ようすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

愛のポストカード(2016年製作の映画)

3.8

幸せの充電が一人でできるタイプとそうではないタイプがいると思うけれど、自分も明らかに後者。

それぞれの思い出を振り返って綴る手紙はやっぱりあくまで過去のことだよなぁ。最後のオチは予想通りだが納得。
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.5

たかが何であれ、怒らせてはいけない人はいる。

自分は伝説の◯が好きだ。伝説の天ぷら職人。伝説のピアニスト。伝説の殺し屋。そして、隠居していたが昔とった杵柄で再起動とか、足を洗ったが復活も良い。

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TOKYO24(2019年製作の映画)

2.6

都知事の演技が下手くそすぎるが、下手くそな演技をしているのを演じているのか。刑事もロボットみたいな話し方。AIデカだからか。画像処理もわざとかもしれんがかなりチープ。台詞も安っぽく今時そんなことは言わ>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

4.1

ケイトがなぜセラピストに通っているのか。やっぱりピーンと張り詰めているゴムのようで観ていて危なっかしいなぁと。

陽気なニックにもダークな部分はある訳で…………。腕がいいのに副料理長で自分の厨房を持た
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

偏見や差別は個人の意識レベルの問題だけではなくて、今まで続いてきた世の中のシステムが与える影響も大きいのだなぁと思った。(便所の話)

能力主義で物事をしっかりと白黒つけるが、小便の色は全て同じに見え
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.8

悪女悪女と言われるけれど、そんなにサマーは悪くない。トムは友達としてと言っていたし、そこから踏み込むつもりは無いことをはっきり伝えている。トムも希望をもちたくなる気持ちは分からんでもないが、何というか>>続きを読む

スノーマン(2015年製作の映画)

3.5

助けてほしい、力が欲しい何て思った時に味わう喪失感。こんな時にいてくれたらと思うよね。

雪だるまのキセルに見えた火は「まぁ、見ているから。」という、無いはずのリアクションかな。

何か切ないなぁ。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.3

外国の方の講演を聞くと「私はあなた方に取って置きの情報を知っている。どう?聞きたい?」というくだりがあった。いやぁ、日本人ならこういう表現をするのはテレビショッピングくらいだなぁと思いながら辟易してい>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.2

地球に帰還することを目指すのだけれど、これでもかというくらい常に困難な状況が起こる。90分のうち一息つける時間は、危機が起こってからエンドロールまで五分程度しかない。ISSにたどり着いた時、無重力の中>>続きを読む

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.9

他の映画を観た時に予告編として流れた記憶がある。冴えないコンビニの店員が格闘術を駆使して大暴れ…………だったような。何か印象に残っていたという理由だけで手に取る。

くっだらないけれど面白い。

いつ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.3

「人生は送りバント。」とまでは思わないが、送りバントをしなくてはいけない時もある。次に「バスター」という指示が出ることに期待はするけれどな。スタジアムの階段を登りきったときの光や視野が広がる感覚って、>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.5

信じればそれが真実。嘘か本当かを考えて真実と信じる、ということではないんだな。信じるに足ることができたら嘘でも良いと言うことね。

肖像画の北王子欣也を見て笑ってしまった。役者が贅沢すぎるが、「あぁ、
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頑固者(2018年製作の映画)

3.7

頑固者は元妻か、自分か。
電話の相手と赤ちゃんしか相手がいないほぼ一人芝居。それでもやはり演技が上手いなぁ。SNSでアクセス拒否をされるというのは、妄想が広がり、相手に拒絶されて関係が断絶するという恐
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

4.1

道化師のような仮面。決して強そうには見えない姿とのギャップが良い。最後の爆破や花火、チャイコフスキーのBGMなどはキングスマンを思い出した。(あちらは威風堂々)
個人的な復讐のためかと思いきや、変わっ
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ロックバスターの男/倉庫で休暇を楽しみましょう(2015年製作の映画)

3.6

見てくれ、このロックバスターの血まみれの凛々しい顔を。

男なら誰しもアクション映画のヒーローに憧れる。困難にぶち当たったときに脳内BGMが盛り上げ、(あくまでも脳内)見事にクリアする。本人は至って真
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酔うと化け物になる父がつらい(2019年製作の映画)

3.8

映画で吹き出し。
内面を語らせるために対役がいて、外言にする。または、周りには聞こえない独り言で表現するだろうな。敢えてそれをしないのは、主人公が心に蓋をしたことだけではなく、聞いた人に異常だと思われ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.5

子供達には生き方を教えるが、子供達からは生きる力をもらう。赤ちゃんの蘇生のシーンは母子ともに助かる奇跡を観ることができて本当に良かった。

基本的にサマは笑っているところか寝ているところばかり撮られて
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.4

まるでお伽噺話。けれど、確かに人や馬との廻り合いなどの幸運はあったと思うけれど、偉業ではあれ奇跡として片付けてほしくないなぁと思う。

ジャケットといい、序盤の賑やかな十人姉弟の雰囲気といい、明るく
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.6

