中村監督作品は、濱田岳さん主演の「みなさん、さようなら」がちょっと良かったので、実際のモデルのいる実話を元にした本作は、どういう映画にしたのかなぁ?と興味があったが、極めて軽く、2時間ドラマのようだっ>>続きを読む
1970年代にアメリカでデビューした後、アパルトヘイト下の南アフリカで支持された伝説的ミュージシャン、ロドリゲスの数奇な運命を追ったドキュメンタリー。まさに、「映画みたいな話」とか「映画みたいな人生」>>続きを読む
人間の愚かさを静かに、そして重厚に描いたかなりの良作。
なんか、久しぶりにいいサスペンスタッチのヒューマンドラマを観たという感じ。映画冒頭から最後まで、なんとも言えない虚しさと、人間の心理の愚かさに押>>続きを読む
邦題のセンスがいまいち。ははぁ、こう来ましたか...と唸る作品。人様のレビューを見て、観たくなった作品で、2006年カンヌ国際映画祭をはじめ各地で絶賛された、オーストラリア映画。監督は、若干、19歳と>>続きを読む
フランス映画のような静けさ。石川寛監督作品はどれも好みなのだが、この作品だけはなぜかまだ観ていなかった。やはり良い。というか好み。観る人が観たら、「つまらない」と解釈されがちな作品だろう。セリフも少な>>続きを読む
すべてがカッコイイ。鬼才とはこのこと。そんな言葉を突きつけられる作品。監督もよければ、役者全員がカッコイイ。この単純なシナリオから、いったい、どうすればこんなシュールな画が作れるのか?と不思議。いわゆ>>続きを読む
さすがに、ディカプリオの映画ははずさない!という印象。
1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの、“ブラッド・ダイヤモンド”というダイヤモンドの不正な取引をめぐって起きる不毛な争いのサスペンス映画>>続きを読む
女性監督ならではの作風。ビフォアシリーズのジュリー・デルピーが監督した作品。なんとなく、ビフォアシリーズに似ているのは置いておいて(笑)、すごく面白かった。女性監督らしいシナリオが素晴らしい。フランス>>続きを読む
ドキュメンタリー映画としての演出が斬新。3DではなくDVDで観たので、その凄さは半減だったと思うが、それでも素晴らしかった。
ナレーションや本人のセリフが全くないのに、記憶を失ったミュージシャンに何が>>続きを読む
とりあえず観てみた。ちょい不自然な場面設定やシナリオのツッコミどころが多い。キャストの演技もドラマ仕様。ドラマの延長としてみるならよろし。ただ、真夏の方程式というタイトルはあっている。
昔観た時は、全然意味が分からなかったので、改めて観直したらどうだろう?と思い、たまたまCSでやってたので録画で鑑賞。
うーん。なんとも文学的というが、メリハリのあるストーリーではないので、なんとも言え>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2時間30分、てんこもりの畳み掛けるようなサスペンスに、全くダレることもなく飽きることもなく観ることができた。サスペンス作品として王道だし、見る人を裏切らない作品。突然の娘の失踪に容疑者と思われる男を>>続きを読む
イラン人の監督が邦画をとるとこういう自然な雰囲気になるのか。さすがである。最初から最後まで、主役の二人は演技をしていない。自然な雰囲気で、物語をつなぐ。まさにこれが「Like someone in l>>続きを読む
シナリオがいい。序盤からずーっと飽きさせないシナリオと、ところどころ、現在と過去が入り乱れて推理させる構成もすごく良かった。演技派の豪華な顔ぶれだけに、演技がしまってる。役者がいいと映画全体のクオリテ>>続きを読む
第64回カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリ作品。テイク・シェルターというタイトルだったので、パニックものかと思ってみたら、サイコ・スリラーで驚いた。静かに静かに進んでいくストーリーの中に、常に『何か>>続きを読む
<ラ・ラ・ランドの後は、リレーでライアン・ゴズリングを堪能する特集>
(再見:レビューリライト)
総合評価3.8点⇒5点満点に修正した。(笑)
ライアン・ゴズリングが大好きになったキッカケの作品と>>続きを読む
いったい、この監督の才能はなんなんだろう?と思う。「胸騒ぎの恋人」を観て、すっかりこの監督の作風に魅了されたが、この「わたしはロランス」も、そしてすごすぎる。
映像の色彩美は、まるで芸術。1980年代>>続きを読む
原作本が家にあったが、まだ未読のまま映画を先に観る。実際の事件に基づくフィクションで、どのへんが脚色されたのかははっきりは分からないが、あー、なるほどこう描いたのか、というラストだった。全体的には、も>>続きを読む
