄に甘いもの食べたくなって食べても食べても満たされなくてそし
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

普通に楽しめた
やっぱ東野圭吾好きだなー
謎を解く瞬間の自然さとか
個々のキャラ立ちが爆発してるとことか
東野圭吾が描く主人公って自分の仕事に誇りと責任感を持って向き合っている印象が強くて自分もそうあ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

2.5

だめだー
全然共感できない
良くないと思いながらもゴシップがちらちら頭を過ってしまうのがどうしても…
映画だしフィクションなんだから別に共感できなくても問題ないんだろうけど
どうしても冷めた目で見ちゃ
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.9

背景を知っているからこそ
ハラハラしながら
応援しながら
祈りながら
どうか無事に辿り着けるようにと

でも何も知らない人たち全てが
親切に接してくれるとは限らない
彼女を取り巻く全てが
優しい世界と
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.2

解放運動に関する経緯を改めて知ることができた
父子それぞれの視点で経過を見ることができたのもよかった
どちらにもそれぞれ大事にしているものがあるからこそ衝突してしまう
父は家族を息子は仲間を
目指すべ
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空気人形(2009年製作の映画)

3.5

エンドロール見て是枝監督と気付く衝撃
でも観客に感じ方を提起するというか一存するというか…

おんなじように相手を喜ばせたくて
自分と同じだと一切疑わず信じていて
たったそれだけのことなのに

心を持
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.6

「生活に必要なものは100個」
わたしは100個に絞れるだろうか
それとも100個も挙げられるだろうか

「その次の100個は生活を楽しむため」
生活を楽しむためのものをそんなに持つことができているだ
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.8

淡々と展開するので自分の感情がついていけないのとリリーのファッションがとにかく可愛いのと動機がよく掴めないのと感情がないアマンダはどう受け止めているのかが気になることと衝動的でありながらも冷静さも保て>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

組織で働いていると確かに見て見ぬ振りして流される方が楽ではある
おかしいことはおかしい、間違っていると声を上げるのには身を奮い立たせるほどの勇気がいるし、その覚悟をもってしても捻り潰されたり無かったこ
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.3

どのキャラもとっても人間らしくて愛らしい
アスペルガーをただの個性としてその人を見るのって結構難しい
「この人はアスペルガーだから」という色眼鏡を通して見てしまいがちだけど、サムも職場の人もイェニファ
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.7

ほんとどうしようもない服従関係
こうやって暴力のスパイラルは巡るんだな
虐待とかDVとか似て非なるものかもだけど逃げ出せない共依存的なものを感じた
報われない主人公
きっとあの後もみんなの信頼も取り戻
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.9

もう全然みんな憎めない笑
ロビンもトムもぜひ友達に欲しい
人生相談してなじられたい笑
こういう映画を観ると
仕事に追われるんじゃなく
私生活をちゃんと充実させて
わたしのための人生を生きたいって思う
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.8

なんとも言えない居心地の悪さを感じ続け
周りの応対とか過去との対比から
なんとなく悪いことが起きるのは予想できるけど
まさか旦那さんも可愛い妹もとは…
別れて出て行ったかと思いきやより残酷な現実

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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

5.0

運命とは愛おしくて悲しい
大切な人に出会えた愛おしい運命と
大切な人を失ってしまう悲しい運命と
その運命は無限の可能性に秘められていて
運命を愛おしいものと受け入れるか
悲しいものと嘆くかは自分次第で
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.7

ジョジョとヨーキーが
とっても可愛くて愛おしくて
ママは愛と勇気に溢れていて
絶妙なユーモアと風刺を楽しんでいたら
靴のメタファーに涙
そしてキャプテンKの芯の強い優しさ
一言では語り尽くせない秀逸な
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ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

3.8

最後の最後まで騙された
周りに人が増えるほど
誰を信じたらいいのかわからなくなる
自分の才能や実績に寄ってきているのか
自分の富や権力に寄ってきているのか
大きなものを手にすると
世界が変わってしまう
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ベル・カント とらわれのアリア(2018年製作の映画)

3.8

最初は単に人質同様緊張感だったり理不尽な恐怖だったりを感じていたが、徐々に心を通わせていく過程とかコミュニケーションを取ろうとする努力とかに心動かされていたら、突然の突入という事態の展開についていけな>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.9

無垢でありながら
大胆でもあり
計算尽くなようで
衝動的でもあり

優雅であまりにも普通な行動の様に
犯罪を重ねるというより
日々を積み上げるかの様に

不快感ではなく恐怖を感じる

美しさは悪
では
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.8

生きるって苦しい
愛するって苦しい
だからこそ生きてるだけで、愛

「自分の何かがみんなに見抜かれてる気がする」
多分みんなが抱える不安
みんな見抜かれないように平気なフリして生きている
寧子は正直な
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

愛って何なんだろう
どの登場人物にも似た経験あるって感じのとにかくこれが世に溢れている愛の「リアル」なんだと思う


テルちゃんみたいに携帯を片時も肌身離さず好きな人からの連絡を待ち続けたりするのも
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