こうしたアメリカ映画、韓国映画をよく観ているほうだとは思うが、政治への揶揄、強く言えば行き過ぎて映る権力への抑制となるアプローチ、メッセージを映画という総合芸術がその表現力、その娯楽性、エンターテイメ>>続きを読む
話題の『愛がなんだ』鑑賞。テアトル新宿で11時~で立ち見が出るほど、ものすごい入っていた。連休中は連日どの回も満員状態みたいだった。会場は驚くほど、若い二十代の女子が中心で、もちろんガチなおっさんはチ>>続きを読む
令和初日は映画の日、フェス感があいまって、チネチッタて午前9時15分からの回の『キングダム』鑑賞。
原作未読だが、まわりで『キングダム』だけは単行本で読んでるというおっさんがチラホラといる。コンテン>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
先週半ばにヒューマントラストシネマ有楽町で『ザ・プレイス 運命の交差点』を鑑賞。
以下、感想としては、ヨーロッパのファンタジー感が楽しめる人にはお薦めかと。リアルなところだと、この監督がキリスト教へ>>続きを読む
たまたま時間が合ったので予備知識なく鑑賞。が、これがよかった、しっかりした青春大河ドラマ、劇場で映画を観たなあ感の満足度数高し。
最初は次々と登場する女の子たちの顔が覚えきれず焦ったけど、そこはしっ>>続きを読む
会社の映画部メンバーで『ラッククランズマンを観た。スパイク・リーがアカデミー賞で、なぜあんだけのスピーチを噛ましたか、そのクリエイターとしての矜持を感じる時間となった。
今さらグリーンブックをディス>>続きを読む
ついに週末にアップリンク吉祥寺で『ローマ』を劇場鑑賞。Netflixに入っていないので初見。これから観られる人も多いかと思うので、アップリンク吉祥寺での劇場鑑賞感想を。スクリーンの大きさはアップリンク>>続きを読む
評判のよい吹き替え版を鑑賞。エアジョーダンがめちゃめちゃ欲しくなる、はじめから最後まで何から何までポップンロールした最高な一本だった。
週末に『オアシス』デジタルリマスター版をアップリンク渋谷で鑑賞。ソワソワしたり、ハラハラしたり、ほんわかしたり、アタマに来たり、虚しくなったり、キュンとなったり。主演ふたりの表現、作品のチカラにただ振>>続きを読む
週末に『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』鑑賞。原題が“Queen of Scots: The True Life of Mary Stuart”ということを観てから知った。シアーシャ・ローナン好き>>続きを読む
川崎でも超満員。老若男女はもちろん宇宙人もほっこりできる、出るひとも撮るひとも編むひとも広めるひともみんなが、ザ・プロフェッショナルな仕事をやりきった作品だった。ナチュラルに何度も思わず笑ってしまった>>続きを読む
週末に観た『ビール・ストリートの恋人たち』。近年の作品では画の美しさで印象深い『ムーンライト』監督バリー・ジェンキンス最新作。きっちりと彼のチームが描き出す画の美しさに酔いしれる。今回は音楽の旋律の美>>続きを読む
試写会の招待で話題となっている『岬の兄妹』を観た。監督はポン・ジュノ『母なる証明』や山下敦弘『マイバックページ』『苦役列車』の助監督や、キム・ギドグ作品などでもスタッフを担っていた片山慎三という人でこ>>続きを読む
『女王陛下のお気に入り』鑑賞。『ロブスター』『聖なる鹿殺し』と続けて、その独特な作品性にハマったが、今作はそこに華々しさと重厚感が上乗せされ、一段、二段とグレードアップしたメジャー感、完成度がある。今>>続きを読む
本国UKでは2014年公開作品で、その当時、トレイラー動画を観てこれは観たいと思っていたが、ついに日本でも公開に。日本での公開上映実現にご尽力されたみなさん、ありがとうございます。
公開二日目、都内>>続きを読む
週末に『バーニング 劇場版』鑑賞。あまり事前に調べずに観に行ったが『シークレット・サンシャイン』『ペパーミント・キャンディー』イ・チャンドン監督だと知る。30年近く前に読んだ村上春樹の原作は完全にうろ>>続きを読む
最初から最後までまったくダレずに見入ったが、120分の枠に収めるには、未読であるが原作が描いているであろう世界観の幅、深みまでを語り尽くせていないような気が勝手にするようなしないような。その分、本屋大>>続きを読む
まだ噛みしめている最中でうまくは飲み込むことができない。彼女の活動をずっと追い続けていたわけではないから「本当にこれがあのホイットニー本人なのか?」と感じるほどの衝撃的な映像もあった。ここまでの壮絶な>>続きを読む
