yoheさんの映画レビュー・感想・評価

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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.5

この作品に携わったすべての方に拍手を贈りたいと思いました。

映像の色味が丁寧に作り込まれており、どのシーンも見心地よく、惹き込まれました。
まだご覧になっていない方は是非観て頂きたいです。出来るだけ
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.8

悲しいことがあり落ち込み、それを機に生活が変わる。
新しい出会いの中で恋をして、傷つく。
落ち込んでいると、誰かの優しさに気づきまた前を向ける。
そんな誰しもが経験したことのあるような日常を温かく、丁
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.8

大人の知性と色気を感じる映画でした。
同監督の"セントオブウーマン"もスーツやドレス姿が印象的でしたが、衣装デザインをどちらもオード・ブランソン=ハワードさんが担当されていたということで合点がいきまし
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

とても風刺の効いたタイトルだと思った。
三上の周りの人々は日本の社会に合わせて自分を偽りながら生きてきた。
けれども、彼らにとって当たり前の世界を三上の視点で見てみると窮屈でとても不誠実なものだった。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

とにかく映像が綺麗で、一枚の絵を見ているようなシーンがたくさんありました。
静かだけれど退屈しない時間でした。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

現実とロマンスの間を行き来する2人をただただ眺めていました。
ジョゼは恒夫と過ごす時間に終わりが来ることを予感していた。それでも狭いぼろ家から連れ出してくれた彼との限られた時間を大切に思う気持ちが伝わ
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アラジン(2019年製作の映画)

3.8

さすがディズニー、期待を裏切らない安定感。

アラビアの煌びやかな世界観に惹きつけられました。

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.1

あっという間に103分が過ぎて行きました。

きっと積み上げて来た思い出が多いほど新しい挑戦が難しくなってしまうものなのだと思います。

けれども挑戦した先には新しい出会いや、これまで集めてきたモノよ
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.1

海と空の色が合わさった、青とも白とも言えない色が画面いっぱいに広がっていて綺麗でした。

久石譲の音楽とともにあの色を観るための映画だったのかと思えるくらい海辺のシーンが印象深かったです。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.9

フレッシュだけど堂々とした役者さん達の演技が観ていて清々しかったです。
あと青春×SFの相性が良かったです。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

2015-20年代のラブストーリー

人は知らず知らずのうちに変わり続けていくもので、自分の意思では抗えないものなのだろう。
それを頭のどこかで理解しているような別れのシーンだった。

そういうものだ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

いつの間にかノマド=「場所に縛られず自由な生活をする人」というポジティブな意味づけをしていたことに気付きました。

ノマドランドを観て、流浪の生活を選んだ人々はむしろ旅の道中でしか生きることの出来ない
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

エンドロールの曲の歌詞、“空に憧れて"という言葉を聞いたときに少年時代の二郎が思い浮かびました。
飛行機に憧れた少年の夢は戦争の道具となり、彼の設計した飛行機は一機も帰ってくることはなかった。
それで
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.4

北海道の雪景色とオーケストラの音色が作る壮大で綺麗な空気感が好きでした。

藤井樹が風にのせて届けたかった想いは過去と今それぞれの大切な人へ届いたのではないか。
そうであって欲しいと思いました。

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.9

まるでおとぎ話のような恋愛物語。
こんなにもベタで真っ直ぐな恋愛映画は久しぶりに観ました。
そんなの起こらないだろうってことでも映像を通じて体験出来る。この作品からはたくさんのイマジネーションやロマン
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.4

時代背景、性差別、家族、色んな要素が一本の綺麗なストーリーラインに描かれていて清々しい気持ちで観ていられました。
名作はどんな時代でも名作なんだと改めて感じさせてくれる作品でした。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.5

堤真一の怪演にただただ拍手を贈りたいです。
人の弱さと残忍さと温かさが一人の登場人物の中に見えて、だからこそ映画を見進めるうちにどうしようもなく居た堪れない気持ちになりました。

愛のあるミステリーで
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.2

人間味が溢れてて最高でした。やるせない感じとかも引っくるめてこれが人生だろって問いかけられている感じがして引き込まれました。
豪華な俳優陣が出ていて話題性がある映画もいいかもしれないけれど、いじらしい
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.9

チェスをプレイするときの渇いた木の音が心地よかったです。何かを求めるためには何かを捨てないといけないと思い込んでしまいがちだけれど、本当にそうなのかと問い直してくれる映画でした。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

まるで1年間を1日に詰め込んだような不思議な時間。
それをさらに2時間足らずで表現してしまうこの作品はとても洗練されており、ある種芸術作品に近い印象を受けました。

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.9

観ていてこんなにも悲しくなるのは映画として素晴らしいことなのだと思うけれど、やるせない気持ちでいっぱいになりました。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.2

まさに映画!
現実を忘れてロマンスの世界に引き込んでくれる作品でした。

また、主役2人が存分に引き立つように他のキャラクターの登場を必要最小限としているようにも感じました。

シンプルかつ王道をいく
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劇場(2020年製作の映画)

3.9

人と人との関係を、痛みや恥ずかしさとともに素のままに描いた作品でした。

映画では永田目線で語られるから永田はとてもひどい人のように見えるけれど、沙希から見える永田はきっと全く違う人なんだと思います。
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.0

陽気でちょっと切ない映画。
こんな時にもなんだか元気をくれる作品。
真面目に馬鹿やっていて好きでした。

アメリ(2001年製作の映画)

3.9

こんな人生もあるのかと、驚かされた。
同じ人間でも、全く違う生き方が世の中にはいっぱいあるんだろうなとそんな気持ちにさせられた作品。

マネーボール(2011年製作の映画)

3.9

プロスポーツの現実と厳しさの伝わる作品。

やみくもに選手を売買するゲームを終わらせたい。
そうしたビリーの考えに共感しながら観ていました。

選手としての価値をしっかりと見定めて選手を迎え入れること
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画の舞台のように、人工知能の発達でOSとの疑似恋愛が可能な世界はすぐそこまできているのかもしれません。

本作ではOSの人間らしさを存分に表現しながらも、最後には人間とは決定的に異なるという事実
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

面白かったです。
隠喩による表現が多いのが印象的でした。
登場するモノやセリフにメッセージが隠されているから、ストーリーが邪魔されずスピード感を持って展開されていく。
さらに、それぞれの隠されたメッセ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

物語を構成する一つ一つの短編ストーリーはそれほど内容の詰まったものではないのに、話しの展開や登場人物の個性、語り口から不思議と惹きつけられるものがありました。
言葉で表現しきれないけれど、なぜだか魅力
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.0

観た後に立ちくらみが起きるくらいに心を揺さぶられました。
美しさと恐ろしさとバレエの世界観が最大限に引き出された作品ではないかと思います。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.5

楽しかった!
世界中のスターウォーズファンの期待を背負って、三作品完結させたことだけでも凄いことだと思います。
劇中、映像技術とスターウォーズらしさを掛け合わせた『胸熱』な演出が散りばめられておりワク
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

ヨシカという女性の心の中を、まんま見せられたような感覚になる映画でした。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

他人を見た目で判断してしまうこの世界の中でも、自分を表現することで環境が変わっていく。
この映画ではそんな可能性を見せてくれたことが嬉しかったです。

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