yukikoさんの映画レビュー・感想・評価

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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

4.0

バレエ好きの友達に教えてもらったので、バレエ映画だと勘違いして観に行ったら、思っていたのと全然違って衝撃だった。
めちゃくちゃ内容が濃い物語だった。
流転する過酷な運命、それぞれのエピソードはびっくり
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途中のページが抜けている(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

チラシに「大爆笑コメディ」って書いてたけど、大爆笑というよりはちょっと考えさせられる良い話だったと思う。
(インドとの笑いの感覚の違いか…)
エンディングで実話ベース?!とびっくりした。

ひたすら繰
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ピザ 死霊館へのデリバリー(2012年製作の映画)

3.7

ホラーはほとんど観ないけれど、ヴィジャイ・セードゥパティ目当てで観た。

怖さは昭和のお化け屋敷レベルだったので大丈夫だったけれど、ヴィジャイ・セードゥパティの演技力がすごすぎて怖い…完全に騙された。
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.8

普通の映画なら10秒ぐらいで切り上げるようなところをその何倍もの時間ひたすら見せ続ける。
配信とかで観たら早送りしてしまう人もいるかもしれないけど、私は映画館で過ごすあの時間が好きだな。特に歩いてる場
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アルパカと生きる喜び(2021年製作の映画)

3.5

アルパカの群れだけでもずっと見ていたいほどかわいかったけれど、人の暮らしが思ったよりワイルドだった。

電気や水道はあるのか、水回りやトイレはどうなってるのか、病気になったらどうするのか、女の人の生理
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放浪記(1962年製作の映画)

3.4

とても顔のいい男2人が潔いほどにクズすぎてよかった。

私は小林桂樹さんの顔が好きなので、この男は大丈夫なのか大丈夫じゃないのかとドキドキした。
加東大介さんも含め、絶妙なキャスティング。

高峰秀子
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千年女優(2001年製作の映画)

3.7

輪廻転生ではないのだけれど、輪廻転生を感じさせる、運命の物語だと思った。
(輪廻転生モノ大好き)
女優(俳優)がいろんな役を演じることって、輪廻転生みたいだと思う。

「なぜだかわからないけれど好き!
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

3.6

輪廻転生の話が好きなので観た。

あまり前情報なく観たので、はじめの方はアイドル映画だったのかと戸惑いながら観て、バイクのところで若干ひいた(もっと何か他の復讐方法はなかったのか…あいつはもっと酷い目
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“ロミオ”・ラージクマール(2013年製作の映画)

3.6

シャーヒド・カプールは、「パドマーワト」の儚げな王様役が好きだったので衝撃だった。

一目惚れダンスシーンの歌詞で、自分を「気持ち悪い変態のストーカー」って言っちゃってたもんな… でも顔が良いしダンス
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人生は、美しい(2022年製作の映画)

3.5

途中まで、そんな夫とはさっさと別れてしまえばよかったのだよ!と少しイラっとしながら観てたのだけど、最後の最後で、うわーごめんなさいと思いながら泣いた。

腹立つと思いながらも、居るのが当たり前だからこ
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草原に抱かれて/へその緒(2022年製作の映画)

3.4

草原でのお祭みたいな場面が良かった。
冒頭のアルスのライブ場面とスマートフォンが出でこなければ何十年前かの話かと思うところだった。
あんな生活をしてる人たちが今もこの世界に生活しているのがすごい。
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ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

3.5

内容としてはなんともいえない薄どんよりとした気持ちになったのだけど、劇中で何度もかかるノリノリな歌が気に入ったので、イタリア語で「24000のキス」というのを手がかりに探し出してエンドレスで聴いてる。>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.8

噂好きなおばさんたち、冷たい家族、意地悪だな、あんな風になりたくないなと思いながら見た。
でも、エミも意地悪する側になってしまうのね。
だれでもそうなりうる。

どんよりするけど、観て良かった。
カウ
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天使の影(1976年製作の映画)

3.3

予告編で観た「リリー 自由をくれ 自由とは金だ」というセリフが気になって観た。

どんよりした。

ひなぎく(1966年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

色彩や衣装、キラキラした映像はとても素敵なところもあるのに、なんだこの地獄感…
すごく好き!とめっちゃ不快!の両方があって、振り幅が激しくてどっちとも言えない…

かわいい、おしゃれ映画かと思って観た
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.8

「君は行く先を知らない」でぼやかされていた事がわかった。
熊は、いたのか…
パナヒ監督も映画に関わった人たちも無事でいてほしい。

この映画もすごいけど「君は行く先を知らない」を作ったパナヒ監督の長男
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少年(1983年製作の映画)

4.1

大好き…
すべてが愛おしかった。

日本での劇場初公開、かつ今回は大阪での上映は一回限り(満席)だったけれど、そんな激レアにしておくには惜しい名作だった。
もし映画館で観る機会があれば、ぜひもう一度観
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大輪廻(1983年製作の映画)