昨日『アンブレイカブル』『スプリット』と立て続けに鑑賞して、日曜朝一の回で『ミスター・ガラス』に臨んだ。マーベルはじめ、アメコミ作品には強くないので、どこまでこの作品を理解できるかという心配があったが>>続きを読む
2019年の映画初めはシネマカリテで『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』に。予感はしていたけど、ストレートに好きな作品だった。大好きっていうよりは、これ、なんか好きだなっていう感>>続きを読む
映画の日に鑑賞。大好きだった作品『ボーダーライン』の別監督によるシリーズ作という嫌な予感から観るのをやや躊躇していたのが本音。けど実際に観てみれば、その味わいは異なれど、これはこれでスピンオフ作品とし>>続きを読む
未知数となる64本目まできた劇場鑑賞は、マ・ドンソク兄貴主演作『ファイティン!』。 腕相撲ムービーと言えば、シルヴェスター・スタローン主演『オーバー・ザ・トップ』(サントラ最高)だが、そんな名作設定に>>続きを読む
正直、リチャード・リンクレイター監督作品は過剰なホモソーシャルな世界観が過ぎることでハマレなかったことがある。今作も大いにその部分は背負ってはいる。作品としては、アメリカが抱える退役軍人の重たい問題に>>続きを読む
見逃していた『犯罪都市』が先週、キネカ大森の名画座に回ってきたので水曜の最終回で鑑賞(名画座ラスト割はなんと900円!)。
『新感染』で日本でも一躍人気者になったキン肉マン、マ・ドンソク演じるソウル>>続きを読む
明らかに建て付けの悪い建造物のような味わいについハマる。最初から狙ったB級感を出している作品は好きではないどころかむしろヘイトだが、こうした何かの流れの積み重ねの中で生まれたB級感、さらにそれを越えた>>続きを読む
青春時代に『宮本から君へ』はどんハマりしたが、本原作は未読で臨んだ。圧倒的な熱量を振りまきながら、怒濤なスピードで突っ走る137分。監督、役者、スタッフたちのガチンコな挑戦、その意欲的な取り組みにガツ>>続きを読む
佐藤泰志原作の映画としては、本作は4本目となる。すべての作品の監督が異なるというのが面白い。『海炭市叙景』の復刊で知ってから、一時期、佐藤泰志の小説の世界にどっぷりとハマった。その分、映像化されてきた>>続きを読む
アンディ・ラウが主演とプロデューサーを務めたアクション大作。あれやこれやの爆発、銃撃戦のこだわり映像を楽しんだ。が、爆弾処理班という設定『ハート・ロッカー』に市井のヒーローとテロリストとの対決『ダイ・>>続きを読む
韓国映画界お得意の自国の歴史を土台に描く濃厚な作品。高品質のCJ ENTERTAINMENT作。こうしたテーマの作品に、キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ユ・ヘジン、ソル・ギョング、カン・ドンウォンとお馴>>続きを読む
中高大と山岳部だった友人のおかげで、この数年山登りへ出かける楽しみを得た。おかげさまで人生において山登りという活動に重きを置いている人々のおかしさ、不可思議さ、人間臭さ、ぶっ飛びさが理解できるようにも>>続きを読む
『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』鑑賞。初期ファミリーテニス世代にとっては、この二人とコナーズ、そして、レンドル、ベッカー、ノアあたりまでは、小学校高学年から中学生時代、スポーツ観戦の面白さにハ>>続きを読む
『判決、ふたつの希望』(原題 THE INSULT 侮辱)鑑賞。ざっくりした感想になるが、法廷劇作品としてまず素晴らしくて、映画らしい魅力に溢れた作品、観れてよかったとしか言いようがない。都内がTOH>>続きを読む
大人のエロティック・サスペンス、サイコホラーも入っているか。
“フランス映画”と一言で括ることは乱暴だけど、昨年観た『たかが世界の終わり』がハマれなさすぎて異常に眠たくなってしまった思い出があり、若>>続きを読む
西側が描いたかつてのソ連の悲喜劇物語。割と久しぶりに見たスティーヴ・ブシェミの老け具合に驚きつつ、フルシチョフ役はさすがにビジュアル的に無理があるように感じた。こういう、いわゆる一方的に描かれる政治的>>続きを読む
2015年劇場公開作品では、その年のナンバー1にした『ボーダーライン』の脚本を担ったテイラー・シェリダンが、脚本だけでなく自ら撮った初監督作品。その時点ですでに期待だらけだが、これまた期待以上のヒリヒ>>続きを読む
試写会にて鑑賞。『グレムリン』『グーニーズ』等の脚本家で、その後『ハリー・ポッター』シリーズで監督を務めたクリン・コロンバスが見つけ出したグラフィックノベル作品を実写化した作品。監督はアンダース・ウォ>>続きを読む