yochinoirさんの映画レビュー・感想・評価

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パレード(2024年製作の映画)

3.6

なんだか見覚えがあるとおもったらあの素敵な廃墟、化女沼レジャーランドが舞台の中心になっていた。

震災の日を前に心が癒される映像をみれた気がする。

亡くなった方が会いたい人に会いに行くストーリーはあ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

美しさと奇妙さと、性と暴力と、
愛と憎しみと、生と死と。

絵画を見ているような細部まで美しくグロテスクな映像と狂ってしまいそうな音楽が最高でした。

映画に込められた意味とかをあまり深掘りしたくない
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

怖かった、怖かった、怖かった。。。

ミアの孤独が悲劇を引き起こしていく感じが、歌舞伎町キッズ的な感じがして闇を感じる。

振り返ってみると序盤からミアはジェイドに構ってほしいし、降霊の動画を一緒にお
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

まさにperfectが詰まった映画。

平山さんのperfectな仕事ぶり。
毎日毎週のperfectなルーチン。
perfectなカセットテープとカセットデッキの収納。
perfectな写真の保管。
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.6

プーさんを絵本で読んでいた時代の私にとって、実写版には抵抗があって上映されていた時期にはみなかった映画。

久しぶりにのんびり、ぼーっと過ごしたいと思い、なんとなく流していたこの映画。
よかったです。
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平井堅 Ken's Bar 25th Anniversary Collection in Cinema(2023年製作の映画)

4.0

20年前くらいが大好きのピークで、ファンクラブにも入り、LIVEのために遠征したり、ヤフオクで高額チケット買ったり、グッズを2個ずつ買ったり、堅ちゃんとの疑似恋愛に夢中だったけど、最近ではたまに思い出>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.0

とても後味が悪い映画だった。
でも、見てよかったんだと思える。

人とはなにか。
生きるとは何か。

小学生の時、同級生の中に障がいのある児童がいた。
愛嬌はあるけど、よだれや鼻が出ていたり、ズボンが
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

4.0

タイトルとポスターでコメディっぽいイメージ持つ映画ですが、号泣していました。

明と繁の兄弟のピュアな気持ち、気持ちをすり減らしている都会の売れっ子漫画家美晴。

ほやマンというキャラクター、YouT
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

息子から「ママはみたほうがいいよ」って言われていた映画をNetflixで。
好きな映画でした。
まず1番はホアキンフェニックスがもう本当に大好き。もしゃもしゃの髪の毛、ひげ、繊細さを感じる眼差し、声、
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まひとはどう生きる?
ひみはどう生きる?
インコは?
青鷺は?

まひとは大叔父からの創造者を継ぐことをはっきりと拒絶した。

ひみとまひとは、違うドアから逃げたら、もう2度と会えないのに、2人とも違
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母性(2022年製作の映画)

4.0

怪物のつくりと似てた。
母親の視点、娘の視点、それぞれ立場が違うと感じ方が違うのがわかる。

タイトルの母性。
母性ってなんなんだろうと思う。誰かを喜ばせるために子を育てることは母性とは違う。
喜んで
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.4

村のために産廃を受け入れ、村の経済を守るために不法投棄を受け入れている。
一時的なことしか考えていない、村のためと言いつつ自分自身の地位のためという村長が最悪。古田新太がはまってた。

自分の価値が地
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アイデンティティがどんなふうにつくられていくのか。
無意識で表面的な何気ないことばが作ってしまうアイデンティティがある。

自己表現が未熟でことば足らずな子どもたちが、無意識に抗って、パワーを爆発させ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

男とか女とかという区別や、LGBTQとか、そこに注目しすぎて生きにくくなっている多様性の時代。

なぎさはなぎさで、いちかはいちか。

まわりがそのままのなぎさをなぎさとして受け入れていたらどうだった
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

息子にあらすじを含めないざっくりな説明を聞いてから鑑賞。
マルチバースの意味がはじめよくわからなかったけど、自分の人生で選択していない方の世界も広がっているとしたらおもしろいなと思う。

いろんな要素
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ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

3.5

子どもを持つと、親達の育ってきた環境が強く子育てに影響するなぁと感じることがある。

ミナは早くに母親をなくしお父さんと暮らして、連絡もあまり取らないかんけいになっている。

ミナの子育ては確かに奇行
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

アダが可愛い。
アダを育てようと思った夫婦の心の闇が気になったまま終わってしまった。
アダがやってくる前の夫婦とアダを育てているときの夫婦の充実感と表情の差がすごい。
本当のお母さんが育てていたらアダ
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.5

