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人間が暗闇を怖がるのは遺伝子に刻まれた根源的な記憶だそうで、確かに何も先入観を持たない子供たちがその自我が芽生えるにつれ、自然と暗闇を怖がるようになるのはその裏付けであるように思う。
暗闇の中に>>続きを読む
日本最大の輸出品は車でも電化製品でもなく、きっと「ドラゴンボール」だ。
そんな目くるめく鳥山明ワールドが、超絶クオリティのアニメーションで炸裂する。
タクティカル性が強調されるバトルシーンとメカの造>>続きを読む
さすがピクサー、素晴らしい技術と分かりやすいストーリーテリングで、現代社会が孕む課題を自然と浮き彫りにする。
人種、移民、異なる文化を背景に持つ人々のふれあいを、こんなにも素直で可愛らしく美しい描写>>続きを読む
綾瀬はるかの殺陣と、大正時代の美術と衣装、映画としての魅せ方は見応え充分、でも何だろうこの不完全燃焼感…。
個々の殺陣は悪くないんだけれど、集団戦のシーンになると一気に興醒めした。
あんな大人数で建>>続きを読む
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“バービー”を、ここまで社会性を孕んだ作品に仕上げるとは、一体誰が予想しただろう。
同じおもちゃの映画化でも、トランスフォーマーのような愛すべきアホさ加減のものもあるし、きっとこの方向性にマテルや>>続きを読む
ヴァチカンのエクソシスト、
我々は敬意を込めて、ヴァチクソと呼ぼう。
かの1973年ホラー映画の金字塔、『エクソシスト』を頂点とした時に、いわゆる“除霊エンターテイメント”的な作品はそんなに多くない>>続きを読む
映画トランスフォーマーシリーズも、これでなんと7作目。
ワイスピ並に続いているこのシリーズ、前作『バンブルビー』からマイケル・ベイ大将がプロデュースにまわり“暖簾分け(監督交代)”となったのだが、とて>>続きを読む
コミック原作ものの映画化って、時に俳優の存在がオリジナルを越えてくることがある。
ヒース・レジャーのジョーカー然り、マーゴット・ロビーのハーレイ・クイン、RDJのアイアンマン然り。
そして本シリーズの>>続きを読む
些細な超能力に目覚めた少年少女。
次第にエスカレートするその力はどこに向かうのか。
“北欧の団地”という、知っていそうで知らなかった異国の生活環境が新鮮で、北欧映画らしい薄暗く、それでいて凛とした空気>>続きを読む
この世にスーパースターと呼べる人がいったい何人いるか?
世界中の老若男女が知っていて、圧倒的な人気と実力を持ち、誰もがその一挙手一投足に注目し、愛される存在。
様々な意見があるだろうが、トム・クルー>>続きを読む
こんなに暑い日が続くのならば、毎日だってアイスクリームを食べていたい。
バスキン・ロビンスではチョコミント一択だけれど、最近のヒットはハーゲンダッツのピスタチオ&カカオだ。
フルーツ系も大好きで、至>>続きを読む
きっと、あまりにも、宮﨑駿監督のパーソナルな内面の具現化なので困惑している。
考察はいくらでも出来るのだろうけれど、そのどれもが正解で、“観た人がどう感じたか?”がすべて真実。
今までのあらゆる宮﨑>>続きを読む
『スパイダーバース』以降のアニメーションの、新たな傑作。
剣と魔法とエレベーターと地下鉄が同居するわくわくする世界観の中、クィアな主人公と超絶かっこいい少女が織りなす冒険ファンタジー。
彼らの世界は>>続きを読む
ミア・ゴスの顔面力がすべて持っていく、スラッシャー・ホラーの快作。
オスカーに【最優秀顔芸部門】があれば間違いなく彼女のもの。
前作『X』の一人二役も凄まじかったけれど、本作の独白の長台詞、エンドロー>>続きを読む
おかしくって暖かくって、演者と制作陣が楽しんで作っているのが伝わってくるウェルメイド。
タイムループの原因に無理矢理でもしっかりと理由を付けるその姿勢は、現在公開中の某ヤンキータイムリープものとは比>>続きを読む
一作目から、実に42年。
あのテーマソングが劇場で流れて、ハリソン・フォードがインディ・ジョーンズを演じる。
もうそれだけで胸がいっぱい。ありがとう。
子供の頃自分の部屋に最も長く貼られていたポスタ>>続きを読む
反社会勢力予備軍による珍走団青春タイムリープシリーズ第三弾。
相変わらずのビジュ爆発のイケメンパラダイスだが、前作の回想シーンを省いてさらに本作の冒頭のシーンを省けば間違いなく一本で収まる内容なので、>>続きを読む
まさか2も配信オンリーにするとは…。
さらに磨きをかけた20分ものワンカットアクション、大スクリーンで観たかった。
前作の『ランボー』的な展開から、『ダイ・ハード』的な高層ビルアクションも取り入れ、>>続きを読む
……!
