五木寛之さん原作の
ストーリーもさることながら、
烏丸せつ子さんの魅力が存分に
満載されています。
烏丸せつ子さんの魅力的なイメージが
さらに加わりました。
観ていると、昔のトラウマでシンドくなってしまいました。
死んだ父親の写真を破ってしまいました。
戦前の日常生活の暮らしぷりもよくわかります。
単なる、婚外恋愛の映画ではなく、
徐々に時代が変わっていく様子も
描かれています
死んだ祖父が遺した数多くの仏像も盗まれた。
おそらく裏ルートに流れたのだろう、
昔、確か東京にいた頃に観た記憶があるような
気がして、懐かしくて観たけれど、
市川実日子さんは、やっぱり素敵でした。
ストーリーが進むにつれて、自然に感情移入されていきました。主演のお二人が、本当に素晴らしい。
主人公の山口県下関の女子高生と
韓国釜山の男子校生の
差別感情が色濃く残る時代の
たまらないほどの切ない恋。
大学時代《飼育》シリーズにハマっていました。
女性が内包するエロさが随所に描写されていて
私のその後の女性観に大きな影響を与えられました。
大学時代、独身の頃に山が好きで仕方なかった母が、亡くなって間もない頃に観た映画。
しんみり心に染みた映画でした。
亡き両親の若かりし頃と重なっていて、
両親の若かりし頃を理解するための
一助になりました。