ひどい。
最悪すぎる。
自分の異母兄弟が、どんどん増えていくことから目を背けずにずっと兄弟たちのために関わり続けた主人公の女性が尊い。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0


3時間という長さなので、観れる自信がなかったけど、大事なシーンで一瞬寝ただけで笑、長さをあまり感じずに最後まで観た。

ドライブマイカーの意味。
いろんな解釈ができそう。

家福は頑なに握り続けた愛
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.7

すべてを一人でやり抜いたなんて思えない。
造形の素晴らしさや映像技術ももちろんだけど、ストーリーも。

ストーリーの舞台は超未来。
環境破壊やいまのコロナみたいに感染症の拡大で、その問題の解決ではなく
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.3

むかむかする。
前の会社を思い出す。

男性ばかりの社内で理解してくれる人はいなかったし、繰り返されている間に、私の容姿がだめなんだ、私の立居振る舞いがダメなんだ、と自分を否定してしまうようになり、自
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私の親友、アンネ・フランク(2021年製作の映画)

3.3

ひどい環境に置かれたハンナ。
逃げたい、叫びたい、暴れたい、死にたいと思っても仕方のない環境なのになぜ強くいられるのか。

家族、親友との愛のある交流と、
楽しい思い出なのかなぁ。

アンナとハンナの
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空白(2021年製作の映画)

3.2

うん。この映画、どの人の立場にもなりうるとても苦しい映画。

そして「死」が訪れてしまってから娘を知ろうとする父親の姿。
必死で娘を育ててきたんだろうと思うけど、娘をちゃんと見ていたのか、ちゃんと知っ
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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.7

昔一度見た映画。
今の私なら

会いたい人に会いに行く
想いのある人をハグ
富士山の見える場所でひとときを過ごす
家の中を断捨離して、売れるものは売って寄付する。
スマホの中にあるわたしがみたものをプ
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エール!(2014年製作の映画)

5.0

発表会でポーラが歌うシーンで、途中から無音になり、表情だけのところで号泣してしまった。

愛情あふれる家族、そして自分の夢を見つけた娘。

映画だから誇張されているけど、どこにもある話。

依存し合う
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.3

もう何回観たんだろう。
ラストがほんといつも号泣。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

暇つぶしに選んだだけなのに、とてもいい映画だった。
ひとりひとりちょっと癖が強めで、最初どの人にも共感できる部分がなかったけど、後半から、ザックがたびたび言う「家族」という言葉がしっくりしていき、3人
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

マッツミケルセン、かっこいい。
実証実験を進めていくうちに4人4様の結果に。

レストランでのイケオジ4人組の晩餐から、少年の様に無邪気にはしゃぐ4人の姿になるのをみると、お酒の良さってこういうことだ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

難解な映画でした。
灯台守のウェイクとそこにやってきた新人のウィンズロー。
どこからが現実でどこからが非現実なのかわからなくなる。

エンドロールの中でどこかの灯台の記録に着想を得たと書いていて。なん
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

相当酷い虐待だったことが映画の冒頭で描かれた3兄弟の怪我や表情から汲み取れ、正直母親が父親を殺してしまう気持ちに共感すらした。
もちろん人を殺すことはどんなことがあってもだめだとはわかっていても、自分
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禅と骨(2016年製作の映画)

3.3

ヘンリミトワさん。
僧侶でありながら人間臭さが溢れ出すような方でした。
映画の冒頭で、いろんな方が肯定的にミトワさんの話をしていたけど、本編でのドキュメンタリー部分でも再現ドラマ風な部分でも、少しずつ
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.0

人間とトロルのボーダー。
男と女のボーダー。
美醜のボーダー。
理性と感情のボーダー。
善悪のボーダー。

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.7

息子に誘われて一緒にみた。
最後まで、え?え?え?えーー?ということが繰り返しで、とてもおもしろかった。

ジェントルメンというタイトルの期待通りにミッキー役マシューマコノヒー51歳がとにかくかっこい
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探偵物語(1983年製作の映画)

3.6

38年前の映画とはー。。わたしも歳をとったな。
女の子をいきなりビンタしたり、タバコ道路にぽいっとして走り出したり、わたし売春やめようと思うというセリフだったり。昭和だ。
ストーリー自体は、推理ものと
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フェリチタ!(2020年製作の映画)

3.3

かわいい映画。
パパの腕の何本もの横線タトゥーが娘の身長とは。センスいい。

簡単にちょこちょこ犯罪を犯す癖さえなければいいお父さんなのにな。

映画の中で時々出てくる、選択というワード。
案外親が子
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