ryacさんの映画レビュー・感想・評価

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https://twitter.com/yrakdosuki
なんで撃たないの? 銃はインタビューマイクじゃないんだよ

映画(139)
ドラマ(4)

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.9

都内以外では20日で上映終了館もあるってマジかよ!?

とにかく素晴らしいの一言。『桐島』『カメ止め』に次いでの日本3大青春ゾンビムービーって感じ。「人を選ぶが~」というありきたりな枕詞をつけるのも正
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

面白かったー。インド映画ならではの長尺とそれを感じさせないテンポのいい軽妙なストーリーテリング、コミカルでポジティブな多幸感あふれるノリの中に宗教やナショナリズムにまつわる問題を盛り込んでくる視野の広>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

辛い!苦しい!気まずい!

上映終了後もすぐに席を立てないほどの衝撃を受け、しばらく喫煙所でぼーっとしてしまった……

「ふるえながら生きていけ」のキャッチコピー通り、地を這って生きる二人の兄妹。
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ面白かった!!
関東大震災と朝鮮人大虐殺、天皇制の欺瞞などのテーマを真摯に、かつユーモラスに描き切り、権力構造そのものへ挑むスタンスを明確にした、まさにアナキズムそのもののような映画!
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.6

最高!
ゾンビそのものの怪物としての怖さ、極限状態に立たされた人々の描写、スピーディかつ胸を打つストーリーテリングなど、ゾンビ映画として完璧な作品なんじゃないでしょうか。

車両間を移動していくシチュ
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.0

濱田岳のナヨナヨっとした口調や立ち振る舞い、瑛太のどこか違和感のあるしゃべり方(これはのちの展開の伏線)、関めぐみの胸に一物抱えてそうな表情や台詞など、役者陣の演技がとにかく光る。

最初は「いくらな
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がっこうぐらし!(2018年製作の映画)

3.7

シネマロサにて、トークショーつきの回で鑑賞。

漫画原作のアイドル映画、というエクスキューズを抜きにしてもなかなか良かったです!リアル鬼ごっこの監督とは思えないくらい(失礼)!

ゾンビパニックものと
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愛と銃弾(2017年製作の映画)

4.6

非常にエッジの効いたエンターテインメント。
イタリアン・ノワール×ミュージカルの奇抜な組み合わせがとにかく楽しい!生活感に溢れながらも美しいナポリの風景やマフィア同士の抗争や裏切りなど、「俺たちの自慢
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.3

待ちに待ったイ・チャンドン最新作!!

開放的なのにどこか狭苦しい印象を与える舞台のロケーション、何が嘘で何が真実かわからない登場人物の言動、息を呑むような無音演出や不安感を煽られる音楽やカメラワーク
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.5

ロッキーシリーズをスクリーンで見るのは初めてだった。レイトショーだったからそこまで密度は高くなかったものの、老若男女国籍も幅広い、まさに本作を見るにふさわしい雰囲気でした!

いくつもの時代を超えロッ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

4.7

予想をはるかかに上回る良さ!!
若者たちの青春と罪と罰、見るものを飽きさせない斬新な映像表現、アッパーでダンサブルなハウスミュージックに乗せて語られる生々しいダウナーな人間模様。
形容するならまさに、
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スプリット(2017年製作の映画)

3.8

ミスターガラスに備えアンブレイカブルと連続して鑑賞。

多重人格者を演じたジェームズ・マカヴォイの演じ分けがすごい……口調や仕草の違いから潔癖症の男、信心深い女性、無邪気な子どもなど、次々にシフトする
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.6

評判の「ミスター・ガラス」を見るために鑑賞。シャマラン作品はシックスセンスしか知らないニワカですが、なんで今まで見てこなかったんだろうと思うくらいめちゃくちゃ刺さった!

シナリオそのものというより、
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.8

おもしろすぎる……!

「サスペンスかな?」→「サイコスリラー?」→「パンデミックもの?」→「オカルトホラー?」→「ゾンビ映画かよ!」→「!?!?」

ジャンルももう何だか分からない、次から次へと息も
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ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

3.6

大好きな原作を『1987、ある戦いの真実』にも出てきたカン・ドンウォン主演で!
中村義洋版も好きだけど、よりダイナミックに脚色されたこっちもかなり熱量を感じられて満足です。

大統領候補暗殺の濡れ衣を
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アストラル・アブノーマル鈴木さん(2018年製作の映画)

4.2

「患ってんの。ずーーーーーーーーっと」

群馬の片田舎で燻ってるYouTuber鈴木ララはシングルマザーの母親と引きこもりの弟とともにあまりに味気ない日々を送る。

イタくて生々しい、ダウナーな笑いが
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SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

4.5

これほどにも切ない物語だったとは……!