………!!
…………これは、何だ!?
前作『スパイダーマン スパイダーバース』、そして傑作『ザ・ファースト・スラムダンク』など、我々が今まで観てきたこの世にあるあらゆるアニメーション表現。>>続きを読む
すべてのスーパーヒーロー映画の歴史は、1978年の『スーパーマン』から始まる。
シリーズ化を経て、やがて1989年からの『バットマン 』シリーズに繋がったことを考えると、2002年マーベルの『スパイダ>>続きを読む
2019年のリブート版『チャイルド・プレイ』と何が違うの?と聞かれたら、パワフルな登場人物がほぼ全員女性であることか。
話題のヌルヌルダンス、なんでかサングラスしてたり四つん這いで猛ダッシュしたり、>>続きを読む
我々が目指すべき未来、これから。
それを繋ぐハリー・ベイリーの驚くべき歌声。
カラフルでリズミカルで、この上なく楽しい人魚姫の世界!
伝説アラン・メンケンと、時代を牽引するリン=マニュエル・ミランダ>>続きを読む
是枝裕和×坂元裕二×川村元気。日本のエンタメ界を牽引する3人の共演。
そして、坂本龍一の旋律。
人間社会のあらゆる事象の裏には“真実”があって、その“真実”は人によって様々。
“事実”だけが唯一のも>>続きを読む
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ものすごい迫力の肉体と試合の描写、マイケル・B・ジョーダンの初監督作品とあって、彼が大好きなのであろう世界観が心に響く。
日本のアニメーション作品に強く影響されたそれらのシーンは心地よい既視感で、>>続きを読む
原作ものの映画化に於ける成功とは、一体何なのだろう。
興行収入?ファンからの評価?映画作品としての完成度?
少なくとも人気の原作であるならば、人気者にコスプレさせるだけで一定以上の興行収入は見込めるか>>続きを読む
妻であること、母であることを無意識に押し付けられ、生活に潜むあらゆる問題ごとは積み重なり、やがてそれらの感情が臨界点に達した時にすがるものとは?
ご近所との小競り合い、風評被害、更年期、宗教、差別、>>続きを読む
父娘2人だけのバカンス。
ホームビデオの映像を中心として、楽園のようなトルコのビーチリゾートでの仲睦まじい2人が描かれる。
美しい海と照りつける太陽。
時にふざけ合い時に喧嘩をして、父は娘を、娘は父>>続きを読む
「アダム・ドライバーが恐竜と戦う」って、これだけ見たら超おもしろそうな設定なんだけどどうしてこうなった?
そもそも恐竜の登場シーンが少なくて、CGはいいセン行ってるのにもったいない。
完全に『ラスト>>続きを読む
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冒頭の開き直った壮大な後出しジャンケンから始まり、荒唐無稽、ご都合主義のオンパレードを力技でねじ伏せる、間違いなく映画史上もっとも面白いシリーズ10作目(そもそもこんなに続いているシリーズがない)>>続きを読む
韓国映画のリメイクは、『見えない目撃者』とか『22年目の告白 私が殺人犯です』とか、個人的邦画ランキングに入れたいほどの良作が多い。
本作も同名タイトルのリメイク。
悪手に悪手を重ねる岡田准一師範と>>続きを読む
なんと言う不快感。
もしかしたら、映画史に残る悪役は彼らかもしれない。
でもこれは、フィクションではなくリアル。
人間の悪意の底知れなさ、救いのなさは、テレビを見てもネットを見ても、電車に乗っていても>>続きを読む
ケイト・ブランシェットが自身の最高を更新する圧巻の超絶演技。
その佇まいの美しさもさることながら、指の先、呼吸のタイミング、筋肉のひとつひとつ、顔の皺までも計算し尽くされているようなその技量に圧倒され>>続きを読む
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
こんなにも泣いたMCUはエンドゲーム以来だ。
この涙は、大好きなガーディアンズのみんなが成長した嬉しさと、彼らとお別れしなければならない寂しさと。
ジェーム>>続きを読む
劇場で観れなくてすみません案件。
素晴らしすぎる。
日本に根付くヒエラルキーを、できる限り丁寧に、辛辣に、そして公平に描こうとするその姿勢。
キャスティングの妙と演出の業、セット、衣装、小道具の使い>>続きを読む
超おもしろい!
もう感想はそれだけで充分。
ファンが望むもの全てつめこんだ、ゲームの映像化として完成形、最適解のひとつ。
尋常じゃない大ヒットがその全てを物語っていると思う。
あとは好き勝手な語り>>続きを読む
エスター、まさかの続編。
…こう来たか!
絶対に前作を観てから観るべきなので、未見の人は配信などで前作を観てからぜひ。
以下、前作のネタバレはあり。
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イザベル・ファーマンが13年ぶ>>続きを読む