よどるふさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

突貫小僧(1929年製作の映画)

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元は約37分の作品だが、観たのはソフト販売用の短縮版(14分)。誘拐目的で攫ってきた眼鏡の少年に始終振り回されっぱなしで終わるというだけの話だが、誘拐を誘拐と認識してない少年と、そのあどけなさに感化さ>>続きを読む

和製喧嘩友達(1929年製作の映画)

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元は約77分の作品だが、観たのはソフト販売用の短縮版(14分)。「お前の卵を割っちまった」だの、車でぶつかった帰る家のない女性を自宅に引き入れる展開だの、主人公側の図々しさを感じずにはいられない展開が>>続きを読む

回転(1961年製作の映画)

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見上げた先の塔の上、窓を隔てた向こう側、水に隔てられた向こう岸……。主人公が“この世ならぬ者”を目撃するシチュエーションでは、“あちら”と“こちら”を隔てる工夫が画面上に施されている。その工夫のバリエ>>続きを読む

劇場版 ポールプリンセス!!(2023年製作の映画)

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『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』(2017)における如月ルヰのプリズムショーから早6年。当時のプリズムショーに新たな風をもたらした流麗なCGアニメーションによるポールダ>>続きを読む

ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター(1997年製作の映画)

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TVアニメ第1シリーズの第1話「おばけナイター」と同じく、人間の少年チームと鬼太郎たち妖怪チームの野球の試合を描くが、試合のプロセスや決着の付け方などは別物と言っていい仕上がり。とにかく背景美術が見惚>>続きを読む

劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!(2008年製作の映画)

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冒頭の特別映像で歴代の鬼太郎を演じた声優たちによる共演が見られる上に、ゲストキャラクターである人間の少女の可愛さに思わず顔を赤らめる珍しい鬼太郎が見られる。明かされる事実によりゲストキャラクターが酷な>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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タイトルに冠されている「-1.0」は「マイナスワン」と読むのだが、予告編やポスターでは「負」の文字に「マイナス」とフリガナが振られている。なぜわざわざ「負」という文字を象徴的に使っているのだろうか? >>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

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改めて観返すと、水爆によってゴジラが目覚めてしまった事実を隠そうとする派と、それを許さない派が対立している会議シーンは、『シン・ゴジラ』に通ずる部分がある。いちばん印象に残る“画”は、ゴジラが鳥籠越し>>続きを読む

エクソシスト(1973年製作の映画)

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本作が悪魔祓いの映画だとあらかじめ知っていたからこそ、冒頭の遺跡発掘シーンがしばらく続いていくところに意表を突かれた。もしもこの映画のタイトルと粗筋を知らないまま観ていたら、「え? こんな展開になるの>>続きを読む