夜猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.1

広島弁確かに怖いけど、地方出身者からしたら最も不気味で怖いのは標準語の怒号だとよくわかる映画でした。

映画の出来は素晴らしい。
オリジナルだからどうかと思ってたけど、よかった。
最後のカーチェイスあ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

菅田将暉はどんな役柄でも菅田将暉にしてしまうから敬遠してたけど、普通に面白かった。
田中泯が全体を締めてる気がする。一言一言に重みを感じる重厚な演技は流石。

セブン(1995年製作の映画)

3.8

登場人物の少なさとか、性格とかで結末は早い段階で気づいた。

が、ラストの30分、そうならないで欲しいと願いながらも、蟻地獄みたいにどんどんその結末に近づいていく恐怖。

グウィネスパルトローは半端な
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

わかってたことだけど、一回見ただけじゃわかりませんでした。

ただマトリックスって、ただの映画じゃなくて20年前にあそこまでの映像を世に出した映像革命の代名詞的なものだと思うんよね。

マトリックス、
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

アラゴルンの見る影もない役作りに感服。
流石ハリウッドといった感じの、その時代の再現度。

トニーの粗野だが優しい、というのはきっと、軍隊経験で色んなやつを見て、色んな悲惨な場面を経験したから、なんだ
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.5

この時期だから見返してみた。

原田作品は場面場面の切り替わりが早くて、前後のつながりが突飛な気がして苦手な印象だったが今作もそうだった。
毎回毎回色んな要素を詰め込みすぎな印象。阿南の妻に関してはい
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

やはりというかなんというか

話の筋とかそういうの無視して勢いで済ませようとするアメ公らしさが全開になってきた。

昭和ゴジラ的な怪獣プロレスに回帰してきたと思えばありはありだが。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.5

続編が楽しみです。

あんまり最近見なくなったファムファタルとしてギギアンダルシアの魅力がすごい。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.6

着地成功。あらゆるエヴァシリーズが収斂した素晴らしいまとめ方。

見終わった後、庵野って実は結構まともな人なんじゃないかと、今までの見方を反省。
これだけの映像、宮崎駿はいい弟子を持った。引導を渡され
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空母いぶき(2019年製作の映画)

1.0

見切り発車で映画化して失敗するいい例。

戦闘を描くのか、政治を描くのか、国民を描くのか、全てが中途半端で全てが蛇足に感じる。
戦闘も少しかじった程度の知識で詰め込んだ感じがして、なぜその戦闘に至った
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

引き込まれるリアル


日本人には100年経っても作れない映画

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

ありえない喜劇の面白さ。

ありえないと言ってしまえるところに現実を見たときの寂しさがあり、見終わった後は爽快感より寂寥感がつのった。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.0

香川照之の演技がやはりいい。
サイコパスぽいもんなぁ。

核家族化、地域共同体の喪失、そんな中で得体の知れない隣人への恐怖というのは誰にでもある。とても現代的な映画だなという印象。

ただ映画の中とは
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

まさに胡蝶の夢。
でもノーランにしては展開が読めた。
もっと現実と夢の区別がどんどんなくなる感じなのかと思ってたらやってる本人たちは自覚的だったのね。

あとマリオンコティヤールのメンヘラっぷりが素晴
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

ノーランが用意した映画という快楽の暴力に酔いしれよう!

詳しいことは理解が追いつかないけど、とにかく脳汁ドバドバで最高の映画体験が味わえます。


時間という抗えない存在に対しても、人は主体的に選択
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

5.0

戦争映画の白眉。

なんと言ってもデルタの描写が素晴らしい。
一発で仕留める最高の技量
あらゆる想定をして怠らない準備
逆境で全く折れない精神
何より仲間を思う熱い心
これぞ音に聞く特殊部隊員の姿だと
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狂武蔵(2020年製作の映画)

-

アクション映画というより坂口拓の生き様を見せつけられるような映画だった。

もし単純なエンタメとして期待しているのなら普通の人におすすめはしないかな。映画として、殺陣として、の完成度は度外視してみるべ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

ずっと見たかったが最終日に駆け込みで見ることができた。

多くの戦後知識人が知性を振りかざし権威的な愚者と化した結果若者の世代的反感を生んだのと違い、三島が若者に対して1人の主体性を持った他者として扱
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.5

白井聡の「武器としての資本論」で紹介されてたので見てみた。
寅さんが理解できない若者が増えていると。

なるほど思ったよりも階級意識の高さ。寅さんが流行りで言うと反知性主義の権化のような人物に見えてく
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関ヶ原(2017年製作の映画)

1.0

駄作。

戦の仕方や鎧兜の考証とか見どころはあったが、ストーリーが関ヶ原の戦い(とそれまでの過程)を描きたいのか石田三成という人物を描きたいのか中途半端で最後までだらだらとした展開で全く面白くない。
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.2

どの時代も誕生から時間が経った組織はクソ。
たとえいい時代があったとしても、それは良い人材を生かす能力のある人がいるだけにすぎず、システム自体は腐敗している。

「どんな時も人生にはベクトルが必要だ。
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KT(2002年製作の映画)

3.4

ストーリーよりもその当時の空気感を再現する努力に感服。

かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.4

後味の悪さは100点満点


最後のスーツケースはどういう意味なのか。前向きな捉え方ではなさそう。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.2

よくぞここまで…!
スターウォーズのレガシーを活かし、「最後のジェダイ」の蛇足だらけの駄作っぷりからよくまとめあげたという印象。

太ってもいちいち色男なランド、じじいになっても撃墜しまくるレッドリー
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

逃避から昇華へ
未練という思い込みから執着へ

それぞれが抱えているもやもやに前向きに向き合っていくようになる姿は見てて清々しかった。

小松菜奈の清廉な美しさも清々しかった。
無自覚や外連味のなさこ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

DCものというよりは最早オマージュに近いかなって感じがした。
悪側の正義(正義の裏側というか)の権化みたいなノーラン版ジョーカーのひたすらかっこいいダークヒーローっぷりからしたら、意識して大衆を動かし
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.3

ライオンの背骨と肩甲骨の動かし方が素晴らしい(何目線)

天気の子(2019年製作の映画)

4.5

新海雨描写の真骨頂。
実写を超える雨描写。アニメーションにしか出来ない美しい、情緒ある表現、東京雨情。

個人的には東京離れて一年あまり。描かれる東京が懐かしい。
そして見事に東京の今を切り取っている
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.3

高校生の頃深夜番組で見たの、内容は覚えててタイトルは忘れてた。

ペネロペクルスもキャメロンディアスも美しい。
女性の好きな男性を見る時の優しい目が美しい。

ストーリーも好き。
事故で変わってしまう
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