3.5

輪廻転生という概念が好きなので観た。

第一世は、川や滝の景色、ありえないほどめちゃ強の主従、強気なヒロイン…うっすらバーフバリみ(伝説誕生の方)を感じた。

第二世、第三世と魚腸刀(全然鋭利に見えな
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.7

少年少女たち、中学生日記(古い) に出てきそうな素朴な風貌なのに、思いっきり背伸びして悪ぶっているのがむず痒い感じがした。

この少年張震が、ブエノスアイレス→若き仕立て屋の恋…と大人の男性になるのか
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用心棒(1961年製作の映画)

4.1

三船敏郎はもちろんのこと、出演がとにかく豪華で楽しかった。
文句いいながらもいつも助けてくれる東野英治郎、敵役だけど何かかっこいい仲代達矢、嫌な女だけど見ていて楽しい山田五十鈴。
褒められて素直に喜ん
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.1

何が「天国と地獄」の比喩なんだろう?と思いながら観てたけど、謎が解き明かされて行くのを夢中になって観ていたらあっという間だった。

ものすごい汚職まみれの警察が出てくるインド映画ばかり観てたので、正義
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.5

奇妙な映画だなぁと思ったけど、不思議とじわじわ元気出た。

あんな風に、お金や体や仕事の事も何も気にせず、好きな派手服着て、じゃんじゃんグラス割って、誰にも愛想振りまいたり媚を売ったりせずに生きてるの
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

「あんたら、ほんまにその目で見たんか」
「いや、でもみんながそう言うとったから」
…みたいなやりとりが、とてもこわいと思った。
インターネットやSNSがある今は、100年前よりもっと危険な気もする。
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.8

「なんてかわいいの あのチビ」と言うお母さんの台詞そのまんま、なんてかわいいの、あのチビ。

元気いっぱいの「村のみなさん、こんにちは〜!」も、ポスタービジュアルの場面も、あまりにも可愛すぎて泣いた
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.9

あのラーム・チャランさんが、この映画の中では完全に「もっさりした難聴の村男」にしか見えなくてほんとにすごいと思う。

ものすごく濃い良い映画なのだけど、つらい。つらいけど良い。良いけどつらい…

一般
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.6

お話はだいたい予想通りに進むけど、出てくる人がみんな良い。

先生も、男性オペラ歌手も、幼馴染たちも、オペラ学校のライバル的坊ちゃん(RRRのジェイク的ポジション)もよかった。

最後、あの荒々しかっ
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.9

エンドロールの一番最後に「2011年に老四は新しい生活を…」みたいな一文と、ラストに違和感を感じて、Wikipediaで調べたらちょっと衝撃だった。
広報では当然触れられてないけど、検閲あったのね…
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

そんなに対立を煽らなくても…と少し思いつつ、今よりも若い頃の自分の事を思い出して思うところもいろいろあり、うっすら苦しい気持ちで観た。

「洗脳かヘンテコか、どっちもキツい」って何かわかるなーと思った
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ラストファーマー -最後の農夫/ラストファーマー(2021年製作の映画)

4.2

最高のおじいちゃん映画だった。

たとえ旅行で行ったとしても見られないようなインドの農村に気持ちだけ行ったような、前世の記憶のような体験。

初見で騙される場面(がっつり騙された)、客席の反応を共有で
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サーカス(2022年製作の映画)

3.5

ドタバタコメディのノリが昭和な感じで、2022年の映画なの!とびっくりした。
アニメみたいな独特のカラフルな色彩の映像もきれい。

渋いベテラン俳優さんたち(めちゃ豪華)もふざけまくって弾けてて、楽し
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ジャイ・ビーム -万歳ビームラーオ/ジャイ・ビーム(2021年製作の映画)

4.5

良心と知恵と行動力で理不尽をぶち壊して弱い人を助ける弁護士チャンドルのモデルになった人が実在したことに感動した。

実話に基づくフィクションなのである程度は覚悟して観たけど、「死ぬ前にレンガの家を建て
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ガルギ 正義の女神(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

つらい。
観たことには1ミリも後悔はないけど、つらい。

見終わった時「プロミシング・ヤング・ウーマン」を観た時と似た気持ちになった。
自分の人を見る目の無さにショック。
一見いい人そうな人も闇がある
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やくざ絶唱(1970年製作の映画)

4.0

あんな兄ちゃんは嫌過ぎるのに、最後泣いてしまった。

ボクは五才(1970年製作の映画)

4.0

お金もない、スマホもない、スケッチブックに描いた記憶のかけらとお父さんに会いたい気持ちだけでウチを飛び出した5才のまっすぐさに泣いた。

世界にはこんな魔法が起こると信じたくなる。

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

3.7

終わりに向けて、タバコの火のつけ方、ラジオから流れるワールドカップの実況、もしや、もしや…そうなりませんように…という不穏の種から、時限爆弾のカウントダウンのように、観ている方の気持ちが追い込まれてい>>続きを読む

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