「どんな顔で死んでいくのか見て笑ってやりたい」「魚に食われてしまえ」、佐和を演じる渡辺真起子さんの言葉と表情の一つ一つがどれも素晴らしい。
母(佐和)と娘たちの3人暮らし。父は娘二人が幼い頃に女を>>続きを読む
出演者が全員すばらしいです。映画館で観なくてもいいかなと思いましたが、楽しいし、じんわり心にくるし、とても温かい作品。
お父さん(平田さん)、こんなフワッとそよ風のような方いるんでしょうか、よく家>>続きを読む
人のもつ本質の恐ろしい面をこれでもかと見せつけられました。白黒、台詞は少ない、苦しいけどあっという間の約3時間です。
暴力や虐待を受け続けるうちに心が追い詰められ、少年の良い人間性がしだいに失われ>>続きを読む
ある宗教に傾倒して特別な水による健康を信じる両親を永瀬正敏と原田知世が。はたから見るとかなり変ですが子どもへの愛は真。長女(蒔田彩珠)の気持ちも分からないでもないし、次女(芦田愛菜)が小学生、中学生>>続きを読む
とくに大きな起伏もなく話は進みますが、松雪泰子さんと黒木華さんの雰囲気が心地よい作品でした。
松雪さんはこういう役とても合いますね、少しお疲れ気味というか、あまり表情を動かさない感じが。それだけに>>続きを読む
喜劇調ですが、じんわりと染みてくるものがあります。オークワフィナの声が印象的。
本当の病名を本人に告げる告げないの善し悪しは難しいですね。本人を思いやって悩んだ末の判断になるでしょうから。
子や>>続きを読む
異国の地で765日も拘束された女性の実話。
家計を助けたい、娘に好きなものを買ってあげたい、そんな想いから主婦ジョンヨン(チョン・ドヨン)は金の原石を運ぶ仕事を引き受けてフランスへ向いますが、空港で>>続きを読む
初めて密航者を運ぶ漁船の男たち。
密航者と船員の対立や友愛を描く話として観ていたら突然の展開に驚き。人の本性をえぐりとるような作品でした。
それまでの人生で身にこびりつく価値観、大切に守るものは>>続きを読む
続編。前作は羽目を外そうと試みる男と現場を押さえて証拠写真を撮ろうとする妻たちの追いかけごっこ。4組のうち2組の夫婦が今回も登場します。
前作同様、同じ内容で笑わせてもらえるのかと思いきや、意外に>>続きを読む
これ以上屋外で夜を過ごしたら凍死する。図書館に立てこもるホームレスたちvs検事警察。
かつて国に貢献したホームレスたちが声をあげる姿、福祉と共存しない規則の壁、生きることで浮き彫りになる格差、視点>>続きを読む
気軽に楽しめます。
4人の男とその妻たち。妻たちが旅行に出かける間に羽目を外そうと試みる男たちですが、実は勘の良い妻たちに気づかれて・・。逃げて逃げてもまだ遊ぼうとする男たちと、なんとか現場を押さ>>続きを読む
これは…
時間挟撃ってなに?
よく理解できませんが
全然悔しくありません
その時は認識してなかったけど後でそうだったのかと。それを既に認識している者とまだ知らない者とがある一時に交錯するのが面白い>>続きを読む
つばめ(清原果耶)
老婆の星ばあ(桃井かおり)
誰にも邪魔されない一人の時間、書道教室の屋上、そこから始まる幻想的なひと時と心の成長、いいなぁこの作品、とても温かくて。
つばめと星ばあを演じるお>>続きを読む
身体が動かなくなると気持ちの整理ができないし誰に何を語れば良いかも分からなくなる、語れる相手は家族ではないかもしれない。
もう最後は涙ボロボロ。Hスワンクの演技に魅せられます。ALSを発症して、し>>続きを読む
手と足の自由を失っても
俊作の世界は終わらない
視界が暗く閉ざされても
華恵の世界は終わらない
狭まりゆく世界のなかで
見つめ合うこともできず
行き場のないふたつの心
その鼓動が重なりあう時
温もり溢>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
脱出できたのにスッキリしない…海の景色も主演のライブリーも美しく、サメとの格闘もハラハラしたのですが。
逃げるために死んだクジラの上に登る…クジラの傷に手をかける、無理。
怪我した自分の足を手当>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ほんとうにホラーでコメディでした。ひどい描写いっぱいあるのに、すごく痛いはずなのに大したこと無かったかのように話が進んでいく軽さ。
タッカーとデイルを最初は不気味に描いて…でも実は普通の善い人。タ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
素子はなぜネットの大海原へ旅立ちジェクシーとなったのか…ウソです、スミマセン、攻殼機動隊に失礼でした。
なんという俗っぽさ…
吹き替えを担当された方々のプロ根性に敬意。とくに花澤香菜さん。
