yellow人間さんの映画レビュー・感想・評価

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釜石ラーメン物語(2022年製作の映画)

3.2

冒頭からの感情表現は情緒とかではなく常に即沸騰!怒鳴るぜ喚くぜ人情もの!というノリは正直あまり合わなかったんだけど、後半は展開だけじゃなくその過度な喧しさもラストバトルのカタルシスに繋がってたと言えば>>続きを読む

毒娘(2024年製作の映画)

3.4

思ってたのと全く違うし、ツッコミどころは満載なんだけど、毒のような抑圧への叛逆は毒を伴わざるを得ないどうしようもなさとか、本当に毒が必要かどうかの葛藤を抱きながら進む様など、心の動きが良かった。

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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

若手俳優最高級布陣の東野圭吾原作作品。

顔面の強さ溢れる役者陣の演技っぷりや佇まいは本当にすこぶる良いし、展開に捻りもあって面白いんだけど、映画!っていうよりは、そこはかとない火サス感(とても豪華な
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デストラップ/狼狩り(2020年製作の映画)

3.9

前半過酷な環境で狩りをする一家、父の頑固さ頼りになる感、娘の疑う事なき瞳、丁寧な描写にバッチリ感情移入をして臨む後半……。

ぐわんぐわんの迷走と焦燥の果てに思いもよらなすぎる凄惨な結末。

細かくば
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.9

モラルは日常に置いてきたぜと言わんばかりの楽しいリゾートインモラルは、掌返しと極強煽りでぐんぐん膨らんでおハシャギごと人生を押し潰す!

設定とゴアの妙は勿論、とにかくミア・ゴスの憎たらしい表情と煽り
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

これは良い前日譚!

避けることの出来ない悪魔誕生への軌跡はクラシカルさの中にセンス溢れる多量の禍々しさとグロテスクさを内包しながら曲ってはじける。

面白え〜!
一作目との繋がりだけじゃなく拡がりま
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ヒプノシス/催眠(2020年製作の映画)

3.5

催眠療法で記憶にない過去やその幻影に襲われるぜ!

催眠とホラーの相性の良さに記憶の都合良さと人間の厭部分を煮詰めたドロっとしたエッセンスの妙。

ホラーは少し弱めだけど捻りの効いたミステリーの良さが
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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

3.7

余命宣告された指名手配犯が上位ランク指名手配犯を亡き者にして成り上がろうとする。

指名手配犯にランキング?

まあ謎の指名手配ランキングは置いといて、強烈なエゴが周囲の人生をも巻き込んで時に泥臭く、
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貴公子(2023年製作の映画)

3.8

Fan's voiceさんオンライン試写にて。

主人公と共に事情もわからずあれよあれよと巻き込まれる相続血みどろアクションノワール!

情報の程よい隠し方と出し方の巧みさや、ニヤつく貴公子の強さと弱
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.8

年齢ゆえゴーストバスター業から遠ざけられるフィービーちゃん、良さ爆発!

周りから自分の評価が正当にされていないのでは葛藤に身悶えるぜ!

彼女を取り巻く展開や家族は軒並み最高。少ないけど新兵器もある
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

原作未読。

後半の展開も知らずに、ましてや見ずに言うべきじゃないけど、これは現時点大傑作。

嗚咽。

ぐううう。おんたん……うう、イソベやん……ぐう。

語彙が撃滅した。

声優陣も見事。

原作
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.1

始まりから終わりまでずっと面白い!

サイコパス岡田将生、対する子役(脇もヤバい)が全員痺れるほど良い!

物語が二転三転するうちにいつの間にかじわじわと心の間接をキメられて、タップしたのに容赦なく折
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変な家(2024年製作の映画)

3.6

正直あまり期待せず間宮君の顔面目当てで行ったのにこりゃあ掘り出し物だ!

整合性よりも勢いと心意気を選択したぶん怖さに芯がある!

とてもいい意味で思ってたのと違う。

ビジュでも謎的にもしっかりゾク
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

まず映像と音圧という体験としては史上類を見ないレベル。

特にサンドワームという形をとった音の塊が近付いてくる迫力たるや内臓が震えるぜ!

ひゅう!

ストーリーは成長と共に実像とかけ離れる偶像のキツ
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.6

毒親、ヤングケアラー、マイノリティ、様々な世の中のままならなさ、世の中での孤立でぶん殴られる。かなしい。

散々つらさやままならなさでぶん殴っておいて、でも希望もあるさ!っていう手法自体が毒親の愛と似
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.6

音楽は強いんだぜ!
それを複数で合わせた日にゃあ心だって地球だって救えるわけです。

メイン楽器のセレクトも好きだし、特にパーカスが曲により変化するの良かったな。

セッションの鳥肌感もそうだし、伏線
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.3

全然ミステリーじゃねえ!

