oliveさんの映画レビュー・感想・評価

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ペギー・スーの結婚(1986年製作の映画)

2.8

連れ合いが録画してた古い映画、タイムスリップ物は大好物なんだけどなんかも一つ、ニコラス・ケイジが若くてなかなかにダサい、肝心のペギー・スーが逆立ちしてもティーンエイジャーには見えず周りが当然のようにそ>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

原作は未読、とにかく孫娘が絶大な原作ファンで原作を超えるはずないと疑いながら観て物凄く良かったと言うので孫への感心が半分で映画館へ。
全編壮大な予告編て感じ、最初WOWOWシネマとあったんでこれはひょ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.6

原作は読んだ、ドラマも確か見たと思う、だけど全然覚えてなかった。池井戸潤の作品は途中煮詰まったようでも必ず最後はスカッとさせてくれるはずだと思って観た。
身内に元銀行員がいるけど仕事については一切知ら
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.0

とにかく重い、暗い、辛い、暗い映画が苦手という連れ合いが題名が優しかったからか録画していて見始めたので付き合った。
問題が山積み過ぎて処理しきれない。
エリカが「3年働けば家が建つと言われて私達はやっ
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスと信じて見始め、捜査の入口でへぇ、今の捜査ってそんな進んでるんだ、いやまてこれは2006年の作品じゃないか、え、は?ん?ん?サスペンスじゃなかったんかい!となった。
時を超えるとか時空の歪み
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僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

4.5

つけっぱなしだったテレビから流れはじめて見るとはなしに観始めたらこれが面白かった、私の大好物の話、パラレルワールドというのか時空の歪み?ほんの少し違っていたら別の人生。年を取ってしまった今でもこんな事>>続きを読む

アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.0

数年前に原作を読んだ、文庫なのに分厚い本だったけど面白くてあっという間に読み終えたことを覚えている、この作品を観てだいぶ印象が違っていて忘れてたんだと自覚。
キャストがことごとくイメージと違っていて、
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.9

重すぎて辛すぎて逃げ出したくて二度中断してラストにたどり着いた。
実話であることが受け止めきれない状況にさせた、全くの第三者の自分がこの二時間を受け止められないのに現実を乗り越えられたご本人を尊敬する
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.0

いろいろ16歳なんだものそりゃ間違うしのぼせるしひどい目に合うよ、そりゃそうよ。
文才があって同世代になかなか仲間ができない、家は貧しい兄弟は多い、パパは夢見がちでママは産後鬱、それでなくても青春真っ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラは確かにゴジラだったけど思ってた怪獣映画とは違ってた。
野田はゴジラを駆除するわだつみ作戦を行う前に「この国は人の命を粗末にしてきた、だがこの戦いは一人の犠牲も出さないことを誇りとしたい」と。歴
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メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.4

連れ合いが録画していたのを一緒に。連れ合いはアガサ・クリスティ原作のものが大好きなのでこれもそういう感じかと思ってたらすこし違ってた。
メグレのくたびれ感が哀愁漂っていて寂しそうで捜査に付き合ってくれ
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湯道(2023年製作の映画)

3.7

やたら豪華なキャストでちんまりした話、だけどやっぱりなるほどと言わせる役者さん達。
お湯に浸かる文化のある国に生まれてほんとによかった、日本が凄い日本が1番なんてぜんっぜん思わないけどお風呂はいい、温
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.4

少し軽めなものをと思って。星野源がイマイチな私は始めやはり星野源だなと、気弱で真面目いつも通り、だけどストーリーがよかった。
現代でも引っ越しはなかなか大変、企業や大病院の引っ越しは「ガイアの夜明け」
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

美しくて優しくて妻として母として申し分のない女性のように見える、けれど彼女は英語が話せないことで夫や子供に軽んじられ自信が持てず劣等感を感じつつやりきれなさや怒りもある。見ているこちらもイライラがつの>>続きを読む

対峙(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかく重い、重すぎるテーマ。
場面はただ教会の一室、ドキュメンタリーのように進む、その役者さんのそれこそ迫真の演技にこちらの息が詰まってくる。
どちらの親も辛い、辛いなんて言葉では表せないほど、被害
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椿三十郎(1962年製作の映画)

3.9

黒澤明、三船敏郎、なんかちょっと構えてみなくちゃ、居住まいを正して有難く見なくちゃと何故かそう思ってなかなか敷居が高かったけど全然、娯楽作品としてとても楽しめた。笑えるポイントも一杯あって面白かった。>>続きを読む

アンノウン(2011年製作の映画)

3.7

久しぶりに派手なカーアクションを見た、話も面白かった、二重三重にひっくり返る展開にん?ん?てなる。ちょっとジェイソン・ボーンに似てる気もした。
自分が誰だかわからない、信じてたものがグラグラ瓦解する、
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.8

スマホもある、BMWも走ってる、どう見ても昔の話ではなさそうだ。底辺中の底辺、バカにされ疎まれながら肩寄せ合って生きる二人。
私は昔から地平線を見てみたいと思ってるけどこの中に見える地平線はあまりにも
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.3

