YosinoLeeさんの映画レビュー・感想・評価

YosinoLee

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

2.6

観た後にプロレスファンである事を悔やんでしまう作品。80年〜90年代のアメリカのプロレス事情を知っている者からすれば「知っている話」であり、故に「史実と異なる部分」がノイズになってしまうからだ。なので>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

2.7

ScreenX初体験。横スクリーンが常時映っている訳では無く、加えて横スクリーン上部に対面を映す為のプロジェクターが設置されているようでその光がノイズになる。本編は映像美は前作同様素晴らしく、テンポも>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.5

映像美は溜息が出るほど素晴らしい。加えて前日にリンチ版を観ておいたので内容もスラスラと入ってくる。いかにリンチ版が端折って作ったのかがよく分かる。しかし「果たしてこれで良いのか?」と思えるほど今作は進>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

2.4

ヴィルヌーヴ版を観る前に30年ぶり位に観賞。やたら登場人物毎のモノローグが多い。これが物語を分かりやすくする為の推進力になっているが「果たしてそれで良いのか?」と疑問も芽生える。でも、これによって理解>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.7

「いくつかある時間軸」といのはノーランの手癖だが、複雑さは無く混乱はしない。それより登場人物の多さに混乱する。自分は映画を観る前に極力情報を入れないようにしているのだが、この映画に関しては事前に予備知>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

2.6

グリコ森永事件の事を調べていて、この作品を知り鑑賞。脅迫電話に利用された子供達(事実はどうか知らないが)のその後を描いた作品。犯罪チームの編成はよく練られていて感心する(事実はどうか知らないが)。劇中>>続きを読む

十手舞(1986年製作の映画)

2.4

BS松竹東急で遭遇。噂には聞いていたが、中々の見ものだった。あの五社英雄を持ってしても扱いきれない石原真理子の魅力。主役より出番が多い夏木マリ。殺陣の際にブルース・リーの如く怪鳥音を出しまくる竹中直人>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

シン・ゴジラの存在の高さ故「今後日本でゴジラ映画が作り辛くなるのでは?」と危惧をしていたのだが、その点はクリアしていたと思う。ややベタなドラマパートとスピルバーグを意識したと思しきゴジラパートとのバラ>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

2.8

端的に言えば「座頭市だと思ったらジェイソンだった」映画。ゴア度はシリーズ中最高。そんな残忍な殺しが繰り広げられる中、テーブルに必ずナプキンを敷くルーティンや終盤に分かる今回の目的など「マッコールさんの>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.0

かつてのTVドラマ『大激闘』のキャッチコピー「10秒に一発撃ち1分にひとりの犯人が死ぬ」を地で行く作品。ドニー・イェンのハリウッド作品中ベスト。その上デューク真田、スコット・アドキンスもそれぞれ良い味>>続きを読む

狂った野獣(1976年製作の映画)

2.7

派手なカースタントもあって緊迫感もあるのに何故かのどかなバスジャックin京都。事の発端のバスジャック犯、片桐竜次と拓ボンに同情してしまうくらい登場人物ほぼ全員狂っているが、一番の気違いはこんな映画製作>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.4

近年の庵野関連作品においては「作る側のオタク」と「見る側のオタク」のマウントの取り合いみたいな物を感じていたのだが、今作に於いては「作る側のオタク」がマウントを取りに来ないので「見る側のオタク」が拍子>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.8

「ミシェール・ヨーのマルチバースカンフー物」という事だけしか知らなかったので、ジェームズ・ホンが出て来た時は感動した。マルチバース物なので「話が複雑かも」と危惧していたが、やはりもう少し交通整理が必要>>続きを読む

カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

2.6

香港映画黄金期に活躍したスタントマン等、関係者の証言集。印象に残るのは黄金期の証言よりも香港映画が衰退してからのスタントマン達のもがきあがき。PTAのブギーナイトみたいに感じた。そんな暗い現状を打破し>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

2.7

ダメな奴らがエクスペンダブルズ以上にエクスペンダブル状況下で頑張る下品な作品。出てくるキャラがダメながらも「ここ一線は譲れない」という心意気を持っている部分にカタルシスがある。特にジョン・シナ演じるピ>>続きを読む

ロッキー3(1982年製作の映画)

2.8

腑抜けになったロッキーが立ち直る道程を愛でる作品。アポロとのトレーニングで復調した所で映画が終わっても良いぐらいだ。

バトルクリーク・ブロー(1980年製作の映画)

2.6

冒頭の高所スタントやトレーニングシーンやローラースケートレースなどなど見所はあるのだが、メインのバトルが今ひとつ。これはリズムの問題で対戦相手と息が合っていないからだろう。今作は初アメリカ進出作品なの>>続きを読む

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

2.8

とにかくチープである。作り手もそれを逆手に取ってやっているフシがある。そこが生々しくあり、アバンギャルドな雰囲気を漂わせているため、現代に於いては他のゴジラ作品とは異質なカルト的評価をされている。筆者>>続きを読む

