大学生さんの映画レビュー・感想・評価

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

2.0

確実に良かったのは、最近の映画で1番世界観がはっきりしていた点
part2だからというわけではなくて、この作品一本でも唯一無二の世界観を細部までこだわって出せていたと思う

もう一つは白黒パート
展開
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

ドゥニヴィルヌーヴを監督に起用したことが功を奏していると思う
作品の色味、テンション感、音の使い方などなど
絵で見せる代表的な監督である彼しかもう考えられないほどハマっている

流石は古典作品だけあっ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

初めに述べておきたいのだが、この映画の配給を見送る決断をした意味がわからない
確かに日本の惨状を描く描写はなく、プロモーションも日本人としてはやや違和感を持つ形ではあったが、アメリカや核兵器を賛美する
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浮き雲(1996年製作の映画)

-

職を失い紆余曲折あり、自分の店を出して客が入ってくる
これだけのことなのにこんなにも満足感があるのはなぜか

感情を排除して描かれているようで、登場人物各々は無愛想だが、映画全体としてそういうイメージ
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

-

サスペンスの教科書的作品
冒頭から巧みな映像表現の連続でラストまで抜け目がない
現代的なサスペンスを何本も見てきた上でも緊張感を感じられる展開を作ることができていたヒッチコックは、やはり神様と呼ぶにふ
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

-

間違ってカーペンターより先にこっちを見てしまった悔しい
地球外生命体のアイデアとデザインは良かったが、展開など諸々リドリースコットのエイリアンすぎる
王道と言えば王道だが、面白みはない

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

-

エンタメとしては展開が豊富でテンポも良く、各俳優の演技力が光っていた
特にディカプリオ
抑揚がはっきりしている彼の演技はしばしば役を飛び越えて作品を喰ってしまうが今回も素晴らしいものだった

シリアス
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.6

64年とは思えない素晴らしいサスペンス
エンタメ性のあるハラハラする展開から繊細な人間模様まで映し出すテクニックは流石黒澤明

開始早々から怒涛の長回しの連続でこちらまで張り裂けそうな緊張感を演出
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

perfect daysで役所広司に魅せられたので鑑賞
本作でも役所広司の演技は凄まじく、顔を画面に映さずとも良い演技ができる名優
彼のような演技ができる役者が日本に増えると、良い作品も増えてくるのか
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ロブスター(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ホテルの設定は斬新で面白い上、そこに何の変哲もない日常が存在することが、この映画のテンション感と世界観を枠組んでいる

ホテル内の恋愛は「共通点があること」が異常なほど重視されている
ホテル社長の妻へ
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

-

前後の映像の脈絡が無さすぎて理解に苦しむ
理解させようとしていないかもしれないが

絵自体は綺麗だが苦手な映画
性の描き方についても疑問が残る

フランクシナトラのFly me to the moon
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

良い。こんなに良いとも思わなかった。
これからの生き方について迷う今、この映画は僕に一つの生き方を提示した
この映画は確実に僕の生きる上での指標のような作品になるだろう

平山の生活はいつも同じだ
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

-

初ジェームズボンド
展開が一転二転、三転四転すらするボリュームと派手さはないが、華麗さを備えた無駄のない所作とイギリスならではのクサいセリフ(褒めてる)が存分に炸裂する

ダニエルクレイグがいるだけで
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

-

アメリカンニューシネマを代表する一作
内容としては面白いという訳ではないが、当時のアメリカの世相を垣間見ることができるとても良い作品
ステッペンウルフやバーズ、ジミヘンなどヒッピー文化を彩った音楽が満
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.2

面白い映画ではないと思う
見終わった直後はなぜこの作品が評価されているのか疑問だった
だが作品中でキタノが気だるそうな顔で撃った銃の弾丸が、今もずっと自分の中に残り続けている

ノマドランド(2020年製作の映画)

-

キーワードは「家」 house ではなく、home
作中、主人公も私はhomelessではなく、houselessだと語っている
ノマドにとって、とりわけ彼女にとってhomeとは一体なんなのだろうか
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.6

衝撃

光と影、音を扱うのが上手すぎる
自分も心の底では誰かを恨んでいて、それに自分が気づけていないのではと思うと怖い

作中2回登場するレストランは高部の想像の中に存在して、高部の今の心理状況を表し
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(2023年製作の映画)

