ちゃんみさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ちゃんみ

ちゃんみ

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ブラッド・シンプル(1984年製作の映画)

3.8

コーエン兄弟デビュー作。
フランシスマクドーマンドが若い。
この後コーエン兄弟がほとんどの作品でテーマとする「世の中の不条理」が既に剥き出し。
映像は古く、暗めだけど、ネオンや小物が粋でオシャレ。
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

ビートたけしのバックグラウンドについて、全く知らなかったし、原作も読んでないけど、違和感なくストーリー楽しめた!

既に受け手の中で強くイメージが確立されてる役をこなすのは大変だろうけど、柳楽くんの俳
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

ストーリーはゆっくり進むけど、飽きない画力。
掴めそうで掴めないそれぞれの心情が、ラストではっきりと見えてくるのが、答え合わせされているようで気持ちいい。

一つわからなかったのは、フィルがある場面か
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2046(2004年製作の映画)

3.7

もはやトニーレオンが画面に居るだけでウォンカーウァイ。
そして何も卑猥なことは起きてないのに何故かエロいウォンカーウァイ。
オープニングは龍とそばかすの世界観のよう。画面カットがカッコイイ。

木村拓
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.7

初めてのタイ映画。
香港映画や台湾映画ぽいエモさもありつつ、モダンな雰囲気もある映像が新鮮!センス良い。
インターホンが日本の田舎にある、ベージュに茶色の音符書いたボタン付いてるやつ!(伝われ)

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.3

女王の「お気に入り」の立場を巡り、色々起こる。逆に言うと、戦時まっただなかなのに、宮中ではそんなことしか起こってない。

ブラックユーモア満載で、宮廷というお堅い舞台だから、より滑稽にみえる。
完全に
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.1

記憶に残るのは、空飛ぶおじさんと黒泥治療おじさん👨‍🦲。
シャラメ氏は言うまでもなく美男すぎて、ご馳走さまでした。意図的なアップは多い気はしましたが、私も求めてる人間のひとりです。
パパもかなりイケオ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

リドリースコット監督新作👏
ある事件を3つの章にわけて、登場人物3人の視点から描かれている。
個人のフィルターがかかって同じ出来事でも違う印象になる観点は面白かった。
ただ、ある1人だけを"真実"と強
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.6

ワイルドスピード実は初めて観ました。
4DXもはじめて。ジュース溢れるぐらい揺れるのね!
ポカーン&ちょっと酔った。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

映画館で観てこその映画。
敵であるドイツ兵の顔や姿が一度も出てこないのが余計にこわい。
爆発の臨場感はあるけど、交戦シーンの激しさはなくあっさり。戦場においての命の軽さを物語るかのようなドライさ。
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.8

濃厚な30分。
2時間の通常作品でも表現するのが難しいであろう根強い人種差別の歴史をとても巧く詰め込んでいる。
今も何も解決できていないよ、っていう強いメッセージのあるラストもいい。

DEIなんて言
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.6

世界観、歌◎
映画館で観てよかったと思う演出。
大画面で観ても隙がなくて、細かいところまで作り込まれているのが分かる。

ただ、ストーリー展開が現実味がなく感じるところもあって。
でもそれがこの映画の
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.7

気持ち悪い話。
生態系の縮図+社会主義風刺。

「男」は衰弱するまで外で働き、「女」は子どもの世話をし、「子ども」は母親の真似をし、「親」は子供が大きくなれば必要なくなる。
偏見でもあり、極めてシンプ
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名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

-

ここ15年ぐらい、映画をたまーにしか観てなかったから、衝撃の事実だらけでした…
沖矢昴の正体も初めて知った。(いつの話)

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

昔から、自分の居場所がどこにも無いように感じることが時々ある。

作品の中では「自分の居場所は自分の心の中」と表現されていた。
自分自身に居場所を問い、出す答えのひとつが"ノマド"であっても、全く不思
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欲望の翼(1990年製作の映画)

3.9

ウォンカーウァイのじっとり系群像劇。
雨と香港の街並みは似合う。雨の匂いが伝わってくる。

「この1分を忘れない」はキザすぎる。絶対真似してはいけない口説き文句。
とはいえ刹那的に生きる危なっかしいヨ
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.9

おばあちゃんに会いたくなるな…👵

海外に移住して暮らすって、大変。
日本で暮らす韓国人の友達と観たので、余計に沁みた。

もう役者さん全員が名演合戦なんだけど、やはりイチバンは祖母役のユン・ヨジュン
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.6