整合性の穴はボコボコ、アクション少ない、ヴィランも奮わない、弱点沢山で酷評もある意味納得だけど……

でも!

正直嫌いじゃないぜ!

その中にも若者相手の良さや大変さや変
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ストリートダンサー(2020年製作の映画)

3.6

FansVoiceJPオンライン試写にて。

ロンドンを舞台に圧巻のダンスをこれでもかと浴びる作品。

かつ!

家族・友情・努力・勝利だけでなく移民や貧困、国家間の軋轢など一筋縄ではいかない社会問題
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

愛すべき暴力肉弾刑事第3弾!

前作狂気性強め→今作は危険度が下がりコメディ傾向だけど終始マ・ドンソク兄貴の魅力と強さ炸裂で最高のひと言!

ワンパンからコンビネーションが増えたアクションも華やかな熟
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悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

4.2

変だ!
変な映画だ!

好きだ!

とりあえず冒頭、車のナンバーが『も……2』で"モツ"だ〜〜〜ッ!ってなって最高でした

各種名作ホラーからだけでなく様々な要素が混ぜるな危険の闇鍋状態なのにブレンド
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ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

3.4

クズ主人公がオープン閉鎖空間深夜のガソスタで面倒臭え狙撃殺人鬼に狙われる。

ほぼクズか犠牲者しかいない(クズで犠牲者はいる)。

アジャ制作なので要所のゴアは光るが、展開もゴアも全体的に控えめな印象
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

家族に置き去りにされて以来、沼地で1人暮らす少女。

見つかる変死体。

サバイバル、虐待、家族、恋愛、格差、殺人、胸糞、様々な要素を沼地の自然はただ、みている。

自然を美しいだの、残酷だの言う人間
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縄の呪い2(2020年製作の映画)

3.3

タイから来た呪いの悪鬼像と縄が主に首を狙って目を真っ赤にして襲いくる台湾お祓い系ホラー。

あまり怖くはないけどキョンシー的ノリで楽しめるのが良い。

道士の顔と表情が何とも言えない良さを醸し出してお
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.9

何度胸の熱さに身を焦がし、何度重ねた時間やおもいに胸を握り潰されたか、何度愛おしさに頬を緩めたか、数えてもきりがないこれらが劇場でみる事でブーストがかかるんだからタマんねぇって話ですよ。

しかし未見
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.6

FansVoiceJP オンライン試写にて。

暴力と悲劇と愛とワンちゃんに塗れ、ドッグマンと呼ばれたある男の人生。

種類を括れない複雑な感情の機微を表現する主役ケイレブに感嘆仰天し、ラストショット
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呪われの橋2 怨霊館(2023年製作の映画)

3.5

魔窟地獄大学再び!

心霊ゲームin心霊スポット。

駄目。

前作は視聴しておくことをお勧めします。

お馴染み伏線回収が複雑になってるのと、説明文の表示が早すぎるから注意だ!

ドラマには正直あま
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呪われの橋(2020年製作の映画)

3.5

心霊スポットで呪いの儀式やったらそりゃめちゃくちゃ呪われるよ、な閏年映画。

撮影方法の多彩さと、移行のシームレスさが楽しい。

所々に違和感を覚えつつも、湿度軽めながらテクニカルさが光る丁度良い恐怖
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エレベーター・ゲーム(2023年製作の映画)

3.2

複雑な手順を踏むとEVが異世界に繋がるぜホラー。

エレベーターひとつだけどそれなりに展開があるのが偉いし、怪異が後ろに立つ様も湿気があって良い。

と思いきや後半は一転アグレッシブな襲い方にギアチェ
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犬人間(2022年製作の映画)

3.3

出会った富豪イケメン好青年は家で犬のフリをさせられた人間を飼っていました的、変なスリラー。

主人公の女性が富豪イケメンの明らかなヤバい人間性を、その他の好条件ゆえに極限まで見て見ないふりをして無理矢
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.1

殺人アニマトロニクス可愛い!
特にヒヨコとアップルマフィン?のコンビがアグレッシブでとても良い!

が、残念ながら彼らの残虐性がほぼ示されず、ギャップや怖さは……。

物語も試みは評価するものの散漫な
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

4.0

夏を過ごす為カナダへ来た13歳男子と地元16歳女子。

恋?性?姉弟?親友?のような関係になる2人。

心地良くも不穏な余白とともに大人と子供、生と死、岸と湖、境界線を行ったり来たりしながらあの頃の痛
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ザ・インフェルノ(2017年製作の映画)

3.7

なんて酷い!
あまりに非道い!
ずっとヒドい!

田舎にきた女子4人組を中心に登場人物全員とても良くない結末を迎える胸糞オブ胸糞映画。

ゴアい殺人の物理死は勿論、抵抗できない陵辱の精神死の辛さが胸糞
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