kamさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

kam

kam

映画(393)
ドラマ(2)
アニメ(0)

怪物(2023年製作の映画)

4.4

ストーリー、作りがほんとにずるい。ここまでしっかり作られてる映画はなかなかない。
こういう映画ってどっかに破綻があったり、腑に落ちなかったりするところがあるけど、そんな感覚が全くない。今現在を生きてい
>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.8

故郷がある人はグッとくるだろう。驚きがあるわけではないが、ちゃんと作られた印象の良い映画。悪人が出てこないし心地よく終わってくれる。

子供って単純で、怖い、そして真っ直ぐてきれい。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

映画館として使われていた建物を使って撮ったというロケーションや空間に対するこだわりを感じる映画。
ヒラリーの家もセンスいい。大きなダイニングテーブル、広い家は彼女の過去が少し垣間見える。

感情移入で
>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.6

圧倒的安定感。良くも悪くも予想を超えてはこないがそこそこ面白い。今回もツッコミどころ満載で楽しい。

名探偵コナンという作品はどうあるべきかが、監督が毎回変わってもブレない。もはや古典か?

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.6

ドラマから全部見てるから、途中からなんとなく分かってくるんだけど、それでも飽きずに見れるこの展開、スピード感、無理なく面白い。

月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)

3.8

まさしく労働者賛歌。
この年で浸れるということは、10年後見たら号泣か。。

長回しが多く時間がゆっくり流れていくような感覚の映画。ですが、一つ一つの行動でその人の感情が読み取れ、浸れる。いい時間。
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

俳優陣がすごくいい。
草彅くん、イチカちゃん。
ストーリー、展開のスピードも良い。

LGBTQなど、マイノリティを受け入れよう、という謎の上から目線を破ろうとする感覚を感じた。

たまにある演出の過
>>続きを読む

零落(2023年製作の映画)

3.5

理想を追い求めること、売れるものを作ること、に葛藤する主人公が痛々しい。。自分を受け入れてくれない周りの人たちを傷つけ、ひたすらにスランプに陥り、結局は折り合いをつけて生きていく。

自分が本当に好き
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

途中過程はやりたい放題、言いたいことはシンプル。

評価は分かれる映画ですが、私は好きです。
このくだらないけど、豪華な感じ。
やったねーって感じでいい。

Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

3.6

身体の動きってこんなに人に色んなことを考えさせるんだなぁ。初心者でもピナバウシュの凄さが垣間見えた。

踊る空間との共鳴がすごく良い。近代的な大空間の建築、森の中の川沿い、高架下なとなど。また見たい。

アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.8

街や景色の映し方がやっぱり好き。
現実の世界を映しているけど、どこか現実味のないストーリー。
サスペンスでこういう感じってなかなかないな。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.9

ここまでしっかりインタビューが出来て、これだけの濃厚な内容にまとめられているドキュメンタリーはなかなかない気がする。

まだまだ見ていない映画もあり、見なくては!と、一段と映画の世界に入っていけそう。
>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

3.9

とにかくセンスのいい絵が続く見ていてうっとり見ていられた。変化する彩度、人の仕草、パーツを綺麗に見せてくれるアップとスロー。

コリンファースの英国紳士の色気と教養、あのカッコ良すぎるスーツ姿。あの同
>>続きを読む

グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

3.5

すごい映画なんだろうなとは思うが、すごい分かり合えない感。。

絵は綺麗だし、ローマいいなぁと思うけど、ヨーロッパ的な部分が多すぎるのか、それともみるには早すぎたか。。あと15年くらいしたらまた見れた
>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

3.9

個人的には三浦透子と伊藤万理華というキャストが最高。

マイノリティの生きづらさを描いているんだけど、悲壮的ではなく、あったかみのある作品。

家族だから、いろんな問題も受け止めてしまうあったかさと、
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

マンガで描かれていたあのシーンやあのシーンが、3Dアニメーションのバスケのなかで、しっかり表現されている。。

音の使い方もすごく上手で、すばらしいエンタメ作品として仕上がっています。

声優が。。と
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

オープニングの上がり具合よ。

ほんとくだらない話しかしてないんだけど、そのままお仕事シーンに行っちゃう抜け具合とか、まさかすぎる偶然とか、ブラックで笑っちゃうことだらけ。

くだらないストーリーをこ
>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

みんな大好きショーシャンク。
流石の名作。完成度ハンパない。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

