これはいくら何でも短すぎでしょう。
前作のダイジェストや4,5回見せられる爆発シーンを差し引いたら、中身は1時間くらいなんじゃないか?
「続き気になるだろ?次も見に来るだろ?」という、いかにもフジテレ>>続きを読む
とっても面白かった前作からの、超絶面白い続編!
とは言え、同じバースのお話だけど続きものではないので、前作観てなくても余裕で大丈夫。
とにかく本作も情報量が多く、瞬きすら躊躇われること必至。
さ>>続きを読む
伊藤蒼という才能は、絶対に知っておいた方が良い。
『さがす』『空白』『恋は光』
大好きな映画には必ず彼女がいる。そして、全部違う人物に思える。
まだ17歳にして、恐ろしいまでの演技力。
前情報ゼロで>>続きを読む
鯨は、その生涯を終えると、ゆっくりと海底に沈んでゆく。
腐敗してゆくその身体には甲殻類やバクテリアが集まり、その残骸を糧として、やがて一つの生態系が出来上がるという。
時には浜辺に打ち上げられることも>>続きを読む
全世界のシャマラニスト待望、鬼才M・ナイト・シャマラン監督の新作は、アポカリプス・スリラー。
デイヴ・バウティスタがこんなに繊細な演技をするとは。本当に素晴らしい俳優になった。
彼を初めて認識したの>>続きを読む
“ベン・アフレックとマット・デイモンのコンビがNIKEを舞台にしたエア・ジョーダン誕生秘話を描く”
もうそんなの、面白くないわけがない。
ベンの手腕は傑作『アルゴ』で魅せた、実話をベースに畳み掛けるよ>>続きを読む
え、
待って、
超おもしろい
ドラクエやFF、エルデンリングなど、この世に存在するRPGの元祖であるテーブルゲーム、“ダンジョンズ&ドラゴンズ”の映画化と聞いて、『ロード・オブ・ザ・リング』のような>>続きを読む
オスカー受賞歴があって、数々の名作に出演していて、かのコッポラ一族であり大の親日家。なのに、その素行の悪さから軽んじて見られがちな気がするニコラス・ケイジ。
S級からC級まで驚くべき大量のフィルモグラ>>続きを読む
小説家朝井リョウこそ、“卒業しない”感性を持っていると思う。
若さゆえだと達観せず、青臭い青春だと嘲笑せず、若く青いあの時を自分ごとに捉えて尊重し、泣き笑い、恋をする。
一つの高校を舞台にした4人の>>続きを読む
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おかえりベイビー。
邦画史上最高のアクションと超絶ゆる〜い笑いを引っ提げて、帰ってきたベイビーわるきゅーれ。
登場人物全員、愛さずにいられない。
二人のオフビートな会話、特に無駄に深掘る『花束み>>続きを読む
本年度のオスカーを受賞した、南インドにある象の孤児院で仔象と心を通わせる夫婦を描いたドキュメンタリー。
風景描写がとんでもなく美しく、そして象の感情が豊かに伝わってくる。
でも、野生動物と心を通わ>>続きを読む
配信で鑑賞。
本当はこういった問題提起性が高くかつ素晴らしい作品こそ、劇場でちゃんと見て話題にし、評価していかなければいけないと思う。
映画が大好きな一個人としての大いなる自戒。
先に言っとく。傑作で>>続きを読む
こーゆーのでいい、こーゆーのがいいんだよ。
正統派な続編にして、初見でも入り込みやすい丁寧な作り、ヒーローものとして必要な要素をしっかりと描写して、何より子供たちが見て楽しいであろう最高の映画だった>>続きを読む
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ヒュー・ジャックマンは、男の中の男である。異論は認めない。
そんなヒューが父親を演じること自体ですでにミス・リード。
ヒュー自身の無欠さを逆手に取り、アンソニー・ホプキンス演じる父親を反面教師と>>続きを読む
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“あの庵野秀明監督作品”だからと身構えて観に行かないほうが良い。
これは、特撮が大好きで、幸いにもそこそこの予算を得ることができた愛すべきオタクによる、最高の自主制作映画だ。
その驚くような豪華>>続きを読む
スピルバーグの記憶、自伝的作品ということで、当然ながら彼が幼少期にどれほど“映画”に感銘を受け、影響されたかが語られる。
でもそれ以上に、ただの映画好きだった少年が、“映画”の持つ恐るべき力に触れ、>>続きを読む
三たび見参!マジック・マイク。
ダンスとは、原始の衝動、魂の躍動、求愛行動。
その全てに“動”の文字が付帯するように、人間の身体の動きをアートのように昇華するこの行為そのものが本シリーズの白眉。>>続きを読む
なんでも、どこでも、いっぺんに。
マルチバースによるカオスを破茶滅茶にしてさらにかき混ぜたような、主要人物がほぼすべてアジア人の決して万人受けしないこの作品が、オスカーを席巻していることに爽快感を>>続きを読む
日本のアニメーションは世界一ィィ!
