初期のコッポラによる、サスペンスの傑作。
コッポラ作品はそこまで観てないけど、少し苦手だったが、本作は本当に面白かった。
サスペンスでありながらも少しホラーチックであり、盗聴がテーマというのもあり>>続きを読む
『吸血鬼ノスフェラトゥ』をヴェルナー・ヘルツォークがリメイクした『ノスフェラトゥ』にて、吸血鬼を演じたクラウス・キンスキーが、本作でも同様に吸血鬼を演じた作品。
意外と『ノスフェラトゥ』との繋がりもあ>>続きを読む
短編映画。
絵柄が好きでSFチックだし面白そうと思って観てみたら意外と内容は刺さらず。
何でもかんでもセリフにするべきではない。
全部直接的でちょっと残念。
「こいつが先に撃ったよな」
クラウス・キンスキーに悪役を演じさせれば右に出る者はいないのではないか、というくらい、悪役としての存在感が凄まじい。
主人公サイレンスは、声帯を失っており台詞がない。
そ>>続きを読む
ムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』をヴェルナー・ヘルツォークがリメイク。
クラウス・キンスキー、イザベル・アジャーニ、ブルーノ・ガンツという最強の布陣。
ヴェルナー・ヘルツォーク監督作品は初鑑賞。>>続きを読む
ビデオデッキが手に入ったので記念に鑑賞。
私はVHSなどほとんど、いや、記憶の限りでは一切観たことがない代物です。
そんなVHSも、嘗ては多くの人に見られ、多くの人の日常生活の中にあったほど、広く普>>続きを読む
とある映画を観るためにこちらを鑑賞。
ついでに鑑賞した形になってしまったが、ドイツ表現主義を代表する映画で、『吸血鬼ドラキュラ』の初の映画化作品でもある。
無許可で映画化したらしいので、非公式の映画化>>続きを読む
もっと戦場がフィーチャーされた作品かと思っていたが、そうではなかった。
戦争の残酷さや凄惨さを描くものというよりも、戦争で負った傷痕、二度と戦場からは戻れないというような、もっと精神的な面での恐ろしさ>>続きを読む
カーアクションは少なくなり、謎の世界観も加わり、より商業的な作品になっている。
評価が低くなるのも納得の出来。
マックスの行動原理がこれまでと比べると圧倒的に意味がわからない。
ずっと何で戦ってるの>>続きを読む
ここでマッドマックスの世界観が完全に完成を見たと思う。
前作で孤独となったマックス。
ここからが本当のマッドマックスだ。
前作からさらにカーアクションに磨きがかかり、所謂世紀末的な世界観が確立した>>続きを読む
前に観たときよりも大分面白かった。
このときからしっかり世界観は確立され、カーアクションにも迫力があり良かった。
如何せんカーアクションが別に全然好きではないので、そこまでハマったわけではないが、物>>続きを読む
ダニエル・デイ=ルイス主演、PTAことポール・トーマス・アンダーソン監督の、石油王の半生を描いた作品。
ダニエル・デイ=ルイスが本作でアカデミー主演男優賞を受賞したことで有名な名作だが、個人的にはそ>>続きを読む
やはりハーヴェイ・カイテルがカッコよすぎる。
私がどうしても観たくてレンタル落ちを買ってまで観た作品を映画館で観られるとは思っていなかった。
バイト終わり、疲れていながらも終電に近づくまでシネマート>>続きを読む
映画館に映画を観に行った日に、ちょうど時間が空いたので本作も鑑賞した。
なので事前知識が全くない状態で観た。
『悪魔のシスター』という題名から、もっとオカルトチックで宗教的な意味合いを強く持つ作品かと>>続きを読む
タルコフスキーの名作『ノスタルジア』がついに劇場で観られるとは…!!
あの映像美が4K修復版で観られるのは最高。
ただ、初めて観たときよりもよく分からなかった。
以前の方が自分の感性が良かったのかも>>続きを読む
ようやく鑑賞した名作。
ベトナム戦争を舞台とした作品で、この手の作品が苦手な私ではあったがかなり良かった。
実際にベトナム戦争の帰還兵であったオリバー・ストーンが、あまりにも残酷で凄惨な、血で血を洗>>続きを読む
めっちゃ変な映画だ!!
昭和を非常に強く感じさせるカルト映画!
