このレビューはネタバレを含みます
もう少し話の内容が重くて涙ボロボロになるのかと想像、でもとても楽しめました。笑いを誘う場面が所々に入ってくるのが意外、でも作品の雰囲気を損なうことなくバランスがとれていて上手いな~と感心。
フロー>>続きを読む
とても静かに話が進む作品。無駄な会話、効果音などの調味料はほとんど入っていません。それでも不思議と味が出てくるのです。
トラック運転手が見ず知らずの母娘を彼女たちの親戚の家まで送る、長いようで短く>>続きを読む
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うれしくて、かなしくて、くやしくて、走るレンコ。子どもが歩き走る姿がとても印象に残る作品。
なぜ父と母は別々に暮らすのか、親子三人仲良く旅行していた頃の温かさは戻らないのか、「早く大人になる」親の>>続きを読む
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こぶしを振り上げ思い切り胸の前まで振り下ろしてしまう快作。
この一つ前に鑑賞した作品で邪悪なジャウメを見たので、胸のつっかえが取れるようなモヤモヤが残らない作品をと思いさがしたら、あったあったあり>>続きを読む
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冷たさを感じるくらい人や風景を淡々と映す画面、彫刻家ジャウメの邪悪、ジャウメの妻とペトラの母の秘密がもたらす不幸の連鎖。
7つの章、章の題名表示と順番の入れ替えは行わなくても良かったのでは。
邪>>続きを読む
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舞台、1940~1960年代の中国。
主演、葛優(グォ・ヨウ)と鞏俐(コン・リー)が夫婦役。
奇をてらうようなところ無く好感、すーっと作品の世界に入って気がついたら2時間経過、久々に時間の長い短>>続きを読む
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「大正時代末期の不穏な空気と閉塞感のなか、自由に生きたい、強くなりたい」と願った若者たちの話。
自由平等の理想を抱き過激な行動を厭わないギロチン社、庶民の間で人気のあった女相撲の興行、史実を知らなか>>続きを読む
割り込む、割り込まない
近づきたい遠ざかりたい
ここだけの話は思い込み
永遠に続くと信じた友情
確かめたくて投げる言葉
本心を奏でる10才の言葉
嘘飾り気ない10才の言葉
その言葉を投げ合ったら
黙っ>>続きを読む
笑った笑った。原作を知らないのですが、翔んで埼玉に負けず劣らず郷土愛が溢れていて面白い。最初からくだらない感じで始まったので全体を通してこんな雰囲気なのだろうとは予想しましたが、最後は「くだらない」>>続きを読む
青森で三味線、これは分かる。で、メイド喫茶?なんで??で、脇が豊川・宇野・大魔王の各氏。なんだかよく分からないけど面白そう。そう感じて映像館に吸い込まれ大正解。
津軽弁が繰り出されて何となく言葉の>>続きを読む
アラン・ドロンが殺し屋の役。主役に作品の命運を預けるような作品の一つ。彼だからできる、とにかく隙なくキマっています。
帽子にトレンチ・コート、外出前に鏡の前で身なりを整える姿、コートのポッケに手を>>続きを読む
もう後半は涙とまらなくて。
久しぶりに胸が熱くなる良い話を観ることができて感激。少し学芸会みたいな雰囲気もあったけど涙々でそんなことどうでもよくなりました。
実話ですし、あらすじもしっかり書いて>>続きを読む
菅野さん高畑さん尾野さん、こんな表情するんだ、こんなに迫力があるんだ、感心するとともに胸が押しつぶされそうになり…涙が止まりませんでした。少しセリフが直接的だったような気もするけど観て良かったです。>>続きを読む
ダンさん(川谷拓三)
シューマ(重田尚彦)
ミナミ(浅野温子)
1968年、映画館、看板、過激な学生運動
、機動隊、長髪、グループサウンズ、銀恋、すべて懐古。
川谷拓三さん、映画の世界にのめり込>>続きを読む
二回観てしまいました。
もう北斎=田中泯。神奈川沖浪裏、凱風快晴などの作品をみる度に田中泯さんを思い出しそうなくらい強烈です。
前半、北斎の青年期を演じる柳楽優弥さん、なぜ描くのか、何を描きたい>>続きを読む
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(あらすじ、ツタヤより)
残酷マカロニ・ウエスタン。山賊たちに襲われた護送馬車が大破し、乗っていた凶悪犯と護送係の軍曹、その娘が徒歩で山越えすることに。そして、思わぬ事態が巻き起こる。
↑という話>>続きを読む
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たとえすべてが違っていても、誰かを、何かを敬う気持ちが胸の奥に宿れば争いは避けられる。でも「なにも違わない」のだと気づくまでになんと時間のかかることか。
兵士たちは仲間を失い、自らも生と死の間をさ>>続きを読む
