少年たちが遊びの延長で殺しに興じるという、ある意味でブラジルのリアリティを切り取ったような作品。
実弾を使って撃ち合いするなんて日本では想像もできないが、不思議とこういうメンタリティは日本でもあるな>>続きを読む
楽園を求める人間たちのコミュニティが、徐々に馬脚を現し始める様子が印象的。ラストシーンが素晴らしい。
ヒューマニスティックで教育的な映画なのに、素直に腑に落ちる、素晴らしい作品。主人公や黒人難民の心理描写もよい。
二宮くんはあえて現代的な心理を持ち込んで演技したそう。クリントイーストウッドのフェアな目線が現れている作品。
ラストシーンの主人公の表情が印象的。"cast away"された主人公は、ある意味でもう二度と元の場所には戻れないのだろう。
泣ける映画。父の考えは監督本人のものとも通じるだろう。素敵な考え方だと思う。
物は豊かで不自由ないのに、なぜか行き詰まっているように感じる、ある意味で若者らしいような心理をよく表現している作品。
ラストシーンはある種の皮肉で、主人公は決して普通の生き方には戻らないだろうとも思>>続きを読む
タルコフスキーのもので最も好きな作品。ロシア人らしい、大きな河が流れるような、壮大な作品。
一体どうやって撮ったのかわからないシーンがいくつもあるのも、映画技術に秀でた彼のよさを表現していて素晴らし>>続きを読む
ゆるゆる感がすごくいい作品。東京をひたすら散歩するというコンセプトも面白いし、自分の知った風景が出てくるのも好印象。
登場人物の本当の家庭は寒々しいのに、疑似家族がすごく家庭的になるのは、結局互いに>>続きを読む
五十嵐大介の作品が好きなので鑑賞。橋本愛がすごく可愛い。
自然や田舎の酷薄な部分、汚らしい部分の表現が少し足りないのかなとも思うが、それでもなお心洗われるようなよい作品。
コルレオーネファミリーを描いた、まるで大河ドラマのような作品。中でもパート2が最も素晴らしい。
ビトとマイケルの生涯はなぜこんなにも違うのか(時代のせい?)、考えさせられる作品。
パート2を観るた>>続きを読む
マイケル・マン監督のものでも最も好きな作品の一つ。
一晩でタクシーを使って複数人殺そうとする殺し屋など、実際にいるはずもないので、物語のリアリティを観ても仕方がない。監督から観る者へ「男らしさ」とは>>続きを読む
ハリウッド映画にも負けないくらいかっこいい作品。
登場人物が死ぬ時の余韻のなさ、エレベーターの扉がかたかた音を鳴らすシーンが凄い。
トニーレオンもフェイウォンもすごく魅力的。クランベリーズのカバーやカリフォルニアホテルも映画の印象にぴったり。
宮崎駿のもので最も好きな作品。
湯女とは売春婦を指すという話があるが、そのことはよく意識されていると思う。宮崎監督の「働くこと」への考えが示されているようにも思う。その意味で教育的な作品でもある。>>続きを読む
細田守のもので最も好きな作品。少し悲しくもあるが、10代の頃の印象を前向きに、爽やかに描いていると思う。知っている場所が出てくるのも○。
2015年の自己ベスト。真の師弟愛とは、お互いを潰さんとするほどのぶつかり合いから生まれるものかも知れない。
黒沢監督のものでもかなり好きな作品。構成はアカルイミライを下敷きにしているように思われた。音楽、というか芸術を信頼した作品。
黒沢監督のもので最も好きな作品。あらゆるシーンが絵画的。いろいろな評価があるが、希望に満ちた作品だと思う。