よこえりさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

よこえり

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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

アランレネの「去年マリエンバートで」が本作に影響受けたと知って観たいと思ってた作品。エゴイズムすごい。羅生門のセットかっこ良すぎた。三船敏郎と京マチ子の演技があいかわらずすごい。あの眉似合うの京マチ子>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

4.0

よかった。アキカウリスマキの中では1番色味が好きかも。部屋もお洒落。オープニングの音楽良すぎる。孤独と不運さが良くて「コントラクトキラー 」のジャンピエールレオっぽさあった。アキカウリスマキ主要作品は>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

約1か月半ぶりの映画。久々のアキカウリスマキで最高だった。アキカウリスマキ史上最も報われない所からのスタートな気が。相変わらずの音楽と映像とぎこちない人間たちが良かった。喫茶店の壁に亡くなってしまった>>続きを読む

サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.2

7時間18分約150カットにずっと躊躇してたけど頑張って挑戦してみた。観て正解だった。いかにハリウッド映画が人に優しく作られているかがわかる。貧困に苦しむ村人たちの絶望感と閉鎖感が徹底的に描かれていた>>続きを読む

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.5

老いてる。時の流れがやばい。3部作ぶっ通しで観ると良さがすごい。サンライズがもはや懐かしい。リチャードリンクレイターやっぱりいいなぁ、続編やってほしい。

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.5

意味のない続編を作る映画はたくさんあるけど、本作は続編の意味がちゃんとあった。映画の中でも現実の世界でも9年経ってるのがいい。ラストがすごくいい。早く次観たい。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.5

リチャードリンクレイターわりと好きで色々見てきたけど、たぶん1番有名なビフォアシリーズは未見だったので今さらながら鑑賞。会話の面白さが相変わらずすごい。ので飽きずに観れた。2人しか出てこないのがいい。>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.0

想像以上だった。シュールな世界観が好きだから、とても笑った。とあるシーンで鳥肌も立った。映画館で観れてよかった。約7年半かけて制作した監督はじめスタッフの方々を尊敬する。パンフの内容も充実していてあり>>続きを読む

快楽殿の創造(1954年製作の映画)

4.0

すご。50年代にこんな映画があったとは。世界観がありすぎて好き。絵になるシーンしかない。美術衣装色合い照明コラージュすごい。でも人には絶対おすすめしない。

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.5

エリックロメール2作目。ずっと政治のお話をしている。自分は政治に全く興味がないのに、なぜか映画に没入できた。堅苦しくなくて、のんびりのほほんとしている空気感がすごい。平和だしストレスがない。エリックロ>>続きを読む

帰れない二人(2018年製作の映画)

3.5

ジャジャンクー長編初。不思議な映画だった。展開とか描き方が新鮮だった。中国のスケールの大きな背景がとても良かった。主演2人の関係性の描き方がとくに不思議。ビン目線で描いたらまた全然違う内容にもなりそう>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

4.2

何この可愛い映画。ゴダールは「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」「女と男のいる舗道」「軽蔑」しか観てないけど、その中だと1番可愛い映画だった。音と映像の合わせ方が変わってて面白かった。色々おしゃれすぎる>>続きを読む

ステインボーイ(2000年製作の映画)

3.5

可愛い。ティムバートン。
ストーリーが謎すぎて怖くて可愛い。
ステインボーイが可愛い。
ちょっとグロいのも可愛い。

陽炎座(1981年製作の映画)

4.2

初鈴木清順。世界観好き。構図カット割独特で好き。ストーリーも夢みたいで好き。女の人全員綺麗。松田優作の演技面白い。昔の邦画やっぱり好き。2020年は昔の邦画たくさん観たい。とりあえず有名な「ツィゴイネ>>続きを読む

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

4.5

大好きな大尊敬ジャックタチで年越し。色彩美術構図がセンスの塊すぎるし、ストーリーもゆるゆるコメディで最高だった。大量の車が出てきて、動きもアニメーションのようで可愛い。ジャックタチの世界で暮らしたい。>>続きを読む

霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.2

アンゲロプロス2作目。年末にずっしりくる作品に出会ってしまった。とことん残酷で悲しい。雪曇雨の終始寒々しい美しい風景の中を姉弟が旅をする。ラストは記憶に残る名シーンだった。こんな絶望的な映画を子どもの>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

ウォンカーウァイ初。前から観ようと思ってた有名作。金城武とブリジットリンとトニーレオンが霞むくらい、フェイウォンに全部持っていかれた感ある。久々に揺れるカメラワークで酔ったけど、世界観があって良かった>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

トラン監督2作目。「エタニティ永遠の花たちへ」にも通じるものがこの頃すでに完成していた。テーマだったり、カメラワークや僅かな台詞、細かな演出。美しくて丁寧な映画だった。「夏至」も観てみたい。