みんなパスタをこうやって食べるって気づいたんだ。

…いや食べんわ。

なかなか癖強めの復讐モノ。
オープニングの生々しい心臓カットでまず惹きつけられる。
説明なく進んでいくストーリーも好み。

個人
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

こわいこわい!!
もう、色々怖い。娘もお母さんも顔がまず怖いし…ミニチュアの演出も怖いし、音が怖い。
グロさは少ないんでホラー好きな方からすると物足りないのかもしれないし、オカルト感強くてむしろ笑っち
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.9

素敵なお父さん。
全てはラストのために。
息子が父の最期に語るお話、涙なしには観られません。

ジャケットのお花畑のシーンが素敵すぎる🌼✨

ROOM237(2012年製作の映画)

3.9

キューブリックオタクによる「シャイニング」考察映像。彼らはとにかく真剣です。

個人的にはOPがアイズワイドシャットのワンシーンなのがめちゃくちゃハイセンスと思った。

キューブリックの映像は言葉や数
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.2

レビュー500本目はやっと観れたこの作品。

「パリの純愛物語」には間違いないんだけど、見事に裏切られます。(もちろん良い意味)

工事中の橋上で暮らす男と、片目が見えない女性の荒々しい大恋愛。ふたり
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

V6全盛期、1番好きなメンバーは森田剛でした。
あのとき小学生だった私の見る目を褒めてあげたい👏森田剛、万々歳の怪演!

ほのぼのとしたラブコメディが前半40分ほど続き、聞いてた感じとちゃうやん…と思
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天使の涙(1995年製作の映画)

4.1

これこれ!アジア映画に求めてるものがギュッて詰まってる。最高でした。
恋する惑星の続編とのことでしたが、ピンと来ず(あまり覚えてない)…こっち初見でも全く問題なく楽しめます。

群像劇の良さって、人間
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.7

夢か、妄想か、過去か、未来か。
ドキュメンタリーのような質感なのに、幻想的に感じるのが不思議。

作品の中で「時計」が重要な存在であるにもかかわらず、まるで時系列そのものが存在しないかのような映像。す
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.9

狂気的な女性は、もはや美しくさえ見える。
韓国映画でご飯食べるシーン、絶対ネチャネチャネチャしてる…
特にお気に入りは私の大好物HARIBO(っぽいグミ)の頭だけ食いちぎられてる演出。
タイムトラベル
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ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)

3.3

アメリカンサイコをかなりギャグにした感。
ジャックニコルソンのジョーカーにも通ずるものあり。
サイコの背景に垣間見える社会の闇。
こういうテーマは好き。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

1回目はメッタメタにやられたので2回目観てきました。2回目観るにあたって色んな考察や解説読んで挑んで、それでやっと面白みを噛み締められました!
まぁなんせ今推しのロバートパティンソン。かっこいい。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

衣装デザイン賞授賞していることもあって、衣装についつい注目しちゃいましたが、、本当に精巧✨
風景や家のセットも細部まで演出へのこだわりを感じた🐻大きいスクリーンで観たら19世紀にタイムスリップしたよう
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.3

閉鎖的な田舎町×宗教×暴力の連鎖
こんな好みのテーマが揃って面白くないわけありませんでした。
群像劇風になってるところもツボ。

異常なほどに信仰深い人たちが出てくるけど、とにかく悪いことばっかり起き
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

冒頭、主人公エリーの言葉にあるように、これはラブストーリーではなく、哲学。
愛とは何か?という答えのない問題に、多感な時期の男女3人が向き合い成長していく。

文学的で品のある言葉をもつエリー。「引用
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.7

変なSF。味があって好きでした。
冒頭の家族惨殺の様子から、「怒り」みたいな作品が始まるのかと思ったけど……予想していたものとは違うテイストで展開していきます。。

人間に乗り移った宇宙人3人が地球を
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侵入する男(2019年製作の映画)

3.2

とある男から家を買った夫婦。その男がなんとも怪しい。
メタメタに人を殺す殺人鬼かと思いきや、そんな感じでもなくただネットリ気持ち悪い。
ずっと旦那が警告してるのに、夜1人の時にバスローブ一枚の姿でおじ
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.8

ここ最近一番期待してた作品🎥けど想像以上に難解…
アート性高くて雰囲気も不穏で好きなんだけど、抽象的すぎる。
点と点が繋がってカタルシス得られる感じでもなく、ただ幾つもの平行線を見せられてるような。(
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.6

精神不安定によって引き起こしてしまった交通事故をきっかけに、更生施設で幼少期の父親へのトラウマを克服していくストーリー。

一緒に観た友人が「絵に描いたような理想の家族の方が少ないかもしれない」と言っ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.9

今更試聴シリーズ。
こんな有名な作品ですがあらすじ全く知りませんでした。前情報見ずに観て正解。

オープニングにあのシーンを持ってくることで、他方向に散らかっていきそうなストーリーを「でもあそこに繋が
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