ホラー映画と思って見てみたが、ホラー要素はあったものの、コメディともホラーともなんとも言い難い非常に独創的な映画だった。
この唯一無二さ>>続きを読む
黒沢清の演出はやはり巧みだ。
黒沢清の作り出すダークな雰囲気の作品は大好き。
単なるホラーの空気感とも違い、サスペンスフルで、湿度の高く翳りのある、空気の重い世界観が良い。
おそらく当時から急激に日>>続きを読む
観たことがある人であれば、誰もが『炎628』を連想したと思う。
どちらも戦争の最中、少年が過酷な世界を文字通り彷徨うロード・ムービー的な作品。
とても残酷で恐ろしいが、『炎628』と比べれてしまえば大>>続きを読む
特に理由はなかったが、『哀れなるものたち』を観に行く前日にぼけーっと観てて、あんまりにちゃんと観てなかったもんだから『哀れなるものたち』を観に行った次の日に観たら、別の人間の肉体に別の人間の脳を移植す>>続きを読む
ちょっと逆張りだったり天邪鬼な稚拙さがでている感想かも知れないが、思ったより普通だった。
結局物語自体はしっかり進行するし、あり得ないほど理解不能な物語でもないし、世界観もすごく普通だった。
そもそ>>続きを読む
少し期待しすぎたかもしれない。
もう約1世紀前の作品という補正もあり、不朽の名作に違いないと思っていた。
不朽の名作なのには違いないのだろうが、純粋に自分の感性とは合っていなかったのかもしれない。>>続きを読む
初の今井正監督作品。
色々と言いたいことはあるが、先ず主演の萬屋錦之介(中村錦之助)について。
めっっちゃ『修羅』の中村嘉葎雄に似ている…!
一瞬で分かった、というか中村嘉葎雄なんだと思った。
それ>>続きを読む
やばい…。
もう二度と観たくない。
動物とか、子供とか、妊婦とか、もうこれに関連して口にも言葉にも出したく"それ"のグロは本当に無理だ…。
こんなにも目を覆ってしまった作品は2つあるくらいだ。>>続きを読む
中盤まではすごくよかった。
昭和バブル時代に完成されていった団地、高層マンションなどとった、集合で暮らしていながらも、人と人との関わりが冷めがちな環境において生まれる犯罪、サイコロジカルホラーがしっ>>続きを読む
鈴木清順による大正浪漫三部作、『ツィゴイネルワイゼン』に続く第二弾。
大正時代といえばエロ・グロ・ナンセンス。
そして、大正時代に明治時代からの流れを汲むロマン主義の円熟。
それらを1980年代に、>>続きを読む
圧倒的不快感。
映像、演技、登場キャラクター、そのすべての演出が不気味で気持ち悪い。
演技がかなり誇張気味で、物語にもおかしい部分があるが、本作はリアリズムを意識した作品ではなく、寧ろそのどこかおか>>続きを読む
初のテオ・アンゲロプロス。
バルカン半島を映す映像美に圧倒される。
今まで観てきた映画の中でも随一の映像美だった。
はじめはマナキス兄弟のバルカン半島最古の映画、幻の3巻のフィルムを追うロード・ム>>続きを読む
ドライヤー作品の中でもかなり評価が高い本作。
『裁かるゝジャンヌ』がめちゃくちゃ好きだったので鑑賞しにイメージフォーラムまで。
死と再生、和解、信仰、そして奇跡。
普遍的で扱うのが難しいテーマを取り>>続きを読む
大好きなタランティーノ作品。
パルプ・フィクションでタランティーノを知り、レザボア・ドッグスでタランティーノを好きになった。
ハーヴェイカイテルがカッコよすぎる。
世界一すき。
わざわざこっちにも>>続きを読む
ルー・リードの『Perfect Day』だったか…。
何か音楽が流れる予感はしてたけど、完全に忘れてた。
他にもアニマルズとかパティ・スミスとか、すごく良かった。
でも、ちょっとカセットにフィーチャー>>続きを読む
ジャック・ベッケルの遺作。
ジャック・ベッケルは『現金に手を出すな』しか観たことがないが、こちらの方が面白かった。
狭い監獄の中、脱獄囚たちの信頼と疑惑、監視の緊張感どれもが良かった。
物語ラスト>>続きを読む
あんまり…かな…。
江口寿史っぽいな〜って思ったら、やっぱりキャラクターデザインでしたか。
絵はきらいじゃないけど、大友克洋ならキャラクターも大友でみたかった。
あんまり大友のメカと江口寿史の描く女性>>続きを読む
超有名なラブ・ストーリー。
結構面白かった。
寒さが伝わる映像でありながら、暖かみのあふれるストーリー。
正直舐めてたけど、映像が本当にきれいでよかった。
ポスターがかなり微妙というか自分好みではな>>続きを読む
アル・パチーノ主演、ジョン・カザール助演。
1972年に実際に起こった事件を元にした犯罪映画。
序盤から終始妙なリアリティがあり、常に緊張感が走る。
はじめは単に強盗犯が銀行に立て籠もり、警察との対>>続きを読む