不思議、ほうとうに1983年の作品でしょうか。演技の素人(坂本龍一さん、ビートたけしさん)を起用して、ぎこちなさを逆手にとり見事にハマり役、坂本龍一の音楽は何回も聞きたくなる旋律。
戦時下の捕虜収>>続きを読む
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養護施設での虐待、しっかり描かれていてとてもつらい場面が…自国の事件を映画化したとのこと、真正面から作られたと推察します。
かといって重苦しいだけでなく、兄弟の絆と、とくに弟エルマーの夢と希望と決>>続きを読む
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なんともハチャメチャな設定にまず驚き、山の生活が普通で厳しい課題を与える父親を嫌いにならない子どもたちに感心し、食料調達作戦や家族奪還作戦の無謀さに呆れ、これから兄弟姉妹は新しい世界へ一歩踏み出すの>>続きを読む
あらすじにある通り、自爆攻撃の実行者に選ばれた兄弟のような二人の若者の葛藤と選択が描かれます。修理工として働き、帰る家と家族があり、恋心も抱く普通の若者です。
加害者が被害者となり被害者が加害者と>>続きを読む
住み慣れた町
愛着ある我が家
慌ただしかった毎日
いつも一緒にいた家族
失いたくない数々の記憶
失った後に気づく大切な事
季節がめぐり居場所が変わり
旅立つ仲間を淡々と見送る
寂しいけど寂しくはな>>続きを読む
滅びて眠りにつく化石、でもそれだけではない、いつかよみがえるから化石。
海岸の石から採取され丁寧で地道な作業により甦る化石とメアリー(Kウィンスレット)の本質、この二つが重なります。
また、メア>>続きを読む
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たまに観たくなるんです。
大画面で迫力ある怪獣退治、楽しめました、スカッとしました。しかもミラ・ジョヴォヴィッチ様。相変わらず強大な敵と闘う姿が格好いいですね。バイオハザードのファイナル以来だった>>続きを読む
言葉をつづる
記憶をつむぐ
未来へつづく
かつての町はこの足の下、語れない、語りたくない、語るときが来るのは一年後かもしれないし十年後かもしれない、訪れないかもしれない。
あらすじにある陸>>続きを読む
身体の力が抜けて気持ちが穏やかになります、映画の公式HPを読んだだけで(私だけかも)。そして実際に観て、とても素晴らしかったです。
日々の仕事、叔父さんと姪の間にある思いやり。言葉の数は多くないし>>続きを読む
いつも喧嘩が絶えない、でも嫌な気分はすぐに忘れます。
日常から逃げたくなる、でも帰ると安心できる場所です。
素直になれる時もあり、素直になれない時もあります。
大切なことを話さない、でも涙は安>>続きを読む
そこは強制労働させられる人々の収容所。広大で乾いた大地、見渡しても地平線のみ。壕の中で眠る労働者たち、夜が明けると誰かが冷たく動かない体になっている。食べるものは少ないのに、遺体をくるんで縛る縄は足>>続きを読む
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これほど壮大な国葬とは知りませんでした。弾圧や粛清で多くの人が亡くなったことがサラッと最後に字幕で説明されます。
工業大国となった功績、秘密警察や罪の捏造、強制収容所送り、飢餓、あまりに両極端な功>>続きを読む
6人の若者、それぞれの人生と現在の家庭環境、幾重にも積み重なり行き場を失いそうな感情、人のことは分からない、でも人の気持ちを想像してみる価値はあるかも。
希望があるのか絶望しかないのか分からなくて>>続きを読む
「お父さん、お母さんになろうと思う」親からこんなこと言われたら面食らいますね。この言葉を無表情でサラッと言う父、演じる板尾さん、不思議です。おかしいのに自然に見える、自然だけど何かがおかしい。しかも2>>続きを読む
近くて遠い世界を見たい
こころの翼が広がるから
苦しみのない世界を想う
悩み苦しみは自由への糧
去るものを追いかけたい
私の身体はまだ動くから
去るものは追いかけない
私の身体は動かないから
(メモ>>続きを読む
キリストの生涯を描いた作品。出演者はほとんど素人とのこと。
冒頭のマリアの顔は画から抜け出たよう、イエスもまた人の姿をまとう神の子のようで存在感があります。
あたりの風景はまさに2000年以上前>>続きを読む
ジャスミン:M・ゼーゲブレヒト
ブレンダ:CCH・パウンダー
デビー:C・カウフマン
ジャスミンは猛暑のなか夫と口論になり車を降りる、夫はジャスミンと黄色い魔法瓶を置き去りにし思い出すことはない。>>続きを読む
精神病院で起きた殺人事件の犯人を突き止めるため、記者ジョニーは恋人キャシーに妹と偽らせ、自身も狂人を演じ病院内に潜入。ときおり正気にもどる患者たちから少しずつ情報を得て真実に近づくも、しだいにジョニ>>続きを読む
役者さん皆良かった、役所さん最高でした。そして役所さんではなく仲野さんの演技で泣かされるという化学反応をみたような作品でした。
ひとは簡単に変われない、それを理解して接することの大切さ、大人になっ>>続きを読む