さよなら僕のマクガフィンたちさんの映画レビュー・感想・評価

さよなら僕のマクガフィンたち

さよなら僕のマクガフィンたち

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悪人伝(2018年製作の映画)

3.9

最後の笑みは本当に戦慄で、最高でしたね。何となく、『ボーダーライン:ソルジャーズデイ』のベニチオデルトロの笑み?、つまり部屋を開けたらのシーンを思い出したりして、逃げられない、怖い、そして最高って思い>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

「もう一度家族になりたい」

プレイリストムービーと言われるが、その軽薄な印象に反し、流れる音楽は内向的なものばかりだ。
この映画において、フランクオーシャンやレディオヘッドやアニマルコレクティヴだけ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

ウディアレンの新作に、猫背のティモシーシャラメはとてもよく似合っていた。
天真爛漫なエルファニングは、今年観た女優の中で最もキュートだった。
知的で生意気なセレーナゴメスが魅力的だった。

ウディアレ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.4

僕も中学高校のとき、嫌なことや辛いことがあると音楽をよく聞いていた。レッチリやオアシスやハイスタやベンジーが何を言っていたか未だによくわからないし、僕はこの映画の主人公ジャベドほど理不尽に辛い体験をし>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.3

まさに「サプライズ」的な名作。

いわゆるガスライティング的なストーキング恐怖と、透明人間の相性があうのだ。前半は『リング』などのような見えない恐怖、つまりJホラーの王道的恐怖だ。意味なく何も起こらな
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

こんなに面白かったでしたっけ?多分昔地上波放送でぼーっと見て、見た気になっていたのでしょう。初めて見た感覚でした。

2020年現在見て、尚、メッセージは痛烈である。
先日見た、『ボーダー』も『ヒック
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はちどり(2018年製作の映画)

4.7

「殴られないでね。誰かに殴られたら立ち向かって。黙っていてはだめ。」
「辛い時は指を一本一本動かすの。辛くても指は自由に動かせるって。」
「世界は不思議で美しい。今度会ったら全部話してあげる。」

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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

2.4

マードック 首を洗って待ってろよ

前作はアメリカが舞台だったのが、今回はヴェトナムが舞台。
それだからかアクションがメインとなっており、僕が1作目を観たときに思った国家への怒り(特に帰還兵に対する)
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.2

わかる。わかるんだ。

良い映画だった。どうしようもない下ネタ、ドラッグネタ満載で、「大人の世界を背伸びして理解しようとする子供」的な笑い。
ドールとキスする前に同意を得ようとする、女性にリスペクトな
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STOP(2017年製作の映画)

3.0

さすがキム・ギドク。超嫌な作品を作りますね。

はっきり言って、映画のクオリティは低いです。手が不足していたのかな?役者以外キム・ギドクってのも頷けます。
歯に衣着せぬ演出っていうんですかね。観客の想
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浜辺にて(2015年製作の映画)

2.9

20分のフランスの短編映画。
ワンカット(風?)で音楽なし。様々な人のたわいもない浜辺での会話、やりとり。
しかし、すぐそこでは強姦。聞こえてないのか、聞こえてないフリをしているのか。
この映画をみて
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ランボー(1982年製作の映画)

3.8

「何も終わっちゃいない! 何も! あの戦争は続いている! 俺にとっちゃ今でも!」
「戦場ではヘリを飛ばし、戦車を走らせた。100万ドルの武器を任された。それがここでは駐車係の仕事すら無いんだ!」

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』とはよく言ったもんだ。秀逸な邦題ではなかろうか。

この映画のテーマの1つは、「経済」である。
ー女性は1人では稼いでいけない。
ー結婚は自分の経済の
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若草物語(2018年製作の映画)

2.6

なるほど、若草物語を現代版にするとこうなりますね。
思ったほど悪くはなかったが、失点はないが映画としての魅力がイマイチといえばイマイチ。

音楽の使い方など、多少ウェット過ぎるところもあるが悪くない。
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映画 みんな!エスパーだよ!(2015年製作の映画)

4.0

奇抜で小難しいノワール映画って世の中の鬼才と呼ばれている映画監督の多くが作るもんだと思ってる。
そういった映画を絶賛するのは容易い。園子温にもそういった作品は多い。
しかし、こういった、超バカ、エロ映
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.5

キムギドク監督ではなく、脚本、製作総指揮、原案だと割と軽いタッチになるのかと序盤は思っていましたが、度々入る暴力シーン(赤ん坊の写真とか忘れられないイヤな絵)、残酷なストーリ展開はキムギドクらしい。>>続きを読む

(1955年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アウグストが騙し取った金を隠した意図はある程度オープンになっているが、前後の文脈から考えて、やはり被害者家族特に小児麻痺を患った娘への贖罪というか罪の意識だろう。自分の娘と重ねたのだ。
悪い奴には天罰
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(ハル)(1996年製作の映画)

3.7

素敵!

