まいんさんの映画レビュー・感想・評価

まいん

まいん

映画(108)
ドラマ(0)
アニメ(0)

秒速5センチメートル(2025年製作の映画)

1.8

あまり上等ではない、下手くそ
アニメ版と比べるのは無粋だが、アニメ版と比べたら星1もあげたくない。

画が終わっている。本当に酷い。照明、光のぼかしもシャバい、舐めんな。人の顔のうち方がシャバい。良い
>>続きを読む

ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年製作の映画)

3.2

3回目、家のVHSで見た思い出の映画

楽しめた、まとめ方が上手いのは原作の強さを感じる。

カメラが前作から悪化したかもしれない。海底が広く見せ場を作りにくいのもあったか。パースや距離感、人の見せ方
>>続きを読む

ドラえもん のび太の大魔境(1982年製作の映画)

4.0

画、台詞、動き
旧ドラえもんのリズム構築

カメラが好き。全体的に一昔前のセンスで構築されており、「魅せのカット」みたいな物はあまりないが、距離感やパース、画角の使い方にはテレビ全盛期の制作練度を感じ
>>続きを読む

ドラえもん のび太の宇宙開拓史(1981年製作の映画)

3.7

やっぱ旧劇なんすよ

カメラが案外良かった。初作より大きく改善が見られると思う。人なめの打ち方や、2つの月でドラのびを真ん中からずらす感じ、殺し屋の倒され方など、良い画がたくさんあった。
その上で演出
>>続きを読む

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.7

リドリースコットチームの練度を感じる

広い空間に人を動かしていくセンスみたいな物はやはり流石か。映像スペクタクルの中で仲間が死んでいく、画の圧力で押し切る感じがあった。湾岸以降の"画面が黄色い戦争映
>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.9

クソ楽しかった。3回目かな

アクションシーン以外のカメラが案外ちゃんとしてるのおもろい。バイクに腰掛けてビリーと話す正面画とか好き。

アクションは旧時代アクションの極地。マッチョの弾は当たる、モブ
>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

悪くないとは思う。全然好き。前作には及ばないが

カメラは予算をしっかりと使いこなした感じがある。中距離遠距離、色彩の強さ等、良い大衆SFの画だった。近距離に強さをあまり感じられなかったのは残念。前作
>>続きを読む

HANA-BI(1997年製作の映画)

5.0

傑物

茫漠とした寂寥感のあるカメラにはやはり凄みがある、ここを評価されている映像作家だと思う。何度か高い所から降りてくるカメラがあり、最後上っていく感じとかには練度を感じた。絵や子供のモチーフの使い
>>続きを読む

BROTHER(2000年製作の映画)

4.3

完成度としてはソナチネなんかの方が僅差で上かもしれないが、好き嫌いで言うと今まで見た北野で一番良かった。

近中遠、隙が無いカメラ。空間や時間に余白は感じさせないながらも、どこか茫漠とした寂しさを感じ
>>続きを読む

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

4.2

車へのカメラの入れ方が素晴らしい。上手いのは最初の学校の見せ方でもうわかる。どこでカメラを変えてくるのかは意識しているだろうし、最後コートでのピンクの回るカメラ。田舎の夜風を感じるような美しい映像。>>続きを読む

ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.6

ぐう傑物

アクションの動き、見せたい動きの見せ方が素晴らしい。思考が深いと思う。また、狭い所、細い所の空間感覚、中距離の感覚も素晴らしい。これは東アジア、香港の系譜を感じる。

脚本はテンポでゴリ押
>>続きを読む

セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.6

楽しめた

カメラはコメディに全振り、画角、ワーク、距離に面白みはないが、それが一層シュールに磨きをかけていたと思う。最後にマッチョが反射する演出とかも好き。アクションとかはないです。

脚本も過去か
>>続きを読む

ブレードランナー(1982年製作の映画)

4.1

良い映画だった。流石

短距離中距離長距離、隙がないカメラ。縦に大きな空間を上手に使っていたと思う。動かす所と動かさない所の選択を外さない。瞳の演出は言わずもがな、逆光など、未来都市の光の使い方も良か
>>続きを読む

王宮の夜鬼(2018年製作の映画)

3.3

ポップを求めて見たのでポップでよかった。お約束をお約束通りに。カメラ等の制作も極めて大衆映画然としている、下手ではない。脚本も無茶苦茶だが楽しく見れるのは確か。

もっともあぶない刑事(1989年製作の映画)

3.8

過去1でカメラが良かった。距離感、画角、奥行きを乗りこなしていた。照明の使い方も効いていた。迫力や美しさというより、ダンディで格好いい画。1、2作目と比べてもメインの二人が映えた撮り方だと思う。公衆電>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.3

3回目

近中距離のカットの連打を独白と劇伴に乗せてリズムを構築している。その事でたまに来る引きの画(ロケット打ち上げ)や長い時間(最後の踏切)が極めて印象的に描かれている。カットの連打では音ハメ、台
>>続きを読む

桜田門外ノ変(2010年製作の映画)

