YUKIさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

バービー(2023年製作の映画)

3.6

バービーワールドにとどまらずリアルワールド(マテル社)にまでカチ込んで欲しかった...!期待が高すぎただけに感想はマイナスになってしまうけど、生き方も作品もかっこいいグレタカーウィグとマーゴットロビー>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

5.0

日中戦争前夜から文化大革命まで、激動の時代に翻弄された京劇俳優の人生を描いた超大作。歴史の転換機に合わせるようにドラマはダイナミックに動くけど、そこにいる3人の感情は繊細で丁寧。もう本当に素晴らしすぎ>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.1

ずっと楽しみにしてたやつ
(自称)ラブコメ評論家的にかなり高得点
サクッとみられる軽いラブコメ最近不発多いなか久しぶりのヒットだった
なんせ2人ともセクシーなのでキュンキュンするよねぇ
後半はもうちょ
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

4.0

ラームチャランが俳優としての転換期だったというこの作品。80年代に実際に起こったカースト上位襲撃を題材にした重めなテーマなのに、エンタメ要素(踊りまくる)とサスペンス要素(胸熱)が絶妙な塩梅で盛り込ま>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.3

2分経つと2分前に戻ってしまう超短時間タイムループ。物語のほとんどがループしながら起こるのでおそらく20〜30回はループしたはず、それゆえに旅館の間取りも完璧に頭に入ってしまう。かつ、登場人物全員がタ>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

3.7

母親が放置して腐っていく魚はソールで、犬に襲われ殺処分される羊はクリスティアンなのか。閉塞的な村で思春期を迎え苦悩を抱える子どもたち、甘酸っぱくて美しくてでもそれ以上に息苦しい。自立したくてもできない>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.4

可愛いおばあちゃんが頑張ってるってだけでちょっとウルウル来た。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

3年前顔のシミを全部とって以来UVケアに過敏になり、他人の日焼けした肌を見るだけで自分も焼けた気になってヒリヒリする。娘にだけ日焼け止めを塗り、自分はジリジリ焼けていく肌と重なる、怪我した腕、血が出る>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.4

自分は誰かの怪物で、怪物と思っていた相手も人間で。そんな複雑さと坂本龍一の「hibari」の調和が素晴らしすぎる。

「男らしく」「幸せな家族」「普通の結婚」大切な我が子や生徒を想ってと無自覚に発する
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辻占恋慕(2020年製作の映画)

3.0

「何も残らない人生を恐れてちゃダメよ、人生は人生なんだから」ってカッコいい元カノからの超金言もらった後にすること、それかい!!!!!!

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.5

何も言えない主人公が被害者のように見えるけど結局言えない人って責任を人に押し付けて身勝手でしかなくて、それを日本人だからって片付けるのはう〜んだけどラストの2人の演技はすごかった

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.8

実際の事件を調べれば調べるほど腑煮えくり返りそうな思いが込み上げてくるけど、感情や暴力に頼らずひたすら議論を重ねて一つを結論を出す過程が本当に素晴らしい。彼女たちの場合は自分たち以上に子どものことを考>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.2

オープニング始まった瞬間、あ〜なんでこれ映画館で観んかったんやろ〜って後悔と、これは絶対におもろい!という興奮と、そこから2時間が一瞬!

結果わかってるのにここまでスリル満点なのほんとベンアフすげ〜
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.2

哀ちゃんに蘭姉ちゃんに園子にベルモットにキールに、ひたすらにシスターフッドを感じられたのが最高だった。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

「女同士で闘ったり、自尊心をすり減らす必要ないじゃないですか」というセリフ通り女性同士のドロドロが一切ないのが良かった。誰からも消費されない自立した女性であるための連帯、超大事。

中学生の女の子みた
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Red(2020年製作の映画)

3.3

夫役の間宮より不倫相手役の妻夫木より、先輩役の柄本佑の色っぽさが一番刺さりました。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

女性が闘えるようになったこの時代に、闘うことは大切だし、闘わないといけないときもあるんだけど、そうでない選択肢をそっと与えてくれる人がそばにいるってなんであったかいんだろうと号泣してしまった。それもこ>>続きを読む