武術や中国人のプライドを侮辱され、イップマンが立ち上がる様式美。ワンパターンと言われてもシリーズ四作品全て見た。自分の中ではどれも4.5を超えている。何故なんだろうとふと考えた。

イップマンと互角の
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

面倒臭い熱いオヤジと、覇気のあるババアが大好物なので、タラハシーには期待していた。そして、期待どおり。こんな親父だったら本当に面倒臭いだろうなぁと思うが、実際に十年以上もゾンビに囲まれて生活をしていた>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.4

一昔前に動物占いというのが流行ったな。ちなみに自分はコアラになりたいライオンだった。レッサーパンダはいいよねぇ。二本足で立ち上がっただけで皆様の歓声があがる。

やはり最後の一分。これが状況からかとて
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.2

情けないか、惨めかどうかは本人が下を向いているかどうかで決まるのか。昔の名声にすがってエゴや執着丸出しのキートン。

本物の銃を手に取ったのは、舞台から降りる負けではなく、バードマンに一瞬ではあるが戻
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最後の試験(2019年製作の映画)

4.0

先生は、トップの三人がしたことを知っていても「Thank You」と。多分ここまで計算に入れていたな…………。残念ながら先生の姿勢は現実にはあり得ない。でも、子供達の想いや行為にはほっこりした。

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サミラ(2016年製作の映画)

4.2

不正入国をしなくてはいけないほど過酷な自分の故郷。母親が子供の未来を考えた時に、子供だけでもせめて…………と思ったのだろうか。その選択が自分の認識では正しいとは思えないけれど、移民に関する知識があまり>>続きを読む

歩けない僕らは(2018年製作の映画)

4.1

教員の友人がこんな話をしていた。教室に入ると、「あれっ、今日は機嫌が少し悪そうだぞ。」という子供達の声。前日は駐車場で車を擦れられ、彼女とも喧嘩したらしい。子供達の前ではまずはしっかりとニュートラルに>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

4.3

これって愛なのだろうか。と、ルイをずっと疑いながら観ていた。人を助けたいという信念、ローズにとって自分が必要だという思い。だが、その思いも、ローズが上り詰めていくにつれて危うくなる。
誰かが手をかけれ
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.3

人間ってこんなにも泥臭くて生臭くて弱かったっけ?

姓描写の場面も男の汚いけつがドアップで映るとエロティックではなくむしろ生臭い。男の視点になるからだろうか。

それにしても、ヨダレ、鼻水、唾と汚いこ
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

4.1

オープニングの曲はどこかで聞いたことがあると思ったら、プライマルスクリームの「カントリーガール」ね。「ロックス」の次に好きです。

自分の夢を追いかけるか、子供に夢を託すか。

どちらかひとつ、とはな
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

4.3

丁度十年前か。洋楽の色々なジャンルを聴いて飽きていた頃、ふと手に取ったのがパンテラ。イントロを聴いてずしりと五臓六腑に染み渡るビート。これがへヴィメタルか。そして…………重低音のシャウト。すげぇ。何か>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.5

もっこりきっちりの職人が好きなので、実写だけれど久々のシティハンター。

コメディパートが自分ははまらず、セクシーパートもいまいちだった。何か残念。最後のアクションシーンは良かったけれどね。

これく
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

これだけの大渋滞で、ポジティブに歌って踊れる人々は素晴らしいメンタルの持ち主だなぁと、呑気にオープニングを見た。夢を歌って踊る人々の大渋滞。

それにしても、人妻になった元彼女と旦那の前でステージでピ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.7

底抜けに明るいオープニング。そして、BGMはアース・ウィンド&ファイアーという事で、間違いなく自分の好みだと分かって期待して観始めた。

ドリスの人間性は、今まで色々な映画を見てきた中で自分の中で一番
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

4.0

腕はいい。腕はいいんだがなぁ…………という主人公のようなので手に取った。
それにしても、始めは既視感が強かった。いや、グランメゾンよりこちらが先か。

完璧主義で人間関係の不完全さを恐れている。自分の
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

実は、ゾンビ系はテーマが薄っぺらいパニック映画なんだろうなぁと避けていました。だから誰が生き残るとか、定番の役柄からも分からないためあまり予想ができずに最後まで見た。

それにしても、ママに会わせるの
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.3

夫婦やカップルで見たら、みんなが思うだろうな。

俺は逃げるのか?

信頼を得るには時間がかかるが失うのは一瞬と思っていたが、そういうことではないらしい。窮地で一瞬の判断が迫られるときに本性が出る。け
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.4

若草物語は読んだことがない。それでも、原作者の「悩みが多いから楽しい物語を書く。」との言葉を見て安心して鑑賞。映画を見て暗い気持ちになるのは自分の性分に合わない。

だがしかし、本当に約束を守るんだろ
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