よこえりさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

よこえり

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ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

3.5

レニングラードカウボーイズのMV。短編映画とも言えるのか。アキカウリスマキの映画を5分に縮めたらこうなるのかもしれない。しかし最後の笑顔は何なんだ。笑ってしまった。

ロッキーVI(1986年製作の映画)

3.5

レニングラードカウボーイズのプロモーションとして制作されたロッキーのパロディ。アキカウリスマキやいつものキャストたちが楽しそうに撮影してそうな雰囲気が感じられて和んだ。多分だけどロッキー好きな人は観な>>続きを読む

ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

3.5

アキカウリスマキ6作目。「罪と罰」の次は「ハムレット」。今まで自分が観てきた中ではわりと派手な方。どんどん人が死んでく。でも分かんないけど、ちょっと未完成感というかなんか物足りなさがあった気がする。最>>続きを読む

赤線地帯(1956年製作の映画)

3.5

溝口健二の遺作。人間模様が面白く描かれていてラストは余韻が残る。屋内装飾や街並みが和洋折衷ですごい好き。あと音楽が不思議すぎて可愛かった。雨月物語からの赤線地帯の京マチ子やばい。前に映画館で川島雄三の>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

3.5

初溝口健二。ちゃんと日本映画を勉強しなきゃと思い始めて早数年。テオアンゲロプロス監督が影響を受けたという話を聞いたのがきっかけでやっと鑑賞。人間の欲望の話。完成度高くて凄い。風景が美しすぎた。怖かった>>続きを読む

仁義(1970年製作の映画)

4.2

ジャンピエールメルヴィル最高。激渋。「サムライ」に次いで、アンリドカエの撮る藍色の世界がお洒落すぎて。静かに台詞少なく淡々と進んでいくけど、全てがかっこいいからずっと観ていられる。強盗シーンは緊張感す>>続きを読む

インド夜想曲(1988年製作の映画)

3.5

原作未読。この手の話はよくあるっちゃあるので、オチは読めてしまったのだけど、そういうの抜きにしてもかなり上手くできていた。演技と演出が上手くておお〜ってなって終わった。インドの風景と哲学的な台詞、そし>>続きを読む

旅芸人の記録(1975年製作の映画)

3.5

初テオアンゲロプロス。難解と聞いててそれなりに覚悟して観た。難解というよりは前知識が必要な映画だった。映画としては独特すぎる。カメラがパンしただけで時が飛んだり、基本は旅芸人の一座を遠くから眺めるよう>>続きを読む

(1954年製作の映画)

4.0

超有名なフェリーニ作品をやっと鑑賞。不朽の名作と言われる所以が分かった。音楽が頭から離れない。人間性の描かれ方がすごくて、感動せざるを得ない。ラストの展開が良すぎる。切ない。監督も主演3人もみんなもう>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.2

これもかっこよかった。すごい好き。アキカウリスマキの世界観が完全に好きになった。今まで観た作品どれも哀愁と孤独感が漂っていて大好き。そしてマッティペロンパーとカティオウティネンが良すぎる。アキカウリス>>続きを読む

カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

4.2

びっくりするくらいかっこいい。
カラマリユニオン(イカ墨同盟)のメンバーである15人の男たち(全員名前がフランク)が理想郷エイラを目指す話。白黒の映像と音楽、フランクたちの破天荒で滅茶苦茶な言動がとに
>>続きを読む

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

3.5

「そして人生はつづく」の撮影中に実際に起きたことを映画にしたのが本作。映画の中で前作の映画を撮っていて、前作に出てきた監督役と本作の監督役が会話してたりみたいな不思議な状況。虚実が混じり合ってる。前作>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.5

1990年イラン地震の後に監督が「友だちのうちはどこ?」の出演者の安否を確認しに現地を訪れたことを映画にしたのが本作。現実と映画が混ざり合っていて不思議な感じだった。その試みや映画の構造がとても面白い>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.5

初イラン映画、初キアロスタミ。
とてもいい映画だった。リアルで素朴な世界観が魅力。子どもの純粋で素直なところと大人の理不尽で身勝手なところが対比されてよく描かれていた。おじいさんのドアの話によって色々
>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.0

かっこよくて面白かった。前作の続きかと思ったら続きじゃない。前作とはまた全然違う魅力があった。演出にこだわりがめちゃくちゃあってかっこよかった。これがセルジオレオーネ監督の作風なのであれば、他の作品も>>続きを読む

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

3.5

タイトルはすごい有名だから気になっていた作品。ちょっと勝手に期待しすぎてたかも。なんとも言えない。登場人物にあまり共感できなかったからかな。展開は好みだったけど。初期のネオレアリズモ、ファシズム体制下>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.2

アキカウリスマキ3作目。感動した。かなり大好き。幸せそうな人が誰も出てこないのが好き。カティオウティネンの演技と存在によって成り立ってる。尺が70分しかなかったので、欲を言えばこの世界観にもっと浸って>>続きを読む

罪と罰(1983年製作の映画)

