「南朝鮮」と「北韓」の喜劇的な睨み合いの中に、ありぬべし、きわめて人間的なこころのドラマ。
韓国の国民映画。
現代の舞台のうえで、パンソリ芸人が、大勢の客を前に口承の実演をするところから始まる。その魂の歌声は、その映画内の客と共に、観ている者をこの豊穣の物語へ誘ってくれる。
わたしが、あるいは、あなたが、今まさに放ってしまっている光は、誰かが世紀を越えて、夢見ていたものなのかもしれない。
夢心地の素敵な二時間を堪能。タイの夜の夢の如し。
悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
このやるせないモヤモヤを
誰かに告げようか
決して決して「死なない」ための生きるという手段。
さあ、明日は誰に会おうか。
幸夫が最後に辿り着く「人生は他者だ。」という結論こそが、まさに言い訳なのである。
「人生」を生きてしまっていること自体、何かへの言い訳なくしてあり得ない。
幸夫の言い訳は、これからも末永く続くであ>>続きを読む
良い。とにかく、良い顔の男たち。
法の外を知らぬ優等生は、黙るしかない。彼女も「良い顔」になれるだろうか。