凛太朗さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

凛太朗

凛太朗

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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.6

ヤベー映画である。
1・1というアスペクト比による、映画としては一風変わった正方形の画面に映し出される映像の数々は、殆どどこを切り取っても写実的であると同時に幻想的。
全体を通して凄く刹那的な醜さを含
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

『This is me』これが私だ!
この印象的な挿入歌が『グレイテスト・ショーマン』の主題なんでしょう。
マイノリティを受け入れ、多様性を認める人間賛歌。わかるよ。言いたいことはよくわかる。
ヒュー
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.2

個人的に母子云々って映画はくるものがあって、ちょっと前まであまり観ることすら極力避けてたんだけど、この度鑑賞。

監督さんは長編デビュー作となるガース・デイヴィス。まずデビュー作でこれは良い意味でヤバ
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.9

反体制的な映画を撮ったりその活動により、2010年から20年間の映画制作活動禁止令を受けたイランの監督ジャファル・パナヒが、タクシードライバーに扮して車載カメラで撮ったフェイク・ドキュメンタリー。>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.7

原題『Demolition』。つまり、破壊とか爆破とか解体という意味であり、本編観たらこのタイトルは非常にわかりやすいんですけど、『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』っていうなんだか詩的な邦題は、>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

これはヤバイ!久々に傑作ミステリー/サスペンス、ホラーに出会えた!そんな気分。
凄く理性的な主人公クリス(ダニエル・カルーヤ)は、サッカー選手で言ったらチェルシー所属のスランス代表、エンゴロ・カンテみ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.7

国境を超えたら地獄。法律のラインも善悪のラインも超えた常識も通用しない無法地帯の地獄。此処が真実であり、論理感や中途半端な正義感はあまりに無力。

はい。邦題の『ボーダーライン』には色んな意味がありま
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複製された男(2013年製作の映画)

3.3

何故だろう?BOOWYのマリオネット、或いはhideのピンクスパイダーが頭の中でリフレイン。持て余してるfrustration!鏡の中のマリオネット!
それは置いといて、なんだかデヴィッド・クローネン
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.9

ドゥニ・ヴィルヌーヴって、ひたすら書きにくい(打ちにくい)し読みにくいし覚えにくい名前だよね。なんかもう響きがフランスっぽいっていうか。ヌーヴェルヴァーグみたいな。カナダの監督なわけですけど。
という
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.4

前編の続き。(当たり前)
執念の結実。
結局これは、原作を読んでたりドラマを観てなくても、感動したり震えたりできたんだろうか?
映画に関して言えば、ピークの持っていき所が悪い&だらだらとテンポ悪いなぁ
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.4

原作は横山秀夫の小説。
一週間しかなかった昭和64年に起きた身代金誘拐殺人事件を発端に、警察内部でのアレやマスコミとのコレを重厚に描いた推理小説ですが、率直に言って映画は原作には及んでいないと個人的に
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

4.0

ジョニー・デップ何してんねん!
ということでジョニー・デップの出世作となったテレビドラマが元となっているハイテンション・バディムービー。
アクション・コメディですね。
下ネタ満載ですがめちゃくちゃ楽し
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.4

オレは一体何を見せられていたのだろうか?
そしてさっさと野球をやれよ!と。

基本的に下品な下ネタ満載の青春だコメディ。
私は大学どころか高校すら行っていない故、ノスタルジックな気分になることもありま
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

カリスマ的ファッションデザイナーであるトム・フォード監督作品のこれは2作品目になるんですかね?
コリン・ファース主演のシングルマンはとても良かった記憶があるよ。ってことで鑑賞。

冒頭から度肝を抜かれ
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.7

アメリカの銃社会問題という難しいテーマを扱った社会派サスペンスドラマ。
主役の勝つ為には手段も犠牲も厭わないロビイストを演じるのはジェシカ・チャステイン。
映画内は男顔負けどころか圧倒しているわけです
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

『アフタースクール』の内田けんじ監督作品。
堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々などなど出演。
これで面白くないわけがないですわね。
内田けんじ監督らしい練られた脚本に緻密な演出。役者の確かな演技。
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.3

アウトレイジ三部作完結篇となる最終章。
前2作、面白くて好きなはずなんだけど、内容を殆ど覚えていない上に観直しもせず鑑賞。惜しまれつつ亡くなった大杉漣さんが、重要な役で出演してますが、役柄が滑稽極まり
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es [エス](2001年製作の映画)

3.8

1971年にスタンフォード大学で行われたスタンフォード監獄実験を基にした小説、Black Boxを映画化したドイツの映画『es』。
原題の『Das Experiment』は実験という意味で、エクスペリ
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.7

出光興産の創業者である出光佐三をモデルとした百田尚樹の小説の映画化作品。
原作は読んでいます。

うーん。いい映画ですけど、145分じゃ足りません。映画では描かれていないシーンも含め、もっと長く観たか
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リング(1998年製作の映画)

