yoshi44さんの映画レビュー・感想・評価

yoshi44

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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

原作未読。
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画面を支配するオーラを発揮したかと思うと消え入りそうな希薄でその存在を抹消、流れ落ちる涙を見せたかと思いきや顔芸炸裂のコメディセンスで一気に劇場の湿度を下げる。
スクリーンを自由自在に
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

良いところと悪いところがどちらも多過ぎて評価に混乱。
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[最高]ファッション、アクション(特に前半のドリフト)、コリン・ファースの声質、英米の極端なディフォルメ、不謹慎で最高な演出、たまらぬガジェッ
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

美の求道者トム・フォードが仕掛ける、暴力的で官能的な映像世界。
監督第二作目とは思えないほどに完成されていて、圧倒されること必至。
虚構と現実の狭間で過去と現在が入り混じり、それでいて目の前で起こる
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

散りばめられた伏線、残された数々の謎、魅力的なキャラクター達の活躍、ローグワンも含む過去作へのオマージュ。
高まる期待、上映開始の興奮そして落涙。
文字通り「世界中が待ちに待ったスターウォーズの新作」
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.4

訳が分からん!
が、なんて馬鹿で愛おしい映画。
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ジョン・キャメロン・ミッチェルが描く、パンクと宇宙人とニコール・キッドマンとエル・ファニング。
題名から想像して見に行ったのなら、間違いなく貴方が想
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

当然ながら、この作品の結末を知っているか否がでまったく見え方が異なるだろう。
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もし初見であるならば、「ミステリーの女王」アガサ・クリスティの想像したこの世界、魅力的な探偵、集う登場人物たち、不可解
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.7

自分らしく生きることの困難さ、子供らしく育てることの意義。過去への贖罪を軸にしながら、圧倒的な魅力を放つ子役に力点を置き、未来への希望を紡いで行く物語。
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美しい色彩と光、軽快なストーリーテリングは
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ステッペンウルフの圧倒的な小物感とその動機の緩さ、ロキやルーサー、ジョーカー程の魅力がないせいで、どうしてこんなにヒーローを集める必要があるのか終始疑問符。
何たらストーンによるパワーアップとかもなく
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

地味でうだつの上がらぬ者たちによるお洒落じゃない「オーシャンズ11」。
ソダーバーグ監督自身の代表作をパロディにしながらも、さすがの手腕で小気味好く飽きさせないケイパー・ムービー。

ダニエル・クレイ
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.4

我らがロック様によるスクール・カーストとその後の逆転劇。
若干のモヤモヤは、過去の二人の絆の描き方が薄いから。スタジャン以外にもっと二人の繋がりを表現していれば、現在の伏線としてさらに活かすことができ
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

2.7

原作の雰囲気はそこそこに活かされているんだけれど、照橋、窪谷須あたりのキャラに違和感。
この手の実写化は、キャラの改変や再現に齟齬が出ると一気に興醒めする。

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.3

怪獣、巨大ロボット、アン・ハサウェイ。
大好きなものたくさん。
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その何とも突拍子もない設定ゆえ、もしやDVDスルーされるのではという恐怖に怯えていたが、ちゃんと公開されてよかった。
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滅茶苦茶で
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

動機は言ってみれば「レイシズムの逆」なわけで…。どちらが優位なのか徹底的にアイロニックに描いていて、1周、いや2周回ってこれはコメディなのかもしれないぞ。
文字通りの『ブラック・ジョーク』。
そういっ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.8

これはジュブナイルものの映画として完璧な作品。
「少年期に感じる得体の知れない恐怖と不安がそのまま形になる」というスティーヴン・キングの真骨頂を、この上なく魅力的なヴィランの造形で見事に表現。
確かに
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

It's sooo fun!!
マイティ・ソーの最新作は、マーベル史上最も「楽しい」映画になった!
物語はストレート、小難しいことは一切やめて、人気者達のイチャイチャに心踊る。ここまで笑いと楽しさに完
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.1

光と闇、色彩、水、砂、雪、電脳、そして雨。すべての要素が一切の淀みもなく重なり合った映像は、絵画のような美しさで観るものを圧倒する。
ドゥニ・ヴィルヌーヴとブレードランナー、それぞれの持つ不穏さがここ
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DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団(2017年製作の映画)

3.6

何よりこの設定にOKを出したDC陣営の懐の広さに拍手!
おもろいよ。

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.7

想像していたものと違う作風で、アクション全面押し出しかと思いきや、潜入と裏切りにも重心を置いたいわゆる濃厚なスパイ映画の側面も持っていた。
分かりやすい痛快アクションを期待していくと意外に難解な内容に
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.7