2.3

時代に翻弄される男達を見に来たので注文通り、嫌いではない。ただ優れているとはあまり思わない。

カメラが、一定の距離感、同じ大きさで人を捉え続けている感じがあり、時代劇、大河ドラマみてぇな、NHKぽい
>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

2010年代の良作の味わい。ピントと照明をバチバチに当てた綺麗な映像。だが、ハイセンスなスローの多用や中距離の空間の使い方等が心地よく、年代特有のシャバさは薄い。特に照明は勉強になった

音の演出も良
>>続きを読む

SP 革命篇(2011年製作の映画)

2.2

カメラは可も不可もない。極めて中庸なテレビのカメラ、つまんねぇとも言う。アクションもレベルは低い。

脚本もあまり上等でない。特に政治家、官僚の描き方があまりにも安い。全編通して台詞回しにセンスを感じ
>>続きを読む

SP 野望篇(2010年製作の映画)

2.8

岡田君はアクションできるのに制作がついていかない。画と音に練度やセンスみたいな物は感じなかった。明確にストレスを感じるほどではない。

脚本もあまり練度の高い感じはしない。ただ、後編の前フリである事や
>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.3

上手ぇ、さんきゅーキューブリック

劇伴が暴れ散らかしているがやはり画が強い。三輪車が有名だがここでのシーン毎に変わる距離感には唸らされた。距離感のセンスが強いカメラはやはりどのカットをとっても見応え
>>続きを読む

ダーティハリー5(1988年製作の映画)

3.3

さんきゅーダーティハリー

楽しかったが前作より圧は減った。カメラがかなり悪化。距離感や間にセンスや練度を感じない。また、脚本の甘さも目立つ、護衛や最後の鍵など疑問点も多い。全体的にプレッシャーが薄く
>>続きを読む

ダーティハリー4(1983年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

さんきゅーイーストウッド

いわゆるエモ洋画の画。空間の間というか、メインの被写体にどう打つのかのセンスから時代に一貫した物を感じる。ハリウッド最後(現状)の輝ける時代を感じる。特に車の撮り方と殺し屋
>>続きを読む

完全なる報復(2009年製作の映画)

2.9

カメラと役者が良い大衆映像やってた。
特にカメラは飽きないし疲れない、誰が見ても圧力を感じるような、いわゆる洋画っぽい良いカメラだった。

無茶苦茶な脚本だが、テンポが良いのと台詞の被せなんかもあって
>>続きを読む

凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.3

2回目
極めて叙情的なカメラ。近くて遠い、動いても静謐な画。

脚本の中での物の使い方、扇風機、ボタン、時計…台詞回し、数えるウェイウェイ、海が見たい妻…。二度ともふわふわと見たが物凄い脚本だと思う。
>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.3

さんきゅーウェス・アンダーソン

短距離で歪んだレンズを、線(壁)と正対させて空間を作ってくる感じ、かなり好みだった。動かし方、引き、寄せ、何を真ん中に置き、何をずらすのか、余白を何で埋めるのか。カメ
>>続きを読む

巨神兵東京に現わる(2012年製作の映画)

-

全人類ナウシカは原作を読むべき

この手の映像に素養がないので評価はつけられない。個人的には林原めぐみに喰らった。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.7

クソ喰らった

なんかすごいことやってた、えぐい

シンジくんが幸せで良かったです

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.3

2回目 ハッピーエンドにしろ、頼むぞ

話的にロングレンジでの戦いを余儀なくされていると思うが、制作チームの練度の高さはやはり感じる。画の強さ、練度は1流。

絵も良い

鷺巣もふろいでふろいでも宇多
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.3

23回目
ポップかつ高練度

台詞の入れ方、カットの進め方にやはりとてつもない練度を感じる。寄り引きのカメラでリズムを作る感じ等も印象的。平らな画でありながらも奥行きを確かに感じさせるような、ここもア
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.3

21回目だと思う、久しぶりに見た
設定、脚本は言わずもがな、映像が上手ぇ

映画のリズムと、しかし根底にはアニメのリズムを感じた。時間の使い方…カットのかけ方…台詞の入れ方…カメラの高さや画角を斜めに
>>続きを読む

居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.3

見易かった

お決まりの展開をお決まりのカメラ、お決まりの演技でやっていた。殺陣のDNAを感じるアクションが案外良かったと思う。ポップな映画と、松坂桃李が見たかったので注文通りで良かった。

後半にか
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.5

2.3.4作目より格段に良い。初作とは好き嫌いか

カメラのシャバさは相変わらずだが、少しは改善したのか、ストレスは減った。どちらかというとヘビーな雰囲気や、有村と闇堕ち佐藤健が締めたのかもしれない。
>>続きを読む

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.5

カメラの距離感というかセンスが現代ナイズされながらも古風を感じさせる物で、ゴシックホラー?と良くマッチしていた。また、服飾や美術、セットが美麗かつキュートで、美術賞を受賞するのもわかる。

ディズニー
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.0

楽しかったは楽しかった。が

画に面白みが無い。綺麗なだけでつまらん。カットが安い、全てを台無しにしている。一々顔見せんな。特にアクションはカメラの割を喰った。多分アクション自体は良いのにカメラが追い
>>続きを読む