本作のモデルになった家族のドキュメンタリーを見たことがある。その家族の運命たるや、それはそれは壮絶で、嗚咽に近い涙で感情移入したことを思い出した。あの家族がモデルであれば、ああ描くのかな?…..と思っ>>続きを読む
かなり古い映画なので、ジョニー・デップが若い。そして独特のキャラクターを演じていて、ふんわり・ほんわかする映画になっている。ファンタジー映画ではないのに、なんとなく全体がファンタジーっぽい。主役が、ジ>>続きを読む
ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害、ヴェルディヴ事件を題材にした映画。なんか、いい作品はまだまだ沢山あるんだな、という印象。レビューサイトでも高い評価だったが、実際に、とてもいい映画だった。ユダ>>続きを読む
うーん。何が言いたいのかよく分からなかった。シナリオがちょっと好みじゃない。金髪の井浦新さんのキャラと真面目風の女子高生のキャラ宮崎あおいさんの、ネジれた関係を描いてるんだと思うけど、胸に響く感じがな>>続きを読む
タナダユキ監督の前作の「ふがいない僕は空をみた」のなんとも言えない気まずさに衝撃をうけ、今回も楽しみにしていたが、やはりこの監督のオンナの気持ちの描きかたが、みぞおちにくる。なんでもないシーンでも、登>>続きを読む
あぁ、監督の才能を感じる。「この世には、ストレートかゲイしかいない。」という台詞に、思わずふいた。冒頭に、こんな引っかかる台詞をおいて、出るわ出るわのドラン監督の世界。
ポップな色彩がとても綺麗で、多>>続きを読む
70年代、ど真面目にポルノ映画作りに取り組む若者達の青春ストーリー。ポルノ映画作りとあるが、決して卑わいなカットばかりのいやらしい映画ではないし、下品さもない。全てがテンポよく、シュールで躍動感があっ>>続きを読む
Coccoがすごすぎる!という噂は聞いていたが、本当にすごい。アカデミー賞主演女優賞クラスの演技。演技というかドキュメンタリー映画のような風合いもある。これは、Cocco以外には、どんな女優さんもはま>>続きを読む
太宰治の同名短編小説が原作。文学作品らしい淡々と進む物語だった。自ら「ヒモ」と呼ぶ程のダメ夫と、献身的に支える健気な妻。
松たか子さんの爽やかな感じは好きだし、他の人の松たか子さんへの評価が高かっ>>続きを読む
園子温監督、ちょっと苦手かもしれない。前半の30分がきつくてきつくて。キツイというのは、描写が過激とか、血が吹き出すシーンが苦手、とかではなく、シナリオ展開がつまらなくて観ていられなかった。ちょっと、>>続きを読む
いい映画だと聞いていたので期待して鑑賞。最高だった。18世紀のフランスが舞台。劣悪な環境の中で犬の出産のように産まれた主人公が、香りに支配されていく物語。
とにかくシナリオがよい。ナレーションがあるの>>続きを読む
ホラーは全く観ないし観たくないのだが、イーサン・ホークが主演というだけの理由で観た。前半のホラー仕立てのサスペンスは、なんとも言えない薄気味悪さに引き込まれたが、中盤以降、ちょっとオカルト的な方向にな>>続きを読む
この間、「ワン・デイ」をみたばかりなので、改めて、同じテーマの「恋人たちの予感」を観てみる。男女の友情はなりたつか?という王道のラブコメ。メグライアンのキュートさは目が離せない。劇中の音楽があっていた>>続きを読む
無機質で乾いた都会の女性の孤独を生々しい映像で描いた作品。女優さん二人は、セリフまわしも自然だったしキャラ設定もピッタリだったが、あまりにもシナリオに起伏がなさ過ぎて、1時間を過ぎるくらいまでは、チョ>>続きを読む
森田芳光監督作品では最高傑作と呼ばれる作品。とにかく、沢田研二さんの演技がすごい。セリフはほとんどないので、「なんなのこの人?」「なんなのこの人?」って思っている内に、どんどん作品の世界に引き込まれて>>続きを読む
<ラ・ラ・ランドの後は、リレーでライアン・ゴズリングを堪能する特集>
(再見:レビューリライト)
前に観た時は、“ライアン・ゴズリングが超カッコいい!”っていう印象ばかりが強かったが、改めて観ると>>続きを読む
デートレイプにより心と体に深い傷を負い、苦しみながらも複雑な感情を抱える女子高生の葛藤を描いた作品。施設育ちの孤独な青年を柳楽優弥さん、陸上部のおとなしいポニーテールの女子高生を吉倉あおいさんが熱演。>>続きを読む
うわっ。この吉田恵輔監督の世界観がめちゃくちゃ好み!最高に面白かった!この映画の評価が高いのがよく分かる。つまんなかったら途中でやめようと思って見始めたが、最初のカットからずーっと引き込まれてしまった>>続きを読む