唐獅子株式会社(1983年製作の映画)

2.5

話自体とっ散らかってる印象があるが見所はままある。やや緊張感のあるやすしが可愛らしく見える。親分の丹波哲郎が結構ノリノリで楽しんでいるように感じられる。その丹波の息子が木村一八でしかも声変り前なので驚>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

2.8

この手の映画は余り観ないのだが、PTA作品なので観てみた。「どうしようも無い若者が大人たちや社会に振り回されながらカップルになる」と書いてしまえば身も蓋もない話だが、クセのある登場人物ばかりで一筋縄で>>続きを読む

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

2.7

当方オリジン未見。ファーストから富野という毒を抜いたらエラくほのぼのとした作風になった印象。ジブリ臭すら感じるレベル。でもそうは言ってもMS戦は残酷テイスト。銃火器よりも刃物系で斬りつけ、ぶった斬る描>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.0

作り方が上手いのか、ただ単に筆者が歳を取ったためなのか、前作に思い入れがあるわけでもないのに色々と泣けた。前作でのトムのニヤケ顔には乗れなかったが、今作では良い塩梅で乗れる。あと4DX観賞は◎。

トップガン(1986年製作の映画)

2.1

新作観賞前に再見。リアルタイムで観た時に「ドッグファイトシーンは面白いが物語、トム・クルーズ以下主要キャラも薄っぺらくてイマイチ」ではまらなかった。久々に観て印象変わるかと思ったがダメだった。でも新作>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

お金を手間をかけたファンムービーの側面を強く感じた。特報や予告等で出ている情報を見て「この怪獣、星人が出るならコレをやるだろうな。こんな台詞あるならここまでやるんだろうな」と思う所はほぼ漏れなく出てい>>続きを読む

男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

2.9

何度も見返している作品だが映画館では初めて。4Kリマスター版と無打っているがその恩恵はあまり感じられない。でもそんな事はどうでも良い。映画館で観られる事に意義があるのだ。そして見返す度に感極まってしま>>続きを読む

片腕ドラゴン(1972年製作の映画)

3.2

王羽追悼鑑賞。改めて内容を言うつもりも無い。動画サイトに予告編がアップされているが、予告編に本編観なくていい位に全てが詰まっている。観れば分かる。これは劇場版レッドマンだ。全てが間違っているのに全てが>>続きを読む

日本沈没(1973年製作の映画)

2.7

私的には特撮や小林桂樹、藤岡弘よりも丹波哲郎に釘付けになってしまう。自分にとっては島田正吾から「このまま何もせん方がええ」と言われた後の「泣く丹波」が今作最大の見所なのだ。あんな自然な泣き方が出来る人>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

約3時間の長丁場だが、緊迫感があって長いと感じられなかったのが良かった。ヴィランのリドラーは地味だがとても狂気は感じた。不細工なタイラー・ダーデンだが同時にダーティハリーのさそりと同様の狂気を感じた。>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

過去2作でまだ果たされていなかった「スパイダーマンになるための通過儀礼」がようやくお披露目された。正直、今シリーズではこの儀式はやらないと思っていたが、変化球かつショッキングなやり方だったのでこれまで>>続きを読む

レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

3.0

ドニー・イェンの漢気にグッときて、ニコラス・ツェーの色気にキュンときて、エンドロールのベニー・チャンの姿で大泣きさせられる「でも、やるんだよ」映画。ドニー・イェンは『カンフー・ジャングル』でカンフー映>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.1

カンフーが出来ていないのでダウンロードし直したほうが良い。自虐的な展開なのは「あんまり乗り気ではないけどワーナーがうるさいので作りました」という監督の言い訳に見える。マトリックスを題材にしたコントだと>>続きを読む

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

4.5

CINEMA KOBEで鑑賞。多分今作をスクリーンで観るのは初めて。ブルース・リー作品というか、カンフー映画の中で一番何度も観ている作品だと思う。ブルース・リーは今作以降、『ドラゴンへの道』からは動き>>続きを読む

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

2.4

CINEMA KOBEへ『ドラゴン怒りの鉄拳』を観に行ったら同時上映が今作だった。予備知識皆無で鑑賞。ニコラス・ウィンディング・レフンっぽい感じがする。もう少し音楽にキレがあったらはまったかもしれない>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

2.4

歌手の伝記映画で本人の歌声では無く演者の歌声で挑むという心意気は買う。ジェニファー・ハドソンはよく頑張っているが、アレサ・フランクリンとは違う訳でノイズになってしまう。映画を観るというより「ものまね大>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドはこれまでのボンド像を覆す事を信条としてきた感じがある。エージェントよりもパーソナルな点を掘り下げてきたが、ここまでやるとやり過ぎ。「これはアカン」と言わざるを得>>続きを読む

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