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.0

ずっと観たかったカルトの名作を遂にTSUTAYAで発見した!ものすごい皮肉の効いた反戦コメディ映画。おとぎばなしみたいな世界観。音楽が可愛い。狂ってるのが誰なのか何なのか、考えさせられる。ラストの展開>>続きを読む

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.0

噂には聞いていたけど、かなりの衝撃ドキュメンタリー。大量虐殺を行った張本人に、当時の虐殺を再現してもらう話。内容が衝撃すぎて、全然実感湧かない。虐殺の様子を笑いながら武勇伝かのように語る人たち。実際の>>続きを読む

太陽(2005年製作の映画)

3.5

不思議な映画だった。昭和天皇の話。日本ではまず撮れないだろうけどロシアの監督がこれを撮ったのも驚いた。妙な映像のトーンと独特な間。天皇が人間らしく描かれている。思わず笑ってしまうシーンもあったし、なん>>続きを読む

イカリエ-XB1(1963年製作の映画)

4.0

宇宙SF映画の元祖?的な作品。キューブリックがこの映画を見逃していたとは言わせない、と評されていて観たかった作品。美術がすごい。完全に原点な気がする。音楽もすごい。不気味さと緊張感があった。ストーリー>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

4.0

エリックロメール初鑑賞。
すごい可愛らしい映画だった。淡々と不機嫌な女の子の1日1日を描いているだけだけど、ずっと見ていられた。最後の終わり方も良かった。音楽が不思議だった。ロメールの他の作品も観てみ
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.5

映画史上最も難解と有名な映画。金獅子賞受賞作。ずっと観たかった。難解云々の前に映像が美しすぎた。白黒のコントラストや構図がかっこよい。ほぼ同じ音楽がずっと流れていて時系列もバラバラだから段々頭がおかし>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

流行ってるので観てみた。やっぱり1番の衝撃はトッドフィリップスが監督したということ。今後の作品も楽しみになった。下手したらボロクソ言われてもおかしくないのにこんなに高評価で凄い。ストーリーは既視感があ>>続きを読む

サクリファイス(1986年製作の映画)

4.0

すごい。意味は理解しきれてないけど、すごい。鳥肌立つ好きなシーンがたくさんあった。悲しいかと思いきやラストの男の子に救われた。なんとなくダーレンアロノフスキーのマザーを思い出した。哲学や宗教の教養身に>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.0

2度目。映画館で観れた。良かった。映像美と水の音が堪能できた。2度目だから、これはこういう意味なのかなと考える余裕が生まれた。第九のシーンはやっぱり鳥肌立つ。すごかった。

2018/5/6(初見の感
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精神(2008年製作の映画)

3.5

前から観たかったドキュメンタリー。
ナレーションやテロップ、BGMがないのが新鮮だった。ありのままが映し出されていたように思う。精神系のドキュメンタリー見るたびに、健常者と精神患者は地続きで誰しもがこ
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.0

2度目の鑑賞。青春映画の金字塔。40年ぶりのスクリーン。こんな貴重な機会を逃すわけがない。好きな映画を映画館で観れて幸せだった。映画館で観ると良さが増す。音楽がやっぱり最高。後半の描き方が本当にすごい>>続きを読む

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.0

アキカウリスマキの中でもとくに静かな方。語らない映画。とてもいい。ペロンパーとカティオウティネンが「パラダイスの夕暮れ」ぶりに見れて良かった。この翌年にペロンパー亡くなったのか…。悲しい。

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

4.0

いい映画だった。売れない芸術家たちの話。感動した。名シーンが多かった。ペロンパーがいい役してる。ジャンピエールレオの存在がもはやギャグ。最後日本語の曲流れてびっくりしたけど作品と合っていて良かった。ど>>続きを読む

俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

3.5

レニングラードカウボーイズのMV。アキカウリスマキならもう何でもいい。あの赤ちゃんは最高。気持ち悪い。音楽も映像も良かった。

悲しき天使(1991年製作の映画)

3.5

レニングラードカウボーイズのMV。アキカウリスマキならもう何でもいい。音楽も映像も良かった。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

かなり渋めのアキカウリスマキ。とても良かった。死にたくて殺し屋に自分を殺すように頼む男の話。独特な登場人物と独特な間がすごい。アキカウリスマキがズーム使うとすごい違和感ある。映像のコントラスト、色合い>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.2

アキカウリスマキの名作に遂に出会ってしまった。私的には不思議惑星キンザザくらいの不思議さと可愛さと面白さ。シュールすぎてかっこいい。音楽映画ではNo.1かもしれない。音楽良すぎたのでサントラ聴こう。続>>続きを読む

真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

いやーよかった。とことんついてない男の話。ペロンパー来てからの良さがすごい。アキカウリスマキの描く子どもめっちゃいい。ラストのover the rainbowが最高。報われない人間を優しく温かく描いて>>続きを読む