4.0

アキカウリスマキ2作目。アキカウリスマキ制覇したいから処女作から観ようと思った。原作は未読。作品の雰囲気好きだった。変わった人たちが多かった。音楽すごいよかった。色々と控えめで過剰なところがないのがい>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0

観よう観ようと思っていたマカロニウェスタン。とてもかっこよくて面白かった。主人公2人のかっこよさはさることながら敵も一枚上手な強さと二転三転するストーリー、ラストは感動もあって、面白かった。そしてエン>>続きを読む

鬼が来た!(2000年製作の映画)

4.0

オススメされたので鑑賞。衝撃作だった。ラストは忘れることができないと思う。ユーモラスなシーンもあれば、戦争というものがどういうものなのか考えさせられる部分もあって、一作に色々詰まっていた。白黒の映像が>>続きを読む

華氏451(1966年製作の映画)

4.0

トリュフォー3作目。
冒頭のシーンで一気に引き込まれた。世界観が独特で好き。「ガタカ」や「リベリオン」「タイム」みたいな管理抑制された社会も好きなので、本作も楽しめた。登場人物たちの感情があまり見えな
>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.0

前から観たかった作品。カルト的人気を誇るアメリカンニューシネマ。普通じゃないことばかりだったけど微笑ましく観れたのは音楽のおかげかもしれない。所々好きな画があった。ハロルド役が「ブリキの太鼓」の男の子>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

前から観たかった作品。ちょっと驚いた。リンチ作品はいくつか観てきたけど、同じ監督なの?っていうくらい作品に感情移入できたし、感動してしまった。もちろん独特の雰囲気や音楽はリンチらしさが感じられたけど。>>続きを読む

The Bucket(原題)(2019年製作の映画)

3.0

ジャジャンクー初鑑賞。iPhoneで撮影した短編映画。ほっこり。長編作品も観たい。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

映画好きタラ好きほど楽しめる映画だった。小ネタ多すぎて笑った。血少なめ。脚フェチ健在。感情的なディカプリオと冷静なブラピの組み合わせが面白かった。犬の餌落とすシーンが流石だなと思った。目が見えなくなっ>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.0

1に引き続き、かっこよかったし面白かった。1と2それぞれ全然違った良さがあって、2はすごい感動した。ラストもよかった。まだ観てないタランティーノ長編作品はあとワンアポだけ。早く観たい。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった作品をやっと。タランティーノ好きだから全てがかっこよく見えた。とても面白かった。タランティーノの好きを詰め込んだ感じが伝わってきて観ていて楽しかった。青葉屋のシーンがセットもアクション>>続きを読む

マイ・ベスト・フレンズ・バースデー(1987年製作の映画)

3.5

タランティーノの初監督作品らしい。
火事でフィルム燃えたらしく36分しかない。なので点数とかちゃんとはつけれないけど、ここからタランティーノが始まったのかと思うと感慨深い。タランティーノが好きなら観て
>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.5

クローネンバーグ3作目。設定がすごい面白かった。脳みそが甘えびみたいにプリプリだった。1982年の映画だけど、現代にも通じるものがあって考えさせられた。たまたま持ってた映画評論家の本にこの作品の解説が>>続きを読む

スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.5

クローネンバーグの出世作ということで鑑賞。スキャナーズ最強すぎる。実際にいたら確実に殺される。音楽がずっと怖いので、イヤフォンで鑑賞するのオススメ。思っていたより淡々としていた。それが不穏な空気感や悲>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

4.0

デヴィッドクローネンバーグ初鑑賞。息子の映画アンチヴァイラルは観たことあってだいぶ好きだったので、本作も期待して観た。とても面白かった。悲しい物語だった。最初から最後まで見入ってしまった。これくらいの>>続きを読む

サンタ・サングレ/聖なる血(1989年製作の映画)

4.0

ホドロフスキー3作目。感動した。すごい悲しい物語だった。まさかホドロフスキーで感動させられるとは思わなかった。あとアクセルホドロフスキーの演技がすごかった。DVDについてた監督インタビューで商業映画作>>続きを読む

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.5

原作と結末が違うらしく賛否あるけど、自分は原作未読なので普通に楽しんで観れた。現代のミステリー映画はそこまで興味ないけど、白黒時代のミステリー映画はけっこう好きだなと気づいた。音楽が印象的で「狩人の夜>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

やっぱりディズニーってすごい。最初の1〜3のダイジェストシーンでもう感動した。そして大人達が必死でおもちゃの気持ちを考えた感が伝わってきてよかった。蛇足感もなく、むしろ3よりもさらに進化した内容で考え>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.0

諸事情により早送りで鑑賞。やっぱりキャスト豪華すぎてハリポタ感ゼロだったけど、映像はすごかった。エディレッドメインの演技最近好きじゃない気がしてきた。正直次作の繋ぎ的な内容なので、早く次観たい。

キューブ:ホワイト(2018年製作の映画)

2.0

悪意しか感じないタイトルとコピーで笑った。これに騙された人がたくさんいそう。父親が騙されて借りてきた。配給会社とかも調べると映画選びの基準になる。内容は観なくてもいいくらいの内容。