YoshiyaTsuboiさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

YoshiyaTsuboi

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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.4

目黒シネマ『ザ・サークル』と二本立てにて。昨年の公開時に見逃していてとても悔やんでいた作品。主演のジェシカ・チャステイン演じるスローンはじめ、頭の回転が早い人物たちの間で次から次へと交わされる会話から>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.5

目黒シネマ『女神の見えざる手』と二本立てにて。便利な社会も行き過ぎると気づけばとんでもないことになりますね、何事もほどほどがよいですねっていう『世にも奇妙な物語』『笑うせうるすまん』のいちエピソード的>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

冷徹無比なロシア人スパイたちも皆、流暢なアメリカ英語で会話していることをはじめ、全体的にやや懐かしい味わいが残る作品。内容は主演ジェニファー・ローレンスのために作られたようなエロティック・ラブサスペン>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.1

公開前に試写会にて観賞。ゴールデングローブ外国語映画賞の受賞作。ドイツ、ハングルクを舞台にしたヨーロッパ社会が抱える問題を描き、えぐりだす重厚な社会派ヒューマンドラマ。ダイアン・クルーガー演じる、妻で>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

数年前に原作を読んで、めちゃめちゃ面白かったので周りに薦めまくったが、こうして映画を観ると話の筋をほとんど記憶しておらず、純粋に新作映画を楽しんだ。役所広司がキレキレだが(『カリートの道』の頃のアル・>>続きを読む

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

4.1

劇場観賞20本目は『メイド・イン・ホンコン/香港製造』4Kレストアデジタルリマスター版。香港青春映画の不朽の名作、舞台は1997年中国返還直後の香港とのこと。

これが90年代刹那的かつ淡く愛おしい青
>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.8

キネカ大森にて《今へと繋がる20世紀、女性達の生きる道》というテーマでの名画座二本立てにて回っている『ドリーム』を観賞。昨年すでに観ている『20センチュリーウーマン』は時間がなく、今回はあえなく断念。>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.7

ソフィア・コッポラ監督最新作。さらに『聖なる鹿殺し』と同じく、これまたコリン・ファレルとニコール・キッドマンというキャストティング。ソフィア・コッポラ監督作品はあまりハマりきれず、そんなには観てきてい>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

クリント・イーストウッド監督の最新作、実話ベースを映画化した作品。さすがきっちりと撮っている。が、予告編のインパクトがあまりにも強かったせいか(つまりは予告編の役割としては大成功していると言える)、『>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.2

周りの映画好きの方々からの感想が面白く、さらに古きよきSF短編小説のようなお話が好きだった『ロブスター』の監督最新作ということで観賞。終始不気味な空気感、緊張感高いホラーエンタメと言えるだろうか。人間>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

オタクが描くガチンコな「愛だよ、愛」に心が打たれる。素敵にあったかく、楽しくもあり、哀しくもあり、切なくもあり、さすがアカデミー作品賞&監督賞。『ラ・ラ・ランド』がマイナーコードなら、『シェイプ・オブ>>続きを読む

ザ・キング(2017年製作の映画)

4.6

韓国映画大好き人間として紹介したくなる一本。ポン・ジュノ、パク・チャヌク、ナ・ホンジンのような世界から高い評価を受けている監督作品とは異なり、さらに『新しき世界』『アシュラ』のような韓国ノワールど直球>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.4

劇場観賞13本目。昨年公開作品がキネカ大森に回ってきた。ほぼノーチェックで見逃していたが、周囲の映画狂の方々からしっかりお薦めされ、観たくなっていたのでこうして劇場で観られてありがたい。感想はすごい、>>続きを読む

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.2

劇場観賞12本目。ガエル・ガルシア・ベルナル主演の『NO』以来のチリ映画観賞だなと思いながら(他の作品はパッとは思いつかない)。まだ頭で整理はできてはいないが、読み応えのある小説をぐいっと読みきったよ>>続きを読む

劇場版 アイドルキャノンボール2017(2017年製作の映画)

3.4

HMJM製作の劇場公開作品は課題として観ているので。過去の作品よりドキュメンタリー性が徐々に薄れているように感じられたが、山下さんはやはりすごい。会議での松尾さんの発言、立ち振る舞い、表情を観るのが好>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

劇場観賞10本目は『スリー・ビルボード』。ミズーリ州にある小さな街を舞台としたアメリカ現代小説を読んでいるような感覚で、日本で暮らしてきた我々には解釈がなかなか難しい作品とも感じた。が、最初から終わり>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.6

劇場観賞9本目は『悪女 AKUJO』。『ニキータ』だ『キルビル』だなんだかんだっていうようなストーリーや設定や展開なんかについての話は割ともうどうでもよくって、兎に角とてつもなく面白かった。冒頭のバ>>続きを読む

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.5

劇場観賞8本目は『コンフィデンシャル/共助』。2017年上半期の韓国映画動員数ナンバー1という触れ込みのアクションエンターテイメント。北と南の刑事がコンビを組んで共同捜査をするというバディもの。北のイ>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.7

劇場鑑賞7本目はキネカ大森にて『彼女がその名を知らない鳥たち』。ここのところ、黒木華に押され気味だと勝手に感じていた蒼井優だが、ここでは蒼井優が“”ザ女優・蒼井優”たらしめるモノをぐいぐいともったいつ>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.4

劇場鑑賞6本目はアルツハイマーの殺人鬼が主人公というヤバそうな『殺人者の記憶法』。『シルミド』のソル・ギョング主演、『サスペクト 哀しき容疑者』のウォン・シニョン監督、田舎町を舞台とした猟奇殺人ものと>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

劇場観賞5本目『勝手にふるえてろ』、松岡茉優がひたすらかわゆい青春ラブコメ。どこまでも肥大化する自意識と格闘する毎日、決して巻き戻せない青春の日々はみすぼらしく、やるせなく、痛々しいことばかりだが、そ>>続きを読む

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

4.3

2018年劇場観賞4本目はハンガリー・ドイツ合作の『ジュピターズ・ムーン』。正直まったくノーチェックだったが、前夜にTwitterタイムラインで流れてきた感想が気になりチョイスしたら、これが大正解。チ>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.5

2018年劇場観賞3本目『デトロイト』。『ハートロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグロー監督による実話をベースとした最新作、濃密な142分間。驚き、恐怖、やるせなさ、怒りという感情を>>続きを読む

ビジランテ(2017年製作の映画)

4.3

2018年2本目は入江悠監督『ビジランテ』。入江監督はサイタマノラッパーシリーズ以外は苦手な作品が多かったが、これが期待以上に面白かった。『サウダーヂ』『ケンとカズ』『ローリング』などの秀逸な邦画ロー>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

2018年1本目は『バーフバリ 王の凱旋』。前作『伝説誕生』を未見で臨んだが、冒頭で粗筋をどばーっと流してくれるのでしっかり楽しめた。皆さん方が語られていた通り、最初から最後まですべての熱量が半端ない>>続きを読む

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