3.5

ジャパニーズホラーの金字塔と言えばこれですよね。久々に観たくなったので鑑賞。
私が初めて観たのは、VHS化されたタイミングくらいかな?20年近く前の中学生くらいの時に観ましたが、当時は凄く怖かった記憶
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

2.7

開幕から懐かしの人物!まさか?と思わせておいてからの公開処刑。
おいおい…って思ってたら人間ピタゴラスイッチ的なゲーム。
このゲームにはリンキン・パークの元ボーカル、チェスターが出てますね。ご冥福をお
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ソウ6(2009年製作の映画)

2.9

マイケル・ムーア監督の映画にシッコってのがあって、アメリカの医療保険会社の支払い拒否などを巡るドキュメンタリーですが、SAW6では、その人の命を弄ぶというか司る神のごとき保険会社の重役がジグソウのゲー>>続きを読む

ソウ5(2008年製作の映画)

2.7

もはやドンデン返しすらねぇ!
ジグソウの仮面被ったホフマンの人物紹介って感じ。
この作品に関しては、ミステリー性は皆無だし、デスゲームも地味なわりに、個人ではとても用意できるとは思えないくらいに大掛か
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ソウ4(2007年製作の映画)

2.8

冒頭の視覚と聴覚を刺激する気色の悪い解剖シーンと、エンディングで流れるX JAPANのI.V.がクライマックス。
そういえば3ではAll that remainsのThis callingがエンディン
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ソウ3(2006年製作の映画)

2.8

シリーズ通して好きなので、別に嫌いなわけじゃありませんが、この辺からSAWシリーズは明らかに方向性変わってきてますよね。主にグロ方面に傾くという。
1や2以上にゲームの内容が大掛かりな上に理不尽すぎる
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.5

初見の衝撃は1に劣るけど、2の方が2回目3回目は楽しめるんじゃないか?と思ってみたり。勿論1ありきなんだけど。なんせ脚本が凄い!
グロさ痛さは2割り増しくらい。3以降は8割り増しくらい。
主人公のエリ
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ソウ(2004年製作の映画)

3.6

この映画の結末の初見での衝撃は、それはそれは凄かった。
シリーズ通して何回も観てるけど、やはり最初のこれが一番面白い。CUBEと同様にソリッドシチュエーションスリラーの金字塔でしょう。
ただ、何回も観
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フロム・ヘル(2001年製作の映画)

3.1

一応ホラー。一応ミステリー。
多少痛いシーン、多少謎めいたところはあるけれど、中途半端な感じは否めない。

ただ、ジョニー・デップはカッコいいし、ヘザー・グラハムは綺麗だし、切り裂きジャック事件当時の
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.7

コナミからPlayStation用ソフトとして発売されたホラー/アドベンチャーゲーム『サイレント ヒル』が原作となっているカナダとフランス合作のオカルトホラー。

私はゲームの方は未プレイというか、昔
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マスク(1994年製作の映画)

3.5

キャメロン・ディアスの映画デビュー作であり、ジム・キャリーをスターダムに押し上げたスラップスティック・コメディ。
子供の頃観て滅茶苦茶笑ってた記憶があるんですけど、大人になって改めて観るとまた違う印象
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ポゼッション(2012年製作の映画)

3.0

実話を基にした話らしいけど、どこからどこまでが実話で、どこからどこまでが脚色なのか?
あのディビュークの箱は本当にあるものらしいというか、ディビュークの箱の逸話から着想を得て映画化したものらしいけど。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.6

第90回アカデミー賞作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞、第74回ベネツィア国際映画祭金獅子賞受賞の、ギレルモ・デル・トロ監督による恋愛ファンタジー『シェイプ・オブ・ウォーター』。
最近スプリンクラーのトラ
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

2.5

『リメンバー・ミー』前のアナ雪の短編。
短編にしては長くねぇ?早く『リメンバー・ミー』始まらないかなぁ?とか思いながら、正直本編突入前にウトウトしそうになっていました。
どんなストーリーだっけ?
アナ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.7

娘にフラれながらもどうしても観たかったので、IMAX2Dにて一人で鑑賞。
琴線にふれるまくって涙腺ぶっ壊れた結果、やはり個人的に音楽の夢を捨てたギター弾きの私は、娘というか家族で一緒に観たかったと思い
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セブン(1995年製作の映画)

4.8

何回観ても最悪な後味の悪さ加減も含めて最高の映画。
ジャンルは心理ホラーなのかサスペンスなのか?
ミルトンの『失楽園』やダンテの『神曲』、ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』などの厨二心を擽る
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ビルビー(2018年製作の映画)

3.7

ボス・ベイビー本編の前の短編。
ビルビーってのはオーストラリア固有の夜行性有袋類で希少種らしい。
そのビルビーが、一匹の小鳥をなんやかんやで守りながら、オーストラリアの砂漠はじめ自然の猛威と戦うスラッ
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