アンディ・サーキスという「俳優」がいる。
本作はもちろん、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「スターウォーズ/フォースの覚醒」などの超大作に出演しながら、作中に彼の顔は出てこない。
彼はCGの『中
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.4

畳み掛ける暴力の連鎖。それが物理的なものだけでなく、会話によっても成されるのがこのシリーズの醍醐味。
小気味好く啖呵を切って言質を取り、かと思えば揚げ足を取って暴力に訴える。
些細なきっかけが雪だるま
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

痛快、感動、興奮、あらゆる感情を揺さぶられる127分。
込められたメッセージは、現代日本と無縁と思ってはいけない。僕の、あなたの心の中に、レイシズムが全く無いと言い切れるのか?
自分には無いと思い込ん
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亜人(2017年製作の映画)

3.4

原作未読。
異常な世界観の設定ではあるけれど、良くも悪くも分かりやすく説明が入るので置いてけぼりにはならない。
とにかく綾野剛のジョン・ウィックばりのタクティカル・ガンアクションが本当に素晴らしく眼を
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.6

自然科学に携わる者にとって動物の擬人化は危険極まりない行為で、動物行動学の本筋とかけ離れた誤った感情を喚起する恐れがある。
彼らは独自の感情表現を持ち本能に根ざした行動を取っており、それが人間生活に適
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.7

この疾走感!
昨年の「アイアムアヒーロー」も素晴らしい作品だったけれど、新たなゾンビ映画の大傑作は韓国から。
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ゾンビはあらゆるメタファーを表現することができる、映画としては非常に優秀な素材。
極限
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.6

「事実」は唯一のものだが、「真実」は多様性を持ち正解は存在しないのだ。
司法だけでなく、人の心というもの自体が本来そういった曖昧さと危うさを孕んでいて、「真実」なんて当人だって理解できていないのかもし
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HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY(2017年製作の映画)

3.6

前作と打って変わって面白い。
これだけ長尺の大人数アクションを成立させたことに驚きを禁じ得ない。
パルクール、カーアクション、乱打戦、どれをとってもかなりハイレベルで、クライマックスの乱闘シーンは間違
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.4

巨匠リドリー・スコットが自身の名声を最大限に利用して、とことんわがままを貫き通したのであろう「自己満的SFゴシックホラー超大作」。
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内容は「プロメテウス」と「エイリアン」の焼き直しなのだけれど、僕
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

ダンケルクへようこそ。
幕が上がった刹那、その緊張感の中に放り込まれる。
時計の秒針が迫ってくるような音を背景に、襲い来る銃弾、魚雷、爆撃機。
敵の姿を一切見せないのが特徴的で、敵意だけが存在するその
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.9

ディズニーがもはやハッピーエンドに王子を必要としなくなった今、次に求められるのは、圧倒的に強く、男性だけでなく世界すら守る女性像。
その究極のヒロインは期待に違わぬ出来で、あっという間の141分…だっ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.1

いかしたビートを刻むにはベースにギターとピアノ、あとは銃声があってもいい。
サイドブレーキでロックしてアクセルを踏み込めば、360度何処へだって行ける。
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愛しいあの子と逃避行。そこに最高のサウ
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スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

3.9

スパイディが大好きだ。
そう、彼がレオパルドンに乗ってた頃からずっと。
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リブートも2回目となると、色々と頭を悩ませるだろう。出した結論は、その非常にエポックメイキング的な誕生譚をバッサリ削ること。
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.4

この映画に何を求めるか、で印象はだいぶ異なる。
サービス精神を出して行くなら、「パシフィックリム」のようにバトルシーンを前面に打ち出すやり方も可能だったはず。
あえて五人の結束の深まっていく過程に重点
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.7

成功の秘訣は「根気」だと彼は言った。
いや違うね。本作を見る限りそれは真実ではない。
「野心と成功欲求」こそが、全ての源だ。
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『溺れているライバルの口にホースを突っ込む』こと。それは、常人が抱くで
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トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

3.4

ベイ大将!いつもの!と注文すると出てくる、大盛り全部入り増し増しつゆだく描写。
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「大丈夫ですか?どうかしてるんじゃないですか?」と思うくらいの情報量で画面がうるさいのは相変わらずなのだが、今回はア
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.5

予想を裏切り!非常に難易度の高い原作の実写化として、十分に満足できる水準。
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ロケ地がスペインとのことだが、背景にある英語のチラシなどを除けばある意味絶妙で、案外と杜王町。虹村家の外観と通学路が良い
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

3.1

ぶつ切りの編集、中途半端な登場人物のキャラ設定、ブレまくりの作品トーン、もったいないロケ地、びっくりさせるのだけが得意でポンコツなミイラたち。
トム様だからこそ見れる作品にはなっているものの、作りの甘
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