全体的に漂う、むなしく生々しく気まずい雰囲気はダウナーな笑いを生むと同時に実在感のある登場人物たちの行き場のない焦燥感ややるせなさを明確に表現する。

公民館
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斬、(2018年製作の映画)

4.4

刃物怖っ!暴力怖っ!人間怖っ!

ある種ワンシチュエーションものの範疇に入るのかな。登場人物は必要最低限のみ、場面の移動はほぼなし。
池松壮亮演じる主人公の葛藤、それを取り巻く周囲の人々のみにあえて焦
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キックス(2016年製作の映画)

3.5

ヒップホップ、バスケ、マリファナなどのストリート文化に彩られながら語られる青春譚。
『B』ことブランドンは幸運にも高級のスニーカーを手に入れるが、地元のチンピラに目をつけられそれを奪われてしまう。スニ
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.7

新文芸坐オールナイトにて!「怪怪怪怪物!」「ダウンレンジ」「ミスミソウ」を連続で見せられて完全にやられたメンタルを癒してくれた豪快な復讐譚。

3人の男に性的暴行を加えられたジェニファーによるリベンジ
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.4

新文芸坐オールナイトにて!
バチクソに狂った極悪田舎サイコサスペンス。ここまで悪意に振り切られるとなんだか逆に痛快。精神が不安定なときに見たら人間不信になること間違いなし。サイコーにサイテーな映画でし
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.7

新文芸坐オールナイトにて。最高かよ~!!!
今年ベスト級に好き。こんな映画を見落としていたとは……見れてよかったー!

「爆笑もののギャグ」と「胸糞悪くなるような人間描写」と「凄惨なゴアシーン」がそれ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

舞台はイタリアの避暑地、美しい映像と音楽が彩るひと夏のラブストーリー……
画面に映るものや風景、食べ物やアルコール、登場人物の立ち振る舞いや着ている衣服、発せられるセリフ、すべてが優雅で上品、とにかく
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心と体と(2017年製作の映画)

4.1

「夢の中で出会った、不器用な男女のラブストーリー」……的なあらすじだけ事前情報として知っていたため、高尚で観念的な作風なのかなーと身構えてしまったのを後悔。めちゃくちゃ響きました。

心に傷を抱えた者
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

評判に違わず非常にとんでもない。

終始嫌なことが起こりすぎて登場人物が何か行動を起こすたびに不穏な気持ちにさせられる。そのせいで上映中一切息のつく間もなく、めちゃくちゃハードな二時間を過ごしました…
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.9

あれ、なんで俺イブの夜に一人で監獄モノのムエタイ映画なんて見に行ってるんだろう……

刑務所内が舞台だけあって全体的に暗い画面や少なめの台詞、ブレの激しい格闘シーンのカメラワークなど、正直序盤は辛く感
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.7

オープンしたてのアップリンク吉祥寺にて。椅子が快適で三時間の鑑賞も快適でした。

スクリーンで見たのはこれが初めてだった。戦争映画とっても戦場の場面は全体の半分以下な構成。

あまりに凄まじい作品であ
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テル・ミー・ライズ(1968年製作の映画)

4.3

60年代に作られた反ベトナム戦争セミ・ドキュメンタリー。
前情報を入れずに観賞したため、こんなにエキセントリックで過激でトリッキーな映画だとは思わなかった……

ミュージカルみたいに突然歌い出したり、
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来る(2018年製作の映画)

4.4

オープニングからエンディングまで中島哲也節全開のホラー。
序盤の葬式と結婚式の場面から漂うなんとなく嫌な感じがそのまま増幅して怒涛の終盤に向かう構成が上手いと思った。物語運びのテンポも良くて、嫌なこと
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ギャングース(2018年製作の映画)

4.7

大傑作!!!
悪党vs巨悪のピカレスク物の構図を用いつつ、「万引き家族」のように現代日本が抱える問題に真っ向から向き合った強烈な一作。

三人の主人公サイケ、カズキ、タケオの描き方もとても熱く生々しく
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

すさまじい……さすが黒澤清。
身の毛がよだつほどの嫌な奴を見事に演じ切った香川照之、心身ともに削られている様を全身で表現した小泉今日子をはじめ、役者陣の熱演がものすごい。

ホームドラマでありながらホ
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.7

いびつで生々しく、それでいてどこか幻想的なホームドラマ。
母のために嘘をつき通そうとする父と娘と叔父。登場人物みんないい面だけでなくどこか嫌なところまで描かれていて、見ていて息苦しくなる。だからこそ人
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

半端ねぇー!こんな映画が何十年も前に存在してたなんて信じられない。今見てもフレッシュで心底ゾッとさせられるような映像の怒涛の連続っぷりに大満足!

シネマート新宿のロビーにデカデカと展示されてるだけあ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

あー、ものすごく見につまさせる……

主人公レディ・バードことクリスティンの言動一つ一つに共感したり、同情したくなったり。客観的に見たらおかしなことしてるのは分かってるんだけど歯止めがきかなくなってる
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