ベスト・キッド3/最後の挑戦(1989年製作の映画)

3.0

ミヤギさんの師匠感薄れてしまうと、一気に白けちゃうわね
ダニエルは今回も安定のチャラ男ぶりを発揮

ベスト・キッド2(1986年製作の映画)

3.2

クミコどんだけ髪の毛ボサボサなん
Glory Of Loveの壮大さにアンマッチすぎてもはやおもろい
にしてもピーターセテラは1曲で映画並みのパワー持ってるよね

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.5

ロッキー1ばりにカラテせんやん!
ほんで節子、それカラテちゃう!
って感じやけど、時代が雑音を黙らせる

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

3.0

倫理観がバグりすぎてこれが現実なのがまだあんまり受け止められていない
もはや関心も持てないあたり自分ってつくづく感情型の人間だ

エンドロールが怖過ぎるのよ...

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

Disney+にてやっと見れたシリーズ
後半泣きすぎて感想は忘れた

彷徨い(2023年製作の映画)

3.4

最初はジョーダンピールっぽい!(ほぼ丸パクリ)とワクワクするも、それ以上の深みがなくてちょっと残念...!黒人による黒人差別はこれまで見たことなくて斬新だし「父親であれば責められないのに母親だと責めら>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

スターと切っては切り離せない悪徳マネージャーやら薬やら女関係やらお決まりパターンだけど最後の最後までずっとしんどいのに150分はちょっとなぁ...
彼が一番キラキラしていたであろう時も落とし穴が見え透
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.4

ずっとずっと観たかったけどDisney +しか配信なくてDisney +には1円課金したくないという謎信条のもと我慢していたけどパートナー加入にあやかってしまいました

悪気なくゲイをいじる男性性強い
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

4年前に版権切れ国内ラスト上映を観に行き、もう2度とお目にかかれないのではと思っていたけれどこんなに早くしかもシネコンの大スクリーンで観られたことに感謝しかない
リアルに今回がラストな可能性あるけど毎
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

人間関係による田舎移住失敗とか、ひろゆきやホリエモンに影響され「正論」で人を傷つける人たちとか、100年経っても変わらない人間の嫌なところが鮨詰めにされた感じでとにかく閉塞感と不快感でいっぱい

理由
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.0

あまりに間延びしすぎて途中意識飛んでんだけど起きてもそんなに状況は変わってなかった
長回しのビンやフィルム越しの風景や長い長い社会見学、目がしんどくなってしまったし、BGMもちょっと謎
キューブリック
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

亡くなった兵士が来ていた制服が洗濯され、戦いに胸を踊らせる主人公の手に渡ったとき、彼が覚えた僅かな違和感が地獄の入り口だった。

アメリカでもフランスでもイギリスでもなく、ここからわずか30年後にナチ
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.4

ここ数日でMCU見まくってるけど一番ちゃんと見た
前半何かにつけてナターシャとのラブラブ展開に持ってこさせようとするの眼福

チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

3.6

レイプや暴力、リストカットがそのまま映し出されるからかなりキツい...21世紀でもこんなことが当たり前に罷り通ってることの方が怖いけど。ダブルフェイスがとける演出がとてもよかった。コロナやウクライナ問>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.5

ヒジャブをとった女性たちによる美容院での井戸端会議という何気ない日常から垣間見えるパレスチナ問題の深刻さ。外で戦争が起こっていても、彼女たちは変わらずメイクをし、ワックス脱毛をし、髪を切る。なぜならこ>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

ある程度自分の人生の方向性が見えてきた今、自由奔放に全ての意思決定をしていたあの頃の自分がちょっと懐かしく恋しく、そして誇らしくなった。

離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.7

情熱的すぎるというか本能に従いすぎて、大事なことがちゃんと伝わらんのもったいないけど、文化の違いかな...

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.2

ギヨームブラック映画がずっとずっと観たくて、たまたま通りかかった映画館で今から上映ですよ!と言われ初鑑賞。

主人公もオチもいらない、ただただ自由な「みんなのヴァカンス」。映画館に入る前と、出た後では
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