kuziraさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

kuzira

kuzira

映画(314)
ドラマ(7)
アニメ(0)

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.2

もう少しで本物の自分になれるような
もう少しで本当の自分が完成するような

そんな目の前の数センチは
なんだってそこからが大変なんですよね

目に見えているから、届く距離にあるから
掴めないと、手を差
>>続きを読む

春なれや(2016年製作の映画)

3.6

この映画を観ていると人間はいくつになっても
"期待"して生きていくのだなぁと思います

期待をするから失望してしまう可能性も
一緒になってやってくるんだけど
期待できない人生なんて色がないし
真相がわ
>>続きを読む

わさび(2016年製作の映画)

4.0

やっと目が覚めた気がします
わさびの抜けるようなツーンとしたカラい現実は
悔しさと混じって、おざなりになっていた
自分自身の目標や夢の居処を気付かされます

誰かに自分の一部をあげすぎると
自分の時間
>>続きを読む

愛してる、愛してない(2011年製作の映画)

3.2

久方ぶりに映画に戻ってきました
ここ最近の僕は自分の時間を使うのが下手で
いつも悠々と深夜にこっそり映画を観ては
レビューを書いてという自分の為だけの
人生ループに幸せを噛み締めてたけれど

どうして
>>続きを読む

ちょっとまて野球部!(2017年製作の映画)

2.3

野球部の不思議

野球部ってサッカー部と違うんですよね
野球部は野球部としか本当につるまない

あの野球部の独特なノリ、一体感

髪型が一緒、服のセンスも一緒、フォルム一緒
言葉の雰囲気も一緒で、声の
>>続きを読む

14の夜(2016年製作の映画)

3.9

無防備に青春、無頓着に清純

なにかをしないといけない訳でもなく
なにかをしたいという訳でもなく

日常にありふれた好奇心の行方は性で
精がでますなぁ
なんて平和な暇を描くんだろう

夏の牛乳瓶としっ
>>続きを読む

ポンチョに夜明けの風はらませて(2017年製作の映画)

2.7

良い要素しかないのになんだろこの空回り感
キャスト陣は豪華なのに
この題材やるには無理を感じざる負えない
みんなしっかり役者すぎて青臭さがない
この映画にとって致命的な嫌な意味で
お芝居上手いでしょを
>>続きを読む

色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

4.5

9月にまた隠岐の島に行きます
不思議です、あそこには何かあるんだなと
何もないけどそれ以上に何かある場所
"ないものはない"とスローガンを掲げるだけある

約3年ぶりになりました
なんで行きたくなった
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.8

映画に進んで本当に良かった
映画を選んで本当に良かった
映画と歩んで本当に良かった

キラキラしてた、血飛沫がキラキラ
ニヤニヤしてた、たまらずニヤニヤ

ケラケラしてた、みんなもケラケラ
ワクワクし
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0

待ってください、
ちょっと待ってもらって良いですか。

ヨシカって24歳なの
僕も実は24歳なんですけど、
これはもう他人事ではありませんや
大変です、絶滅すべきは僕じゃないでしょうか

赤裸々は赤裸
>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.5

人にお節介されるのって最高じゃないですか
干渉されないより干渉された方がうんと良いし
つっぱねるより受け入れる方がうんと幸せ

もちろん距離を測りながら近づいてくれたり
様子を伺いながら手を差し伸べて
>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.0

この世界の主人公

いるんですよね、主人公タイプの人って
生まれながらにしてというか一種の才能というか
ヒーロー物で言ったらレッドみたいな人

それは僻みとか嫌悪とかでなく、寧ろ逆で
自分とは違う所に
>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.7

今すぐに幸せを噛み締めて
今すぐに声が聴きたくなります

観終わった明け方の朝5時
大切な人にすぐにメッセージを送りました
とにかく理由は置いといて、ありがとうと

時間がもし、無限であっても
当たり
>>続きを読む

名前(2018年製作の映画)

-

恋愛という概念は男女やセクシャリティに
関係なく存在していいものなのだと知った

家族や友人、親子、兄弟、勿論、恋人
自分にとって大切な人、大切になりたい人

そういう偽物でも本物でもある関係にも
>>続きを読む

奇跡(2011年製作の映画)

3.5

夏の麦茶、ポテトチップスの残りカス
縁側の漫画、図書室のクーラー
夏休みが始まる前の一夏の奇跡

夏の暑さを鬱々しいと感じるようになってから
僕は何となく、一つづつ大人になっていた

あの頃、明日も会
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.3

"きっと"という言葉が僕は大好きで
普段からよく言葉に出して使います

このきっとに隠されているのは
ほんの少しのポジティブと心のゆとり

信じたいとき、願いたいとき
そんな時に僕はきっとを使います
>>続きを読む

一週間フレンズ。(2017年製作の映画)

2.3

元々、多分この主人公は
友達っていう視線よりも
恋愛対象に重きを向いた感覚を持っていて
それでいても「友達になって下さい」なんて
下心はピュアさでカバーできるものではない