-

本能寺の変周辺を描く作品は沢山あるが、改めて北野武がそれを描くということは、北野武が歴史を再定義したいという思いがあったと解釈しているが、それが作品の中から見えない
多分自分の能力不足なのだが、

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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.2

まあまあ好き
全体的に終始滑稽な雰囲気が漂い、その中で必死にラジオドラマを無事に完成させたい人々が物語られる
どれだけその人たちが頑張って、感動的な展開を生み出しても、滑稽の殻を破ることができない
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パプリカ(2006年製作の映画)

-

華やかな画面構成、やや難解なストーリーから今敏のこの作品を通して伝えたいメッセージが見えにくい
感受性が乏しい僕では、この作品を表面上でしか楽しむことができない気がしてならない

とはいえ今見ても描写
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

-

初ウェスアンダーソン
独特な色遣いで描き出される世界観は、思いの外シュールなテイストも相まって中毒性がある
ウェスアンダーソンファンが多いのも納得
意外と中身も濃く満足度は高い
現代のお伽話を見ていた
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

-

斬新で面白いけど、この手の映画は間延びが課題で、そこに向き合ってない感じがあまり好きではない

みんなでワイワイみると終盤は盛り上がり間違いなし

バックドラフト(1991年製作の映画)

-

正直舐めてました、
消防士の兄弟の胸アツ(?)展開をこれでもかと見せられるくだらないクッサい人間ドラマかと思ってました、ほんとに申し訳ない。

火を使っての撮影は俳優たちも緊張すると思うし、それを場の
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.4

物凄い
手に汗握り続けて洪水が起きる
ほんの少しの衝撃で爆発してしまうニトログリセリンを、人生終了寸前の男たちが命をかけて運ぶ映画

何が凄いかって、単なるエンターテイメントに昇華していないところ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

劇場で鑑賞
終盤みんな鼻を啜っていた
内容に対して感情的な面で対して何も感じない自分に嫌気がさすので、この手の映画は得意ではない

ディカプリオはバケモン
ビジュアルだけでなく、実力で登り詰めたと確信
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告白(2010年製作の映画)

4.4

僕、かなり好きです。
黒澤明以外の邦画を久しぶりに見たが、舐めててすいませんという感じ
練り込まれた脚本と絶妙に時系列をイジるセンスの良さ、キャスト陣の演技、素晴らしい
エンタメ性もありつつ、人間の奥
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.8

面白い!!!
やたらと多い登場人物、軽快なカット、踊り出してしまうような選曲とタイミング、ニヤリとしてしまうようなストーリー展開
ガイリッチー色全開!

同監督ではスナッチが有名な感覚があり、自分も先
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

-

あいにく、この映画の魅力を最大限に受け止められる感性と、感じたことを表現できる語彙力を持ち合わせていませんでした

でもとてもよかった

またすぐ見ます

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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ここに来て初ジャームッシュ
世界の5ヶ所の少し変わった日常を切り取って5つのオムニバス形式で構成されている
5つには5つの確固たる個性があり、一つ目は年齢と住む世界、二つ目は国籍、三つ目は人種の垣根を
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

2回目の鑑賞
鑑賞回数で作品の感想が変わる映画の代表格
1回目はよく分からないまま映画の流れに身を任せながら鑑賞
今回は冷静に要所要所を観察しながら鑑賞

良い点としては一本完結映画の割には映画の世界
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ファーゴ(1996年製作の映画)

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コーエン兄弟手がけるコメディ色強めのサスペンス
コメディと言ってもユーモアの聞いたブラックコメディなのだが、

テーマは嘘
本作で犯罪者側がついた「嘘」は一瞬で崩壊していく訳だが、この体験を観客に味わ
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エデンの東(1954年製作の映画)

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ジェームズディーンに苛立ちや苦悩を抱えた思春期の男役をやらせると右に出るものはいないという個人的な感想
ジェームズディーンをクスリーンで見るのは初めてだが、スターウォーズのマークハミル、BTFのマイケ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

映画を見れば見るほど、タランティーノの映画は面白くなっていく、気がする

本作も遊び心満載
お得意の会話劇、他映画の引用、破天荒な展開、その上豪華なキャスト陣

タランティーノはたまに歴史を改変するよ
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