1996年っていうと、まだネットが普及する前かな?直後かな?
ネットコミュニティとメールの使い方が当時にしては画期的だったことは想像に難くない。

メールのやり取りのみで物語が進み、最後まで
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双生児 GEMINI(1999年製作の映画)

3.7

江戸川乱歩の短編小説原作の塚本晋也らしい映画と言ってしまえばそれまでだが、貧困や、別の世界で生きる自分など、近年に通じるテーマがあるという見方もできる。

貧民窟の世界観(謎の白い煙、白塗りの人たち)
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

僕が20代の女性なら、この映画を人生のバイブルだと思っただろう。
僕が60以上の映画オタクなら、トリュフォーなどの映画オマージュに数多く気づき、ノア・バームバックという新たな才能の登場に歓喜していただ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.6

今年ベスト級の作品。

見所はなんといっても全共闘随一の論客、芥登場です。2ちゃんねる創設者の西村氏を思わせる飄々とした表情と、赤ん坊にタバコ。
鋭い質問で三島を論破しようとする。対して三島は、芥と少
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若草物語(1994年製作の映画)

3.5

原作読まずに映画2作目。
思ったことは、おそらく原作にはいろんなエピソードが散りばめられていて、各映画はどこに重きを置くかなんだろうな、っていう書いてみれば当たり前のことです。

1949年版は、数多
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若草物語(1949年製作の映画)

3.4

普通に面白いですよね。何が面白いかって、やはり4姉妹の魅力。1人1人のキャラ設定は当然しっかりしているし、おそらくそれが表現できているのだと。ジョーの心の揺れ動き、恋愛でも小説でもだけど、新しく世界が>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.6

クライマックスの戦闘シーンで、ハートの「バラクーダ」が流れるのが本当に良い。

『スーサイドスクワット』で唯一よかったのは、マーゴットロビー演じるハーレイクインだった。彼女のスピンオフ映画。マーゴット
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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

4.5

今回、「ヒックとドラゴン」シリーズを映画のみですがちゃんと観ることができて良かった。本作は今年ベスト級のクオリティです。三部作の着地として申し分ない。
本シリーズは、人間とドラゴンの「共存」をテーマに
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Dragons ドラゴン・レースの幕開け(2014年製作の映画)

3.3

2でも話に出てくるドラゴンレース誕生秘話と第一回レースについての短編。
ゆくゆくは頭を継いでいくことを考えていくと、続編に対しての良いフリになっている。

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.0

前回から引き続きドラゴンとの共生や自分らしい特にリーダーシップとは何かといったテーマに続き、今回は父親を引き継げるか、母親とは、といったところがテーマ。
明確な悪役がいるところもストーリーをわかりやす
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.3

完全になめてました。かなり完璧なレベルの完成度の作品です。
おそらく2010年公開時より、多様性なり他者との共存なり色々と言われていると思うのですが、現在の方が刺さる映画ですね。

白眉なのは、ヒック
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.9

どこに着地するかわからないまま映画は進み、たどり着いた着地点は見る前の想像とは全く違うものでした。

まず基本ベースに監督の映画スキルが高いこと。例えば、夫婦の留守に侵入して操作するシーンの緊張感。見
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

3.9

ここは?クレイジーホースだ
誇りをもってご紹介します ミスター伊達男そして彼の花たち 拍手を


マフィアモノとしても、ショーマストゴーオン的な映画にしても盛り上げようと思えばいくらでも盛り上がらるは
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フェイシズ(1968年製作の映画)

3.7

倦怠期を迎えている夫婦の別々に過ごした一夜とその着地を描いた作品。
この作品の会話は多い。がほとんど意味がない。
むしろ仕草、そして顔である。それらが人物像を描く。会話とは異なる一面を描く。人物を撮る
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アメリカの影(1959年製作の映画)

3.9

「僕たちに違いはない。彼女は大切な人。すまない」

僕が見てきた映画の中でも屈指のオシャレさですね。ジョン・カサヴェテスが名匠と言われる所以がわかりました。これが監督デビュー作か。素晴らしい。

台本
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AI崩壊(2020年製作の映画)

2.3

入江悠監督作品は閉塞感と緊張感の強い好みの作品が多いのですが、この作品は全く違いますし、うーん映画として雑ではありませんか?

逃走シーンはそれなりに面白いのですが、真犯人も捻りがないし、クライマック
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メビウス(2013年製作の映画)

3.6

この映画に台詞はない。
完全にぶっ飛んだストーリーで共感はほとんどできないが、面白さ故にぐいぐい引き込まれる。抵抗不能。

キム・ギドクらしい映画であり、エディプスコンプレックスの極みのような映画であ
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魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.9

叙情的で、耽美に描かれた恋の映画。
キム・ギドクの特徴だが、台詞はほとんどない。行動によって表される愛は痛ましいほど純粋で、映画としても展開が読めずどんどん引き込まれる。
女性の一途な愛。その男性が動
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.6

未来SF、サイバーパンクに近いと思う。

それは、まずは世界観。近未来、死んだのか生きているのか曖昧な生死の境界線、ロボコップのルック(特に顔を出しておる姿)、ED-209という完全なロボット、映画内
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