yuさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

これは完全にフィクションであることは前提だけれども、とても好きな世界観でした。リアルに東京を生きている人には浮世離れしていて少し違和感あると思うけれど、ひとつの作品としてとても美しい映画。ささやかな、>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


タイトルは真っ直ぐで硬派な印象があったので、良い意味でギャップがあった。

もっと私たちに「立派に生きなきゃ!」「何かを成し遂げなきゃ!」と思わせるような内容なのかと思ってたけど全然違った。

宮崎
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.0

ヒロインがかわいい。

結局、見た目って大事だなと思ってしまいました…。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

女たちの中でほとばしる、静かな情熱を感じる作品。
性、生理、妊娠、中絶といった女性の身体に関する描写に感心した。18世紀が舞台だけど、すごく新鮮に感じた。

パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

異次元アニメ!新感覚!
カオスで、わけがわからない世界観。
でもその茫然とした世界がとても魅力的。
映像に平沢進の音楽が重なったときの相乗効果がすごい。
思ったよりもライトに見れた。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

西島秀俊は佇まいがいい。何も言わなくてもいい。岡田将生の演技もすごくよかった。車の中のシーンの岡田将生の目が忘れられない。
セリフひとつひとつ考えさせられるもので良かったんだけど、終始ずっと居心地の悪
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.8

淡々としていて、これといった盛り上がりもないし、特別なことが起こるわけでもない。いわゆる映画的なストーリー展開を期待していると肩透かしをくらいました。笑
しかも1日の終わりに見たので、心地よくなってみ
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セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

3.9

若かりしジェームズ・スペイダーがものすごくいい味出してました。ひかえめながらも、目が印象的な俳優。
音楽も良い。

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.4

押し付けがましくなく、ほどよく冷静な視点で家族愛を描いている感じが心地よい。
東洋と西洋で全く異なる命の考え方の違いも興味深い。日本では西洋的な考えが主流だから、中国の文化が新鮮に感じられて面白かった
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.1

芸術的かつ官能的な表現がとても美しかった。
でも夫人になる少女たちがあまりにも若すぎて、まだ子どもなのに…って思いが終始消えなくて辛かった。

女として生を受けたものたちの宿命について考えさせられる。
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

中村佳穂の透き通った歌声がとにかく素晴らしくて、それ以外のちょっとした違和感は忘れられるくらい、音楽は最高だった。
この映画はもう歌の良さがすべてって言える。

ストーリー云々っていうより、音楽ってす
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

この映画はフィクションだけど、こういう人生を送っている人が地球のどこかにいるということを突きつけてくれた映画だった。
ゼインのまなざし、最後の訴えに心が痛んだ。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.4

若草物語が描くテーマの普遍性に驚いた。

大人になることって、ある意味で理想と現実に折り合いをつけながら生きていくことなんだな、、と改めてしみじみ考えさせられた。
4姉妹みんな、大人になるにつれて何か
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

怒涛の伏線回収に興奮が止まらなかった!すごい映画。脳内フル回転。アクションシーンもスピード感とハラハラ感で最高。でも絵画の贋作のくだりとか、理解できない箇所が多々あったのでもう一度観ます。

ハートストーン(2016年製作の映画)

4.5

とても複雑な少年たちの心の揺れ動きがとても繊細に描かれていて好きな映画だった。
まだ自分自身でも言葉にすることができない、やり場のない感情たち。交わされる視線が非常に切ない…。
性の目覚めはとても自然
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

とにかくいい話で、人に勧めたくなる良作。
ドン・シャーリーの威厳のある上品な佇まいに惚れ惚れした。あれだけ才能に溢れているのにもかかわらず、背負っている孤独があまりにも根深く、あまりにも切ない。
何も
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5


友達に勧められて鑑賞。

これぞSF映画の金字塔…
人間の知性を超越した世界観に圧倒された。放心状態。トリップ映像怖いけど最高でした。
この映画が1968年制作ってことにびっくり…

この映画につい
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

広漠とした風景や、出会いと別れが繰り返されるの見ているうちに、私自身もとても内省的な気分になってぐるぐると人生について考えてしまった。
美しい自然やゆったりとした時間の中で過ごすノマド生活は、とても自
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.5

それぞれの人生を少し覗き見した感覚だった。それぞれの登場人物に対してフラットな優しさみたいなものを感じた。

こういう東京の描き方っていいな。息苦しくて生きづらいけど、時々ふとやさしい風が通り抜けるよ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

前半の気持ち悪さ、そしてそれを伏線回収していく後半にハラハラさせられた。

その構成のおもしろさはさることながら、各所に散りばめられている作り込まれた社会風刺ネタが気になり自分ではあまり分からないので
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.3


映画のモデルとなった事件は、1988年。
映画が公開されたのは、2004年。
そして2021年現在でもなお、似たような事件は起こっている。

私たちはこの問題を考えなくてはいけないし、単にネグレクト
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.3

遊び心があって、軽快で楽しかった。女子ふたりのスタンスの違いが面白かった。そり合わなそうなのになんだかんだ一緒に暮らしている2人。持論を正直にぶつけ合ってお互い譲らない感じ、フランス人らしいカラッとし>>続きを読む

友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.5

出てくるファッション、インテリアが可愛すぎて眼福だった。

友情と恋愛、突然泣いちゃう複雑な女心、、、あるある。

とても爽やかな終わり方で良かった。でもストーリーとしては、中学生の恋愛みたい〜って思
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.2

歯車が狂い始めたと思ったら、一気に衝撃の展開…胸のざわつきがおさまらない。
あまりにも切なくて苦しい結末で、呆然としてしまった。やるせない。
少年の優しさと純粋さが引き起してしまった悲劇。
暴力と性、
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はちどり(2018年製作の映画)

4.5


ウニを見ていたら、私自身もかつて経験した心の痛みを思い出した。あの頃は、今目の前で起こっていることについていくのが精一杯だったし、自分自身の心でさえ、分からない。

この理不尽な世の中で、自分自身は
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ロバと王女(1970年製作の映画)

3.8

美と俗が入り混じった、不思議ファンタジー。
カトリーヌドヌーヴの完璧な美貌は、お伽話のお姫様そのもの。妖精、魔法の杖、空・月・太陽のドレス、歌いながらお菓子作りなど、乙女心くすぐるアイテムやシーンが盛
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