ボクシング映画だけど、あまりアドレナリンを感じない。でもそこが全く良い。

人との繋がり方をボクシングで知り、成長し、やはりボクシングを続けていくケイコ。

じわじわと見終わった後におもいだされ、余韻
>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.6

アメリカの人種、子育て、SEX、同性愛、中絶など、さまざまな現代のそれぞれの人の価値観、そして衝突を前向きに見せてくれた。良作。

もう少し丁寧にシーンを作ってくれたら、もっと良かったな。いいシーンに
>>続きを読む

キッド・カディ: Entergalactic(2022年製作の映画)

3.5

ビビットな色とかストリートアートっぽいグラフィックがかっこいいし、おしゃれ。

アニメーションがリアルさがあるのに、微妙にカタカタ動くのがまた面白い。

ストーリーはアメリカ!って感じかな。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

元来タイムスリップもの好きなので面白かった。

タイムループと、様変わりしない仕事に忙殺される毎日をリンクさせるあたり、日本ならではの作品。

常にオフィス内のシーンのため、序盤は退屈しそうだったが、
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

恋愛要素が思いのほか強かったが、ぐっときた…

人の出会いなんて、交わって、離れての連続

離れたらどんな生活を送っているかなんて
知ったことではない

見た後にジワジワくるわー

みんな生きてるんだ
>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.9

カラックスの自由さよ。

最後まで見ると、アネットはあれでしか表現できなかっただろうし、所々の表現の面白さにいかれた。

難解なのだけれど、登場人物の気持ちを知りたくなり、ヒントはないか、なぜだ、と引
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

なんともハリウッド的な分かりやすいストーリー、CGなしの迫力満点の映像。これこそが真骨頂。

昔のファンも喜ばせてくれるようなストーリーと、見たことない人でさえ引き込む素晴らしい映画。

出てくるもの
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

マーヴェリック見る前に復習。

操縦シーンはやっぱり手に汗握る。

チャーリーとのシーンは80’sっぽさ全開で良い。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.6

アルプスの端っこしかほぼ映らないけど、話の伏線を色々回収していくストーリーはよかった。

進研ゼミじゃん。
しょうがないっていわないで。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

記録し忘れていた。

是枝監督らしい家族とらなんぞや、家族ではない人たちが家族のように親密になっていくストーリー。

ソンガンホだし、ストーリーあれだし、なんか半地下感ある。

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.7

突然記憶を失ったヒゲ男が、記憶喪失で身寄りのない人が新しい生活を送っていくためのプログラム”新しい自分”プログラムのため、ポラロイドカメラで自分の毎日を記録する。その中で色々な感情を感じ、様々な人々と>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

雪さんもうららも素敵です。
心が温かくなる優しい映画です。

自分の好きなことに出逢ったらまっすぐ。
雪さんはもう人の目なんて気にしないし、それが一番良いことだと分かってる。うららは他人の目が気になる
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

全てのアングル、展開が庵野・樋口ワールドです。

本当にウルトラマン世代の方々はマジで楽しめるのではないかと。しっかり登場星人たちを、CGで庵野・樋口流にアレンジしながらもリアルに再現している。

>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.6

期待せず自然体で観に行けば面白かったのかも。
期待しすぎた自分が悪かった。。

平家の物語を、これまでの伝承ではなく、彷徨える魂から聞くという設定、社会への批判も垣間見え、アニメーションの凄さも感じら
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

こういう重たく、人間の深いところを指してくる映画、邦画らしく良い作品。邦画にはこういうものを求める。

今に響く素晴らしい作品。

みんなオンリーワンだよ、LGBTへの偏見はおかしい、などと言われます
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

前評判良すぎると、斜に構えるタイプですがこれは良かった。

両親の子への想い、兄貴の優しさ、、

人との別れ、離れることへの寂しさは、誰もが経験したことがあるからこそ、この作品は色んな人に響くんだろう
>>続きを読む