>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
イタリア完全版
とある楽器屋を訪れた男が語る、豪華客船で産まれ捨てられた赤ん坊「ダニー・ブードマン・T.D.(Thanks Danny)レモン・1900」の物語。
冒頭、甲板にいる乗客の一人が指>>続きを読む
こどもの理解は非現実的で無限
こどもの想像は縛りがなく尊い
こどもの言葉を受け止めること
怒らないこと、否定しないこと
泣いても焦らないで見守ること
願えば亡き親に会えると信じて
ポネットは祈り、気づ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
みんなで見た桜の開花
同じ窓で眺めた桜の雨
並木で集めた桜の花弁
かけがえのない思い出
青、青、門出、青、門出。痛いとか脆いとかは無し、とにかく青。
桜ノ雨、曲も歌詞も良いです。桜ノ雨を検索した>>続きを読む
本物も偽物もなく信じれば…なるほど、こうきましたか。前作とは一味違う幸せな結末、いいですね、こういう温かいの。
富豪の子どもたちも良かった…青くて痛くて脆い映画の主人公が、なりたい自分になれないの>>続きを読む
田端楓(吉沢亮
秋好寿乃(杉咲花
評価は割れていますが興味深い作品。
雰囲気と展開が途中からガラッと変化して驚きました、こういう話なのだと。気付くまですっかり騙され観ていたので尚更です。これは普>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
初恋、再会、現在、すれ違いと巡り逢い、こんどこそ、泣けました。菅田さんも小松さんもその表情から気持ちがよく伝わってきました。
でもおしい…なぜでしょう。
それぞれの人生の部分部分だけでも一つの話>>続きを読む
ノスタルジアと同じく難解…
懐かしさや母親像への願望を強く感じます。記憶が積み重ねられた過去と現在?を行き来して抽象的で美しい映像も印象に残ります。が、未来を感じるとることはできませんでした。
こ>>続きを読む
インカ王国の秘宝、黄金の日輪をめぐる争奪戦。
チャールトン・ヘストンが演じる主人公ハリーは、インディジョーンズのモデルだそうです。あの帽子、皮のジャケット、まさにすらっと背の高い冒険家インディジョ>>続きを読む
マストロヤンニ、シチリアの落ち目の貴族でヒドい男を演じていますが、どこか遠くを見つめるような目、とぼけた感じが可笑しくて何故か憎めないという不思議な作品です。
マストロヤンニが演じる男だけではなく>>続きを読む
ナポリの歴史や生きる人々の気風がよく伝わる、喜びと悲しみの入り交じる歌劇集です。大道芸人(音楽師)一家が話の進行役となり、歌劇から別の歌劇へと舞台が目まぐるしく変わります。
それぞれの劇は悲運を物>>続きを読む
約束の駅、戻ると約束した男をホームで見送る女。しかし異国の大地で歩めなくなった男は約束を忘れたのか、凍える雪の大地が情熱を奪ったかのよう。
異国の地、ひまわりたちは皆ひたむきに同じ方へ顔を向け、女>>続きを読む
中国残留孤児は両親が日本人であり、かつて国の政策で移住が進められたため、政府による家族捜しなどの支援が行われる一方、フィリピン残留日系人は日本人男性と現地女性の子で、戦後75年のいまも苦しむ人たちが>>続きを読む
舞台は北海道芦別市、3月11日、鈴木光男(品川徹)が92歳でこの世を去り、葬儀のため親族が芦別に集まってくると、信子(常盤貴子)という女性が訪ねてきます。やがて彼女を通して、ソ連が南樺太へ侵攻した終>>続きを読む
迎え火、送り火、この時期が似合う作品。子の親に対する、親の子に対する想い。ときに切なく、悲しく、懐かしく、そしてありがとう。
片岡鶴太郎と秋吉久美子がいいんですよねぇ。それだけに謎の女性(名取裕子>>続きを読む
対馬丸、ガマ(自然壕)、渡嘉敷島、証言や解説を聞きながら、生死の境、人間が人間らしさを失う凄まじい光景を想像し、本当にかつて起きたことだとは信じたくないくらい恐怖を感じます。
集団自決と集団強制死>>続きを読む
原作は灰谷健次郎の小説
舞台は終戦から30年後の神戸。両親が沖縄出身で、沖縄料理店「てだのふあ・おきなわ亭」の娘ふうちゃんが、心を病む父親や沖縄と関係の深い人々の辛い過去とその心情に触れて成長してい>>続きを読む
亀田欽司(森雅之)
赤間伝吉(三船敏郎)
那須妙子(原節子)
大野綾子(久我美子)
原作ドストエフスキー「白痴」
もし、人の気持ちや痛みを自分の事のように感じて真実を見抜いてしまう人間が現われたら>>続きを読む
圭三(31歳?)は自動車修理工場を経営し業績好調。ある日、元華族の令嬢泰子との見合い話が持ち込まれ、提灯と釣鐘ほどの格の差もあるため断るつもりで相手の泰子と会ってみたら稲妻が走るように一目惚れ。とこ>>続きを読む