qudanさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.5

次に何が起こるか?これからどうなるか?という脚本は秀逸。

遺族のバラエティ豊かさがギャグっぽくなっていたり、派手すぎるカーアクションがちょっとエンタメに寄りすぎていて、もっと重めの演出のほうが好みか
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.0

ゾンビが襲ってくる恐怖をメインにせず、同行者とのやり取りやガンアクションを全面に出してストレスなく観客を楽しませることに徹底していて良い。

ゾンビものと童貞は相性がいいね。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.5

母親の遺書により、自分たちの父親と兄を探しに双子の娘と息子が中東を巡っていく物語。

序盤は時系列・登場人物・土地の整理が難しいが、それに慣れてくると、母親の壮絶な人生が浮き彫りになっていき、徐々に引
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悪人(2010年製作の映画)

4.0

中途半端な田舎の鬱屈しとした風景、そこで暮らす鬱屈とした人々。

決して都会が良いというわけではないが、中途半端な田舎出身の人間としては、描かれている人々のどこにも行けない内向きの閉じた感覚が身につま
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

3.5

いろいろ対比がおもしろい。
・人間 - 人工知能
・現実 - サイバースペース
・肉体 - 精神
・支配 - 自由
・地上 - 宇宙

登場人物は少ないけど、これらの対比が層になっているのでストーリー
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ディセント(2005年製作の映画)

3.0

セットアップの段階で、いきなり娘が死ぬことによって序盤の緊張感が保たれている。
が、次のアクシデント発生までちょっと待たされるかな。

前半は洞窟の狭さからくる恐怖、後半は地底人&人間同士の疑心という
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.5

ストーリーはないも同然なんだけど、演出がキレキレで古さを感じさせないし、端々に独自の美学を匂わせる。

じい様登場のあたりから、ホラーが行き過ぎてギャグになっているのも良い。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.5

クリチャーのデザインが素晴らしい。

ストーリーはあってないようなものだけど、登場人物の多さのため誰が誰だかわかりづらい。

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

・主人公(柳楽優弥)の心の揺らぎ
・大人が介在してこない子供のみの世界
・何が正解か答えがない

悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

バイオレンスとエロス。これぞ韓国映画という感じ。
見終わった後はぐったりと疲れる。

鬼畜な犯人を殺して復讐終わり、ではなく捕まえては逃がすを繰り返し、回りの人間も巻き込んでいく。
追うイビョンホンも
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ヒッチャー(1986年製作の映画)

4.0

サスペンスのためのサスペンス。

よくここまで詰め込んだなというほどのサスペンスがテンポよく繰り出される。

主人公があきらかに悪手を選択しても、まぁサスペンスのためだから仕方ない、というパワーがこの
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愛、アムール(2012年製作の映画)

3.5

「ファニーゲーム」に続いて、ミヒャエル・ハネケ監督の作品、鑑賞2作目。

物語をただでは終わらせてくれない監督だろうと構えてたけど、こう来たかと。
じわじわと愛情と、そしてそれと背中合わせの感情を揺ら
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

・怖いもの見たさ。
・知性があるがゆえの悲しさ。
・自分自身の差別意識をいやでも感じさせる。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.5

あのテーマ曲は偉大。
あれがかかると一気にテンションと緊張感が上がる。

3人のキャラクターがそれぞれ際立っていて、反目からの協力ってのがスポ根的で熱い。

サメの姿を終盤までハッキリと映さず、死体の
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ファニーゲーム U.S.A.(2007年製作の映画)

3.5

よりメタ的になっている。リメイク前と比べるとちとあざとすぎる気もするが。

直接的な表現ではなく、表情や間、ギャップによって恐怖・屈辱を表現するのがやはり上手いし、効果的。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

白黒写真 + 荘厳なBGM + ナレーションのみ。
心音で緊張感、聞き取れないコソコソ話す声で不穏感を表現。

荒い質感だけど印象的な写真は作品の芸術性を高めているけど、ストーリー表現がちと弱い。
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ジェラシー(1979年製作の映画)

3.0

なぜ女が死んだのかというミステリーと凝った編集、おもしろくなる要素もあるんだけど、いまいちキャラクターに魅力がなく、集中して映画に入っていけなかった。

スティーブン・キング ドランのキャデラック(2009年製作の映画)

3.5

主人公が負け犬と罵られてやられてからの、終盤の立場が逆転してのやり取りにグッとくる。

「ドランのキャデラック」という珍妙なタイトルも、このキャデラックだからこその逆襲につながっていて納得。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

最後の作戦が成功した時に、みんなが声を上げて喜ぶシーンがなかったのはなぜだろう。
それが映画として一番カタルシスを感じさせる部分のはずなのに。

ウェットな人間ドラマを排して、プロフェッショナル仕事の
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2001人の狂宴(2005年製作の映画)

3.5

「2000人の狂人」のリメイク。
伝奇的なテイストから、調子コイた大学生が痛い目にあっちゃう系ホラーに。

ひとりずつ違った惨殺方法のゴア表現はバカバカしくて良い。

「2000人の狂人」は人肉バーベ
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ありふれた事件(1992年製作の映画)

4.5

殺人鬼ベンのフェイクドキュメンタリー。

日常の延長として自然と殺人・強盗をおこなう。殺しの主義主張や流儀も全然ない。子供が虫を踏み潰すくらいのいたずら感覚。

ベンのキャラクターが秀逸で、その人間性
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下宿人(1926年製作の映画)

3.0

初サイレント映画。

台詞がないことで、人間は断片の情報を勝手につなげて物語を作ってしまう、という特性を改めて感じた。

現代のミステリーなら、さらに二転三転させないと、視聴者は満足しないんだろうなー
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ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)

3.0

核実験の影響で奇形になったからといって、なんでそんなにアクティブに襲ってくるんだよぉー、等々ツッコミどころ満載ながら、終盤の主人公側の無双は爽快感あり。

砂漠が舞台なので、カラッとした映像になってい
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メゾフォルテ(2000年製作の映画)

3.5

グリグリ動いてテンポの良いアクションシーンが◎。

不満は、そのアクションへと誘導させるために、主人公側がマヌケな失敗からピンチになるところ。
そのマヌケさもキャラクターの味わいと言えば、そうなんです
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殺人ワークショップ(2012年製作の映画)

3.5

いつか使いたい江野祥平の名言。

「うーん、それはプライドめちゃめちゃにして殺さなアカンな。レイプやな。ちょうどほら今回、男ふたりおるからな」

「その男殺したいんやな? そいつはチンチン切断やな。け
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.0

展開が読めず、どこに着地するかなと思いながら観てた。
この世界観ならもっと分けわからないブっ飛んだ着地でも良かった。

レトロで薄汚れた、歌舞伎町的なSFの美術が良い。

公園のシーンで、大量の禁止事
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

インドだから許される強引さとおおらかさとパワー。
かといって脚本が荒いわけではなく、きっちりとオチもつけてあって見応えがある。

170分の長さも、笑いが上手い具合に接着剤になってダレることがない。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.5

前半はややたるいが、後半のサスペンスフルな展開はグー。

劇中のフォントがカッコいい。
エンドロールもあのフォントで統一すればいいのに。

青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.5

くすりと笑わせる台詞ややり取りは流石。

予想を上回るラストではなかったけど、過去にタイムスリップして現在が都合よく変わらないのは良い。