軽めの映画が観たくてこれを。
なんだか不思議な作品だった。台湾原作のリメイクのよう。タイムスリップとは違う、コメディのようなファンタジーのような。
外見以外に取り柄のない青年、これが実に岡田将生にピッ
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.9

今年の見納めに録画しておいたこれを。
「幸せな一人ぼっち」を観てよかったのでリメイクを観るのはなんだか本家に悪いみたいな気もちょっとあって(なぜこう思うのか自分でもわからないけど、CODAあいのうたも
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幻滅(2021年製作の映画)

2.8

題名に惹かれて観た。始まりの場面で純真無垢な青年が夢を追いかけ無惨に利用される話かと思ったら全然違った。
主人公リュシアンはDAIGOに、ルイーズは伊達公子に見えて仕方なかった、この二人があまり魅力的
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.9

主演の嵐莉菜が美しすぎて若干現実味が薄れるほどだった。
難民問題はウィシュマさんなどのニュースで目にする度理不尽さに呆れるものの現実に自分事として考えているかと言われればテレビの前で義憤にかられる程度
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

この話は旅先でガイドさんから聞いたような覚えがあるけどそれがどこだったか、今となってはほんとに聞いたのかさえ曖昧だけど聞いた時は無垢で熱心なキリスト教徒の話としてインプットされてたからだいぶ思ってたの>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.8

ずっと前からタイトルに惹かれて見たいと思ってた作品。
ずい分前のもので皆若い、とてもリアルだった。夢物語のようにロマンチックではなくラストはほんとに現実的。普通の大学生、優しく弱く移り気でずっと心が定
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Winny(2023年製作の映画)

3.9

一人の天才プログラマーに起こった冤罪?ただ開発することに情熱を注ぎ悪用され事件として巻き込まれる。天才にありがちな浮世離れ感が実によく伝わってくる。
Winnyが時代に早すぎたのか?この裁判に関わった
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.7

車の点検に出して待つ時間でちょうどよい時間がこれだったので鑑賞。
前知識がなく校長先生が役所広司はすぐに気づいたけど杏や小栗旬には気づかずちゃんと知ってから見ればよかったなと思った。
原作は大昔に読ん
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.7

飛行機で他に邦画がなかったので観た、危うく見逃すところだった、観てよかった。
今や戦争を経験した人、語れる人は少ない、だからこそ今見て置かなければいけない作品だった。
会いたい人はもう待ってくれてない
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.8

ジャニタレさんが主演てなんか苦手、でも今泉監督のは観たい、だいぶ悩んでやっと観た。ら、これが偏見持っててすみませんと。いわく言い難い気持ちを自然に表現してこのキャスティングの妙、監督の感じがよく伝わっ>>続きを読む

東京夜曲(1997年製作の映画)

3.3

小津安二郎の世界ってこんなだったかな?という感じ。桃井かおりってほんといい女優さんだなぁ。
今どきの人はタイパ(タイムパフォーマンスというらしい)を良くするために映画やドラマを1.5 ~2倍速にして
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

4.0

事実は小説より奇なりとは言うけれどこれほど過酷な人生を生きた人がいたとは。
秘密戦を使命とし即興 応用 自主性を重んじ、「君達は普通の兵士ではない。玉砕はまかりならん土を食っても生き延びろ」と命を受け
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.6

短めの物ってことで選んだ。始めはなんだかよくわからない感じで進んでいく、暗いんだけどなんと言ったらいいのか私にはとぼけたおかしさがあってなんかどこかで笑える展開になるのではないかとか思ってたけど事態は>>続きを読む

トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.8

とても不思議な映画だった。
村上春樹は好きでよく読んでる方だと思うけどこれは読んでない。朗読劇のようだった。
孤独だった人が人と暮らして孤独でなくなった時次に来る孤独を恐れるってものすごくわかる、常に
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あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

3.7

ホラーの次に苦手が病気物、観ようか迷ったけど時間的にゆっくりできなくて観ることにした。これが正解!
病気そのものではなく母子、またそれぞれの恋愛における関係がよく描かれていた。真剣なのだけど笑ってしま
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.6

20年前の作品、不運な男は暴漢に襲われ過去の記憶をなくして貧しいけど心やさしい家族に助けられ十字軍にも助けられ名前もわからぬままに今日と明日を生きる。絶望的な状況で「人生は前にしか進まん、後ろに進んだ>>続きを読む

向田理髪店(2022年製作の映画)

3.5

なんということもない地方の理髪店一家の話。
身近な町の話でよく知る風景、炭鉱で賑わった頃の半分に満たない人口の大牟田、寂れた感じは隠しようもない。そこの話なので単なるドラマというふうに見るのは難しかっ
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

3.7

「祖国のための死は名誉で甘美なり」こんなまやかしの飾った言葉で若者を戦争に駆り立てる、名誉でもなければ甘美でなどあるはずがない。
随分古い作品で連れ合いが昔見たことがある、猛烈なトラウマとなって絶対観
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