『ザ・ファースト・スラムダンク』の興奮冷めやらぬ中、またしてもとんでないアニメーションの爆誕。
音楽を題材にしたアニメーションとしては、おそらく史上最高の傑作。>>続きを読む
この世は、物語だ。
あらゆる文化も芸術も、エンターテイメントも歴史でさえもすべからく、物語だ。
むしろ、敢えてそこに物語を見出すからこそ、それぞれがそれぞれたり得るという不思議。
ジョージ・ミラ>>続きを読む
「逆転裁判」のエピソードタイトルのような本作は、富裕層の欺瞞と資本主義社会の臨界点を痛烈に皮肉り、人間の欲望を剥き出しにさせる豪華客船の旅。
予告編とコピーにミスリードされたと思うのは、思いのほか無>>続きを読む
ロジャー・ディーキンスの撮影と、この映画館のロケーションでもう優勝、大勝利。
風景と街並みの描写だけが延々続いたとしてもそれもまた良し、とすら思わせる。
そこに加えてオリヴィア・コールマンが無双の演>>続きを読む
思うにフェーズ4は、ディズニーの上の人から「ディズニープラスに誘導しろ!」と言われ過ぎてケヴィン・ファイギが本領発揮していなかったような印象。
僕の周りでも置いてきぼりを多発させていて、混迷を彷徨い始>>続きを読む
パク・チャヌク監督作品初体験。
…何だ!これは!
描いている内容は言ってみれば“ファム・ファタールもの”のラブストーリーなのだけれど、あり得ないテンポの良さと凄まじいほどの撮影技法の応酬に、完全にそ>>続きを読む
どうやら日本には国宝級イケメンと呼ばれる人たちが掃いて捨てるほどいるようだけれど、ティモシー・シャラメはそんな有象無象とは次元が異なるイケメン世界遺産。
そんな彼が“人喰い”という禁忌に挑む。
『グ>>続きを読む
高校で起こった銃乱射事件、自殺した犯人を含む11人が死亡。
その6年後、加害者と被害者それぞれの両親が、教会の一室で“対峙”する。
4人の演技アンサンブルが常軌を逸した迫真のクオリティで迫る。そして>>続きを読む
映画の世界は、夢の世界。
天才デイミアン・チャゼル監督が、自身の溢れるほどの映画への愛を信じ難いほどの熱量で燃え上がらせ、爆裂な勢いで駆け抜ける。
ブラッド・ピット、ディエゴ・カルバ、そしてマーゴッ>>続きを読む
……無理無理無理。
地上600mの塔のてっぺんに取り残された2人のインフルエンサーによるパニック・スリラー。いや、もはやホラー。
自分はそこまで高所恐怖症ではないけれど、106分間ほぼずっと“あの太>>続きを読む
極上の動物映画の爆誕。
ウェールズの田舎町、組合による複数馬主により市民農園で育ち、素晴らしい成績を残した名馬ドリーム・アライアンスの実話。
お馬は簡単に見つかり、組合馬主はけっこうすぐに集まり、>>続きを読む
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俺たちの木村拓哉とみんなの綾瀬はるか、70周年ということで東映が本気出してきた大作。
内容は歴史物ではなくラブストーリー。
嫁の尻に敷かれる木村拓哉は、円熟した彼ならではの味があり、何なら実生活>>続きを読む
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昨日まで仲良しだったおっさん2人の突然の仲違いブラックコメディ。
理由も明確ではなくカタルシスもない、暗く理不尽なこの展開を、超絶美しい風景描写と旋律で“それらしい”作品にしたてあげたマーティン・>>続きを読む
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物!凄く!!面白い!!!というかすごい…!
配信で観た作品はあまり投稿しないのだけれど、これは劇場で観なかった大いなる自戒を込めて…特別な作品。
オフビートなテンション、なのに日本映画史に残る>>続きを読む
韓国映画が世界の映画界を牽引するトップランナーであることは、もはや改めて言うまでもない周知の事実。
そしてここにまた、とんでもない作品が登場した。
ソン・ガンホ&イ・ビョンホンという2大スター共演の>>続きを読む
キリスト教よりも以前から存在する北欧神話。
シェイクスピアの『ハムレット』にも影響を与えたという復讐劇、“アムレートの伝説”を、徹底した拘りと重厚な映像で描く。
ロバート・エガース監督の『ウィッチ』>>続きを読む
『恋に落ちたシェイクスピア』『パルプ・フィクション』『グッドウィルハンティング』『ギャングオブニューヨーク』『英国王のスピーチ』『もののけ姫(米国配給)』
間違いなく“名作”と呼んで差し支えないこ>>続きを読む
昨年末に『夜、鳥たちが啼く』を観たと思ったら、もう城定秀夫監督の新作が。
この制作ペースは驚異的だと思うし、そのどれもが異なるテイストで、そしてしっかり面白いのはどういうことだ。
元カレの今カノが玉>>続きを読む