本当の意味での友達っていう
>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.5

忘れたくない何か。
大切な人、大事なもの、こと。夢。

人が無意識のうちに捨てた物や集める物は
今のあなたを作る全ての存在で

人は忘れてしまうから、
どんなにかけがけのない思い出も

日常と共に忘れ
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.6

優しさの使い方

人から認められる事、人から必要とされる事
人から信用される事、人から肯定される事
人から愛されている事
人を愛する事ができるという事

人を知り、人を見ることができる事

その全てに
>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.6

真実ほど怖いものなどなくて
真実ほど認めたくないものなどなくて
真実ほど苦しむものはないのかもしれない

真実ほど信じられなくて
真実ほど簡単で難しいものはなくて
真実ほど自分に必要なものはないのかも
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.4

東京に出てきてもう丸二年になろうとしています

僕が旅立つ日、夜行バス停留所までの道のりを
母が車で運転してくれていて
なんとなくいつもよりしっとりした街並みの街灯が
印象的で今もこの映画を観て蘇って
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.9

最もそこに存在していて、掴み所のないもの
それでいて
心地よい当たり障りがある
全自分の魂を鷲掴みにされる家族だった

それは間違いなく家族で
捨てられて拾われた、正に万引き家族


もうね、最高に最
>>続きを読む

笑の大学(2004年製作の映画)

3.7

ずーっと最後までコメディだと油断して
ヘラヘラとフラフラと気持ち片目で観てたら
なんや、一気に心がフニャフニャになって
あったかい涙がツラツラ流れてきた


この部屋だけで行われるたった2人の
2人だ
>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.6

久しぶりに良い意味で映画に怒の感情を沸かされた

でもこの映画は、このキャスト陣はそれが目的で
まんまと。僕は紛れも無い
正真正銘の日本人だったのだなぁ

こう、日本人特有の曖昧さとか
消極的なのに頑
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.1

守れる人間であれるのか

大切な人は勿論、赤の他人、
殺したいくらい憎い相手だとしても
そこに守りたいは存在するのだろうか

ウォーキング・デッドやアイアムアヒーロー
その類が好物な僕にとって
やはり
>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.9

愛とは永遠に生き続けるもの

僕はあまりにも愛することを勘違いして
時に、思い通りにいかない愛を憎み
勝手に傷ついて勝手に手放そうとしてしまう

もうずっとこんな自分嫌で嫌で仕方がないのだが
愛が愛と
>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

愛とは見返りを求めず限りなく深く慈しむこと

辞書で引いたような愛が定義だとするならば
これは紛れも無い愛と呼ぶには充分で
もうそれ以上は存在しないのかもしれない

劇中に多くの台詞が残る「〜の為。」
>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.7

私がリズであって
あなたが青い鳥だと思うことも

あなたが本当はリズで
私が実は青い鳥であったということも

それはきっと極々普通の出来事で
何も特別ではない不思議じゃないこと


例えば、昔マラソン
>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.1

その人にとって何が1番大事か大切かなんて
他者である立場の人にしか考えられない

何を喜んでくれるか、何が欲しいのか
何を望んでるか、何がしたいのか

そしてそれから生まれる答えを
全てが正しいとは思
>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

大好きだった貴方は消えかけていて
大嫌いな貴方の思惑だけが残っていた

貴方は私を掠めるから
私は手放すことができなくて
止まってしまった記憶の時間を
止まらせたまま。貴方を責めるのです
そして貴方か
>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.7

私から奪われるものが目でも耳でも臓器でも
私から培った心までは奪わないで
私から育った愛までは奪われないで

当たり前に生産されて、当たり前に消費される

僕たち、私たちが生まれてきた意味が
臓器提供
>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

「あなたに会えてよかった」だなんて口にして
伝えた事がある人はどのくらいいるのだろう

僕は思い返してみても一度だけ、
照れ臭くて電車の扉が閉まる前の数秒間
我ながら映画みたいな台詞だなぁなんて記憶
>>続きを読む

聖なるもの(2017年製作の映画)

4.2

これはきっと僕"だけの"が‬
‪どうしても無性に手に入れたくなる‬
‪そしてそれはどうしようも手に入らない
映画は嘘で、嘘は現実で、
映画は本当の欠片で、夢は欲望の真実で

この"だけの"っていうのは
>>続きを読む

先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.6

その想いが届くかどうかは別として
その想いを伝える事ができるかどうか

その想いが正しいとか難しいかは置いといて
その想いを真に受け止める事ができるかどうか

"今、1番好きな人を好きでいたい"
そん
>>続きを読む

息もできない(2008年製作の映画)

4.0

全部が痛がっててもう貴方、限界じゃないって
誰かが気づいてあげないと
誰かに傷を労ってもらわないと
だってそれ以上はもうきっと息もできない

罪と暴力、血と叫びと、涙と崩壊
そんなSOSなんかよりもっ
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.7

もうそれ以上を望ませないで
もうこれ以上特別にさせないで
もうあれ以上幸せにならないで

身と実が染まるまで捧げた一夏の名前はない関係
あまりにも早くに熟したアプリコット
果肉から気持ちの果汁が溢れ出
>>続きを読む